2018年12月後半観たおすすめ映画(邦画・洋画)

2018年12月後半観たおすすめ映画(邦画・洋画)
 2018年12月後半観た映画は邦画4、洋画14、計18本。

【次点】

『猟奇的な彼女』監督クァク・ジェヨン、2003年公開、2018/12/17掲載。
 チョン・テヒョンの高飛車キャラと長い黒髪のアンバランスが魅力的。映画の作りが面白くしようという意欲に満ちている。ラストが無駄に長いのが残念。

『ダーティハリー』監督ドン・シーゲル、1972年公開、2018/12/29掲載。
 クリント・イーストウッドが演じるキャラハン刑事のキャラが立っていて最高。サンフランシスコの風景が高画質で美しい。

【次点の次点】

『東京喰種 トーキョーグール』監督萩原健太郎、2017年公開、2018/12/28掲載。
 俳優陣熱演。清水富美加の高飛車キャラも見ておいて損はない。けど、CGがねえ。顔のVFXはうまいのに、触手がすごく安っぽい。あと、CCGの武器。デザインがひどい。

『スキャナーズ』監督デヴィッド・クローネンバーグ、1981年公開、2018/12/31掲載。
 映画冒頭にある、頭部が爆発して散り散りになる特撮はすごい。これは必見。超能力という身体障害を描いている点はいいのだけど、社会から虐げられた感じは少なめ。顔芸多めなのも若干飽きるかな。

【駄作】『私がクマにキレた理由』『もっともあぶない刑事』

超能力という身体障害、映画『スキャナーズ』

 デヴィッド・クローネンバーグ監督映画『スキャナーズ(原題・SCANNERS)』(1981年公開、カナダ製作)を観た。人体損壊の特撮、特殊メイクは今見ても素晴らしい。最後まで見れる。
 映画冒頭、登壇するジャック・ニコルソン似のマイケル・アイアンサイド。同席している解説者の頭が吹き飛ぶ。頭だけが散り散りになる特撮はすごい。今見ても度肝を抜かれる。
 マイケル、額にガーゼ。目が描いてある。これ、手塚治虫の「三つ目がとおる」(1974年〜)のパクリだよねえ。
 超能力を示す人体損壊の特撮やメイキャップ(担当ディック・スミス)は素晴らしいけど、それ以外はだいたい俳優による顔芸。今も昔も変わらないね。
 コンピューター画面は黒い背景に緑の文字。CUIの頃だねえ。懐かしい。コンピューターをスキャナーズがスキャンする、という発想にちょっと驚いた。昔からこういう願望があったんだあ。公衆電話からコンセック社のコンピューターに侵入するスティーヴン・ラック。デジタルデータを直接人体で読み込めるんだあ。すごすぎ。『マトリックス』の前からこんなことやっていたんだあ。
 テレビでよくやる超能力番組もこのくらいの人探してきてほしいよねえ。例えば、直接、CDの信号面のピットを読み取って、音楽を口ずさむことができるとか。フォークやナイフばかり曲げないで、建築現場に行って、コンクリート造の柱や壁の中に入れる鉄筋の先端フック曲げたり、せん断補強筋の鉄筋を曲げてほしいよねえ。そういう超能力者が出ていたらテレビ見るけど。
 タクシーのフロントナンバープレートがない。アメリカ、本当に多い。
 ロケ地はカナダのオンタリオ州トロント、ケベック州、などと思われる。
 今日の英単語。
 「EPHEMEROL」エフェメロル。ルース博士が開発したと言われる妊婦用の睡眠薬。が、副作用があり。スキャナーズの能力を抑制する効果がある。
 「CONSEC」コンセック社。ルース博士がいる会社。ロケ地はモントリオールにある1000 Avenue St Charlesと思われる。
 「crystal clear」鮮明。この単語、洋画にちょくちょく出てくる。「E.S.P.」超感覚的知覚。extrasensory perceptionの略。「freak of nature」普通と違う人、変わり種。「weak」弱い。「My art keeps me sane.」彫刻が正気を保つ、と訳されていた。saneは正気の、健全な、の意。
 「BIOCARBON AMALGAMATE」生化学研究所。エフェメロルを製造している場所。ロケ地はCharles j. Des baillets water treatment plantかな。water treatment plantは浄水場と思われる。
 「DELIVERY」出荷。「CONFIRMED」確認。「NO ADMITTANCE」立入禁止。「computerized」コンピューター化。「What's going on?」どうした?。「destruct」自爆。「RADIO TAXI」無線タクシー。「I guess so.」たぶんね。「unborn child」お腹の中の子供。「You can make it.」しっかりしろ、と訳されていた。「keep on ice」棚上げしておく。「garbage」生ゴミ、残飯、がらくた。「scum」人間のクズ、ごくつぶし。「kid brother」弟。「side effect」副作用。「bring someone to his knees」服従させる。

