Fujita scale、映画『イントゥ・ザ・ストーム』

     スティーヴン・クォーレ監督映画『イントゥ・ザ・ストーム(原題・INTO THE STORM)』(2014年公開)を観た。暴風シーンは手に汗握る部分あり。ビール片手にならどうぞ。
     竜巻追跡チームは取材、アマチュアの竜巻追跡チームはYoutubeにアップするため、副教頭家族はタイムカプセル用のインタビュー映像、と、登場人物たちが自撮りしている設定。変にカメラを動かしてヤラセ映像に見えたりとかはないので、一応、この自撮り設定は飲み込める。
     サラ・ウェイン・キャリーズが持ち歩くごついノートパソコンはDELLのLatitude XT2 XFRかな。このパソコン、『インターステラー』(2019/1/2掲載)にもでてきたような。DELLはヘビーデューティー分野で売り込んでいるのか?。バンに積まれているモニターはMarshall ElectronicsのQV171X-HDSDIと思われる。ホテルのテレビはINSIGNIA。
     竜巻シーンの映像すごい。CGと合成したVFXだとわかってはいるけど、雲の様子とか、俯瞰で見た風の動きなど、自然に見える部分多め。これは一見の価値あり。ただ、車窓は明らかに合成と思われる部分と、ヘッドレストがないのは、覚める。
     それと対象的なのが、人の少なさ。主要登場人物以外のエキストラは高校生だけ。街の中の通りに人影なし。避難したのか?。その割に、避難シーンもなし。ここ結構白ける。
     風の表現で人が浮きすぎ。ドアにつかまって空中遊泳、いくらなんでもやりすぎ。そのくらい風が強いのに、風で飛ばされた破片が人体に当たるのは、映画が始まって1時間13分後。宇宙空間の小さなスペースデブリが怖いように、竜巻や台風では風に飛ばされた塵芥が弾丸のように飛び回るのが本当はすごく怖いんだとか。そこの表現は殆ど無し。
     ラストは国旗。ひえー、安直というかつけたし。国家とか全然でてこないよねえ。アメリカ保守層のバカに対するウケ狙いなのか?。
     ロケ地はアメリカのミシガン州、カリフォルニア州、かな。
     今日の英単語。
     「tornado」竜巻。「meteorologist」気象学者。「Ph.D.」博士。ラテン語のPhilosophiae Doctorの略か?。「junior」高校三年生(ただし四年制高校の場合)、sophomoreが高二。四年制高校、三年制高校で呼び名が違うらしい。本当にアメリカは面倒くさい。「principal」校長。「vice principal」教頭。「Back off me.」邪魔しないで。「daredevil」命知らず。「accomplice」共犯者。「instigator」扇動者。
     「gyroscopic stabilized camera」スタビライザーカメラ。竜巻追跡用車両タイタスのバンパー付近に設置されている球状のカメラ。ジャイロを用いてぶれない映像が撮れる。「four millimeter solid steel armor」4mm厚の鋼装甲。タイタスのボディーが強化されていると説明するときにでてくる言葉。
     「Lexan」レキサス。タイタスの窓ガラスの素材。材質はポリカーボネートポリマー。「outrigger」アウトリガー。車体からアームが伸びて接地する装置。「digital cinema camera」デジタルシネマカメラ。タイタスの小塔(turret)に取り付けられているカメラ。外観からARRIのALEXA XT Mか?。
     「How's my bug?」アリソンが娘グレイスからの電話にでたときに言う言葉。どうしたの?元気?くらいの意味だと思うけど、仕事で忙しい中、私を悩ませる娘をbugと表現したのではないかと思う(多分)。
     「paper mill」製紙工場。「varsity」代表チーム。「construction foreman」現場監督。「resident」居住者。「Radio check.」無線チェック。「Copy that.」良好。「tripod」三脚。「TWISTA HUNTERZ」ボロいピックアップトラックに書いてある。「funnel」漏斗。「This tornado just touched down.」漏斗雲の先が地面に届いたときに言う言葉。「supercell」超巨大積乱雲。竜巻の原因になる雲。「power line」電線。「We're stuck.」足止めだ。「grand」千ドル。マット・ウォルシュが弟のビデオ映像をthree grand(三千ドル)で買う約束をする。
     「CPR」心肺蘇生法。Cardiopulmonary resuscitationの略。兄が母親から習ったと言っているが、足の手当をしているだけ。アメリカでは怪我の手当とかも含まれるのか?。セリフと行動がちぐはぐ。
     「Like where?」例えばどこ?。竜巻が多発しているという話を聞いて場所を訪ねるときに言う言葉。その後、like Los Angeles.と答えている。「awesome」すげー。でた、洋画の若者言葉、頻出率第一位の単語。本当によくでてくる。「multiple vortex tornado」多重渦竜巻。作品内ではmultiple vortex touching downと言っている。「It's not working.」壊れた。
     「USDOT 82889」父親が声をかけるピックアップトラックのドアに書かれている。USDOT番号は、商用車を取り締まる米国運輸省連邦自動車運送安全局(FMCSA)が発行している番号らしい。
     「EF5」改良藤田スケールの最強段階。藤田スケール(fujita scale)は藤田哲也によって提唱された竜巻の強さを示す尺度。EF5はこれまで9例らしい。
     「SHAW COUNTY ALERT」ショー郡警報。テレビニュースに表示される。SHAW COUNTYは架空の土地なのか?。「hang on」しがみつく。「hold on」しっかりつかまる。
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    グブリー川平(かびら)
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