2020年09月前半観たおすすめ映画(邦画・洋画)

    2020年09月前半観たおすすめ映画(邦画・洋画)
     2020年09月前半観た映画は邦画7、洋画8、計15本。

    【次点】

    『オーシャン・オブ・ファイヤー』監督ジョー・ジョンストン、2004年公開、2020/9/12掲載。
     馬と騎手の出自を重ね合わせた脚本はよくできている。アドベンチャーやアクションも盛り込まれ、砂漠の風景が雄大。大きな画面で是非。

    【次点の次点】

    『巴里のアメリカ人』監督ヴィンセント・ミネリ、1952年公開、2020/9/7掲載。
     前半のメロドラマ部分はつまらない。けど、後半のピアノ演奏とミュージカルシーンはすごい。『雨に唄えば』(2019/3/16掲載)に比べると落ちるが、見る価値はある。

    『NOBODY』監督大川俊道、1994年公開、2020/9/8掲載。
     ホラーというかサスペンス調の雰囲気でどんどん展開していく。アクションシーンももたもたせず好印象。低予算ながら最後まで見れる。

    【多分駄作】

    『金星』早送りで見たので正確な評価はできない。そのくらいの作品。

    若尾文子が若い、映画『祇園囃子』

     溝口健二監督映画『祇園囃子』(1953年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
     4:3、モノクロ。オープニングロールの間は茫洋とした画質でひどい。が、本編に入ると良くなる。右上に奇妙な印がずーっと出ている(途中で消える)。
     女子が狭い路地を歩き回り家(京都祇園の置屋)を探している。この冒頭、『青いパパイヤの香り』(2020/8/10掲載)と似ている。住み込みで働くのも同じ。
     若尾文子がめちゃくちゃ若い。酔っ払って畳の上をごろごろする身のこなしに独特なものがある。絵になる女優ではある。
     若尾の行動はまあわかる。けど、木暮実千代の行動はわかりづらい。頑なに客を取る(性的な付き合い)のを拒絶する。てっきり、好きな人がいるのかと思ったらそんなわけでもない。そういう気配すらない。
     芸者が出てくる映画は『舞妓Haaaan!!!』(2014/12/8掲載)、『舞妓はレディ』(2015/7/16)、『あげまん』(2016/8/16)などあるけど、強く推せる作品はない。こちらの知識が乏しいので遊郭との違いがまだよくわからないし(例『幕末太陽傳』2014/11/21掲載)、フジヤマ、ゲイシャの域を出てないような気がする。ま、まだまだ過去作品を見てないから思いつきだけど。
     今日の日本語。
     「ゲイシャガール」芸妓のこと。占領中のアメリカ兵による呼称。「アプレ」フランス語のアプレゲールの略。戦後派、の意。対義語はアバンゲールで、戦前派。