ウスネオイデス?、映画『恐怖の岬』

 J・リー・トンプソン監督映画『恐怖の岬(原題・COPE FEAR)』(1962年公開)を観た。モノクロ。サスペンス部分、微妙。見てもいいし見なくてもいい。
 前科者のロバート・ミッチャムと弁護士のグレゴリー・ペックの対決を描く。人権を盾にするロバートを逮捕できない警察。この辺、『ダーティハリー』(2018/12/29掲載)と同じ構図。
 登場人物の行動が微妙に変。ロバートがストーカー行為をしているのがわかっているのに、グレゴリーの妻ポリー・バーゲンはゆっくりお買い物(映像はない)。そのせいで娘が危ない目にあう。緊張感がなさすぎ。見せ方もうまくない。
 夜、ポリーが目覚めるとベッドの隣に夫がいない。娘もいない。こわごわ下に降りると、娘は台所、夫は庭で警察官と立ち話。うーん、妻、眠りが深すぎ。他の家族は起きたのに、ぐっすり寝込んだのかな。怖がらせシーンを撮りたいだけなのがまるわかり。
 アメリカのノースカロライナ州にあるCAPE FEAR RIVER。ワライカワセミの鳴き声、エアプランツのウスネオイデス?が川沿いの森の中のあちこちに垂れ下がっている独特な景観。見慣れない船首船尾ともに平らな小型ボートが出てくる。
 夜、ハウスボートに潜んでいるポリーと娘。ボートのエンジン音が小さく聞こえる。警戒する二人。近づいてくるエンジン音、桟橋に接岸する音。ドアをゆっくり開けると、夫のグレゴリー。ここも行動が変。音が聞こえた時点で、窓から外覗くべきだよねえ。それに夫は帰ってくるという予定(作戦)だよねえ。ここも怖がらせ映像を撮るためだけのシーンなのがまるわかり。場面設定が安直。
 ハウスボートが動き出すシーン。ロバートに裏をかかれて慌てて駆け出すグレゴリー。急に保安官事務所の人(sheriff's office)のカーセックを探すグレゴリー。うーん、これまた行動が変。ハウスボートに妻が乗っているわけでしょう。万難を排してまずハウスボートに向かうべきでは?。カーセックがどうなったか、この時点でグレゴリーは知らないはずだし(映画の観客は殺されたことを知っている)。色々、穴、多すぎ。
 刑事コジャックのテリー・サバラスが私立探偵役で出ている。久しぶりにテリーを見た。
 裁判によるセカンドレイプの話が出てくる。1962年で語られているのは先見の明があるかも。それ以外は普通の作品。
 今日の英単語。
 「superior court」法廷、と訳されていた。法廷はcourt。高等裁判所、のことらしい。ただし、警察と同じで裁判所も呼び名が各州でまちまちなんだって。本当に、アメリカ、面倒くさい。
 「TRI-SEASONS」第三期。ボーリング場に掲げてある横断幕に書いてある。tri-は3を表す接頭辞。「dock area」波止場。「My family's home alone.」家には家族だけだ。ここでいう家族は妻と娘のこと。home aloneは(主に子供が)家に独りで残されること、の意。『ホーム・アローン』(2018/1/1掲載)で覚えた単語。「good barker」よく吠える犬。グレゴリーが犬のマリリンを褒める言葉。
 「Are you trying to pick me up?」誘っているの?、と訳されていた。文面通り訳すと、あなたが私を迎えに来てくれるのか?。「How much do you want?」いくら欲しい?。「financial help」経済的援助。「Forget it.」ならいい、と訳されていた。注文を取り消すときの言葉。「I'll kill you off.」お前を殺す。「charming story」面白い話。「no deal」取引なし。「airtight」すきのない、完璧な。グレゴリーがロバートに仕掛ける作戦のことを言っている。
 「the Chinese death of a thousand cuts」中国の千人切り、と訳されていた。中国で行われていた処刑方法のひとつ凌遅刑(りょうちけい)のことを指していると思われる。
 「pioneer stock」開拓者の血筋。stockは血統、家系、の意。「cast off」出航する。

