俳優たちも高齢化、映画『大鹿村騒動記』

 原田芳雄の遺作ということで観た映画『大鹿村騒動記』(2011年公開)。
 冒頭出てくる店員募集に応募してきた人物が男女なので見ているこちらは混乱する。後々そういう人というのがわかるのだが、冒頭で出す必要があるのか。特別、物語に絡むわけでもないのに。
 昔逃げた妻が男と一緒に戻ってきた。妻は記憶障害(認知症?)になっていた。と、物語は深刻だが音楽がひょうひょうとしていて重苦しさはない。
 リニア、地デジ、村おこしの特産品、高齢化、自然災害、と日本の田舎で起こっていることはだいたい網羅されている。
 共同体をつなぎとめているのは村芝居(三百年の伝統がある歌舞伎)であることが描かれている。観客を入れての歌舞伎シーンはライブ感があり、ちょっとした別世界。