革命をおちゃらけて描く、映画『T.R.Y.』

 大森一樹監督映画『T.R.Y.(トライ)』(2003年公開、日中韓合作?)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 上海の風景から始まる。しばらく見ていると気がつくけど、リアリティーラインが低くてせっかくの海外ロケが台無し。製作側に角川とか亀山とかの名前が並んでいるので、期待するほうがバカを見る。
 刑務所?内、中庭のような場所。織田裕二の周りの咳払いがサラウンドする。ここだけめちゃくちゃリアル。
 清朝末期(1900年頃?)の上海の街並み。野外セットかスタジオセットなのか、こじんまりした中国の映画村風。清朝打倒を叫ぶ団体の隠れ家になると、舞台劇風。
 中国俳優の日本語がすごくわかりにくい。アクションシーン、何をしているのかわからないショットあり。スロー映像が無意味に長い。ラスト、色々出てきてダラダラしている。
 爆破シーンは爆風、火炎が大量に出て迫力あり。中国?のSLはレール幅が広いような気がする。
 楊若兮(ヤン・ローシー?)、日本の女優に似ているんだけどなあ、名前が思い出せない。
 エンドロールに流れる主題歌、織田の歌う「We can be Heroes」。ボーカルがすごく引っ込んで聴こえるんだけど、なんで?。撮影協力に、龍谷大学、鎌倉市役所、千葉県立房総のむら、千葉県立房総風土記の丘、横浜マリタイムミュージアム、などの名がある。
 激動の中国民衆と日本の民間人、日本軍を巻き込んだお話はスケールが大きく面白くなりそうな要素が満載なのに、製作側がいつもの邦画のノリでおちゃらけているので、映画としては箸にも棒にもかからない。
 当時は織田が主人公で行けたのかも知れないけど、今は三カ国の中で最低レベルになった。こういう内向きな映画を作っている連中が邦画界のレベルを底知れない低レベルまで落としたんだろうなあ。
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グブリー川平(かびら)
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