性交感染するおばけ、映画『イット・フォローズ』

 デヴィッド・ロバート・ミッチェル監督映画『イット・フォローズ(原題・IT FOLLOWS)』(2016年公開)を観た。おばけの設定がイマイチ。見てもいいし見なくてもいい。
 ハイヒールで逃げる女。なんでわざわざハイヒール?。家から着の身着のまま飛び出したようだけど、裸足になればいいのでは?。この時点で、撮り方、ちょっと下手かな。
 REDFORDと看板が出ている建物。映画館だと思うけど、中でエレクトーンの演奏がおこなわれ、壁に浮世絵風の絵が描かれている。なんか奇妙。眼鏡の女が持っているコンパクト型の電子書籍リーダー?とか、出てくるテレビがすべてモノクロのブラウン管とか、へんてこな部分が散りばめられている。
 何気ない風景の中に何かありそうな雰囲気とか、何気ない登場人物の仕草とかの撮り方はうまい。ただし、目合(まぐわい)シーンはイマイチ。今時、シーツかぶり目合している。
 音楽やSEが変ってる。初期のアナログシンセの安っぽい音とか、打楽器の音とか、オーディオ的に面白い音多め。ただ若干、でしゃばり過ぎかな。
 とまあ、不穏な感じ、不気味な感じ、怖がらせる感じ、など、そこそこ良いんだけど、おばけの設定が中途半端で全然怖くない。
 まず、性交によるおばけの感染が生きてこない。『スピーシーズ 種の起源』(2018/5/16掲載)とか『ヒドゥン』みたいに女を武器にする場面とかがあればいんだけど、わりと消極的で思春期映画っぽい撮り方が怖さを薄めている。
 あと、おばけが追い回す理由がわからない(性交と直接関係がない)し、解決の仕方も中途半端。他人に感染させると終わりかと思えばそうでもない。だから何が解決策なのかがわからずカタルシスがない。
 ラスト、プールに家電を準備する四人。この設定が全然生きてこない。映画冒頭もプールなので何かしら水に関係するのかと思えば、何もなし。家電を準備した意味もわからず。脚本、おばけの設定に関して、ものすごく適当。
 ロケ地はアメリカのミシガン州デトロイト。
 今日の英単語。
 「What's up?」どうした?。「Idiot」白痴。ドストエフスキーの小説。「the trade game」交代ゲーム。映画館でマイカ・モンローとジェイク・ウィアリーが行うゲーム。「You are bored right now?」今、退屈なのか?。bored(形容詞)で、退屈した。「My turn.」私の番。
 「something else」何か他のもの。「Have you,,,?」あれは?、と訳されていた。目合をしたかどうかを訊いている。「PLAYPEN」ポルノ雑誌のタイトル。「super nice」立派。「NO DIVING」飛び込み禁止。
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グブリー川平(かびら)
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