    郵便受けが不自然すぎる、映画『隣人は静かに笑う』

     マーク・ペリントン監督映画『隣人は静かに笑う(原題・ARLINGTON ROAD)』(1999年公開)を観た。駄作気味。見てもいいし見なくてもいい。
     ジェフ・ブリッジスの息子が裸で寝ている。まあ、そういう習慣の家もあるとは聞くけど、何か意味があるのかと疑ってしまって、ノイズになっている。
     住宅地の郵便受けが変。広々とした住宅地なのに郵便受けが集団で並んでいる。なんの意味があるの?。ジェフがティム・ロビンスの封筒を届けたり盗み見するための設定なだけ。不自然すぎ。
     銃撃戦の撮り方、今ひとつ。スローが多すぎて思わせぶり。脅かし映像にパターンがある。ショットが変わると後ろに人が立っているというシーンが二度ある。
     ティムの息子を助けたというエクスキューズがあるとは言え、ジェフを殺せば済むのでは?。ジェフの彼女殺したり、ジェフの息子を誘拐する意味がない。後に意味がある風に描いているけど、ものすごく飲み込みづらい結末。
     犯人集団の動機が意味不明。ティムは爆弾魔として個人的恨みでテロ行為に走るというのはわかる。だけど、彼を助けている仲間は何?。なんのためにティムを助けているの?。単独犯か集団組織なのかが映画のテーマにもなっているはずなのに、全然解明されない。肩透かしでつまらない。
     ジェフとジェフの彼女は宅配便のバンに金属製のケースが運び込まれるのを見ただけ。それだけでなぜ爆弾だとわかるのか?。爆弾はラストに見せるだけなので後出しジャンケンなだけ。見せ方が下手くそ。FBIのビルに突入するまでの過程も予定調和すぎてただただ白ける。自己満足な脚本。
     ジェフの家のキッチンにあるブラウン管テレビはPHILIPS MAGNAVOXだが、機種わからず。
     今日の日本語。
     「geek」卓越した知識がある人。「What kind of work do you do?」あなたはどんな仕事をしてますか?。「structural engineer」建築技師。「I work for a company.」会社勤めだ。work for a companyで、会社に勤める。
     「How do you spell "restricted"?」立入禁止のスペルは?。How do you spell?で、単語のつづりの訊き方。「compound」基地、と訳されていた。(東洋での)白人屋敷。「firework」花火。「blueprint」青焼き、青写真、設計図。
     「addition」建て増し、増築。「day care center」保育園、託児所。「radio man」通信兵、と訳されていた。無線技師。「junior discoverer troop」ジェフとティムの息子が参加している団体。ボーイスカウトのようなものという説明がある。架空の設定か?。troopで、群れ、中隊。
     「That's it.」それだ。ジェフの息子にバッテイングを教えているティムのセリフ。「Cracker Jack」ジェフが持っているお菓子。ポップコーンとピーナッツをキャラメルでコーティングしたお菓子らしい。「CLASS of '78」78年卒。卒業アルバムに書かれている。
     「right wing」右翼、右派。「The easy way.」楽な方法。「RIP」死亡、と訳されていた。rest in peaceの略。墓石にR.I.P.と刻まれていることが多い。「I locked myself out of my house.」私は自分の家から締め出された。鍵をなくして自宅に入れないことを言っている。
     「Our house is your house.」私達の家はあなたの家です、くつろいでください。スペイン語のmi casa, su casaに由来するらしい。このスペイン語は『ボーイ・ソプラノ ただひとつの歌声』(2018/3/31掲載)に出てきた。
     「BLM」米国土地管理局。Bureau of Land Managementの略。「Tell me to my face.」私に直接話せ。「OFFICE HOURS CANELLED」オフィスアワー中止。オフィスアワーとは、大学の教授が教授室にいて学生からの質問や相談を受ける時間のことらしい。
     「UNDERGROUND FIBER OPTIC TELEPHONE CABLES」地下に電話用光ファイバーケーブルあり。「pay phone」公衆電話。「You're too late.」もう遅い、手遅れだ。「Hold your fire.」撃つな。

    オペレッタって何?、映画『鴛鴦歌合戦』

     マキノ正博監督映画『鴛鴦歌合戦』(1939年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
     4:3、モノクロ。ノイズと弱いコントラストで霞のかかったような画質。
     オペレッタという歌うようなセリフと普通のセリフが混在する。ミュージカル映画のひとつなのか?。よくわからない。
     当時34歳くらいだと思われる志村喬。すでに老け役が板についている。笠智衆といい、そう見えてしまう外観や演技はすごい。
     殺陣シーンは舞台の剣劇のような作り。映像は和楽器を演奏しているのに、音はビッグバンドのようなモダンな音色。違和感はあるけど、新鮮でもある。
     映画の最後に「フィルムセンター所蔵作品」と出る。
     今日の日本語。
     「麦焦がし」大麦を炒って粉にしたもの。はったい粉。志村は骨董集めに入れ込んでいるため金がなく、米の代わりに麦焦がしで飢えをしのいでいる。「傘張り」志村の仕事。「鴛鴦(おしどり)」かも科の水鳥。夫婦仲睦まじいこと。

    砂漠と馬、映画『オーシャン・オブ・ファイヤー』

     ジョー・ジョンストン監督映画『オーシャン・オブ・ファイヤー(原題・HIDALGO)』(2004年公開)を観た。競馬、主人公と馬の出自、砂漠、アクションが程よくミックスされている娯楽作。おすすめ。
     船のシーンは合成だが、砂漠地帯に入るとモロッコロケと思われる実写。広々とした砂漠の映像はBenQプロジェクターHT2550M+ファーストスクリーンMB-80W(ビーズ)で見ると映える。
     インディアンの老女から声を掛けられるヴィゴ・モーテンセン。このシーンだけで彼は自分の出自に複雑な感情を抱えていることがわかる。ジョー、腕ある。
     主人公のヴィゴはつかれた感じやつれた感じが似合う。Peter Mensahは背が高く鋼のような肉体を持っている。ルイーズ・ロンバードは限りなくエロ怪しい。J・K・シモンズなど、癖のある俳優を集めている。
     レースに出て混血種のヒダルゴが勝つことと、ヴィゴの出自を乗り越えて成長することが等価として描かれている脚本が素晴らしい。
     砂漠の民の住居の構造を見せておいての、乗馬アクション。ゴールを通過しての海のシーンなど、観客を飽きさせない工夫が多数ある。途中、アドベンチャーやアクションがちゃんと準備されている。
     あと、変な言い方だけど馬の演技がうまい。芸達者なショットが多くある。
     ラストは、ヴィゴとヒダルゴに別々の人生(馬生?)が準備されていて、ちょっと目頭が熱くなる。
     チーターの飼われている部屋での前後の展開が意味不明なのと、アドニ・マロピスがどうやって怪我から復活できたのか、とか気になる点はある。まあ、死にかけたヒダルゴとヴィゴが何度も復活するのが最大の謎ではあるけど。
     ロケ地はアメリカのモンタナ州、サウスダコタ州、オクラホマ州、カリフォルニア州、モロッコなどと思われる。
     今日の英単語。
     「second place」二位、準優勝。「Let'er buck.」いくぞ、さあいけ。ヴィゴから馬のヒダルゴへの掛け声。「tails」(コインの)裏。表はheads。「mustang」ムスタング。アメリカの平原地帯にいるスペイン種の野生馬。「thoroughbred」サラブレッド、純血種の動物。
     「cavalry」騎兵隊。「encampment」野営地。「Carry on.」わかった、と訳されていた。carry onで、続ける。「dispatch」速達、と訳されていた。至急報、急送の公文書。ヴィゴの仕事はdispatch rider。「liver」肝臓。
     「Ocean of Fire」ヴィゴが参加することになるサバイバルレースの名前。千年以上続く毎年行われるエンデュランス馬術競技で、ペルシャ湾岸からイラク、シリア砂漠、ダマスカスまでの4800キロを走破すると説明がある。
     「impure」不純な。「Don't waste our money.」私達のお金を無駄にするな。「mixed blood」混血。「ice chamber」冷蔵庫。「slave」奴隷。「goat」やぎ。「authentic colt」本物のコルト。coltは商標で、米国銃器製造メーカーコルト社の銃器の総称。
     「Good as any.」まあね、と訳されていた。「Put that away.」それを片付けろ。put awayで、片付ける。「transit tax」通行税。「cistern」タンク、貯水槽。「Dime Library」10セント小説、と訳されていた。安価な大衆向け小説のことだと思われる。dimeで、10セント白銅貨、わずかな金。
     「dates」ナツメヤシ。「tame」飼いならす、服従させる。「skinner」皮はぎ人。「You must not give up.」諦めてはダメだ。「Lady English」英国女。「You will not defeat me.」あなたは私に勝つことはない。defeatで、破る、負かす。
    プロフィール

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    グブリー川平(かびら)
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    プロジェクター BenQ HT2550M
    スクリーン ファーストスクリーンMB-80W(ビーズ)
    ヘッドフォン BOSE Quiet Comfort 25

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