キャラが立っている、映画『ダーティハリー』

 ドン・シーゲル監督映画『ダーティハリー(Dirty Harry)』(1972年公開)を観た。美しいサンフランシスコの風景、きっちり決まった主人公のキャラクターと見ごたえあり。
 屋上プールで泳いでいる女。スコープから見える映像は正面向きなのに、撃たれるのは背中。VFXとかない時代だから、今見ると雑に見える。
 アメリカのカリフォルニア州サンフランシスコ。デジタルリマスターと思われるシャープな画質で町並み、建築群が素晴らしい。夜の繁華街を車で流すクリント・イーストウッドとチコ・ゴンザレス。ドキュメンタリーを見ているような空気感。何気ない映像に、ドン、腕あるなあと思わせるものがある。
 ビル越しのスコーピオンとクリントとの対決。スコーピオン、自動小銃を持っている。うーん、ここ若干奇妙。狙撃で人を殺すはずなのでは?。スコーピオンは何で自動小銃持って屋上にいるの?。ここ、見せ場づくりのためで前後の整合性はない。
 銀行強盗を退治するシーンや、足にナイフを隠すなど、前フリが後の展開に繋がっていく。丁寧で真面目な脚本づくり。
 一両編成の古そうな電車が出てくる。巨大十字架のある丘(ロケ地はMount Davidonか?)が出てくる。
 音楽は打楽器系多め。緊張感を高めている。
 ブレスラー警部補の席の後ろにラジオが置いてある。シンプルで洗練されたデザインにみえる。調べてみたけどメーカー、機種ともにわからず。マッケイ本部長の部屋にあるブラウン管テレビはPANASONICなんだけど機種わからず。
 違法に収集された証拠は受理されない、ということになるけど、いやいやスタジアム以外にも証拠あちこちに残しているし。流石にここの展開は強引。
 主人公キャラハンのキャラ設定、持っている銃(S&W M29?)、クリントの演技、これで決まり。キャラ立ちしていて一発で覚えてしまう。銃の説明が少なめ。予想していたより、あっさりしている。
 今日の英単語。
 「inspector」刑事。「sociology」社会学。「a forty four magnum」.44マグナム。弾薬の一種を指す単語、だけど、この銃弾を使用する銃を指す場合もあり。.458 magnumという言葉も出てくる。
 「Get out of the way, hammerhead.」どけ、馬鹿野郎。夜の街、車を運転しているクリント。通行人を蹴散らすようにこの言葉を言う。hammerheadはシュモクザメ、バカ、のろま、の意。
 「SEAL OF THE CITY AND COUNTY OF SAN FRANCISCO」ビルの壁に書いてある。Thomas J. Cahill Hallがロケ地と思われる。
 「sick guy」異常者。「JESUS SAVES」神は救い給う。クリントとチコが監視業務で配置につくビルの屋上の電飾。
 「freeze」動くな。1992年、アメリカルイジアナ州で起こった日本人射殺事件で有名になった単語。「Just like a statue.」彫像みたいに。「cross」十字架。「pass out」気絶する。「groundskeeper」(競技場や公園などの)管理人、整備員。「LADIES OUT」スタジアムの通路に書かれている。調べてみたけど意味はわからず。女性専用出口?。そんなもの作ってどうする。トイレ?。わからん。
 「DISTRICT ATTORNEY」地方検事。「kick down a door」ドアを蹴破る。「evidence」証拠。
 「miranda」ミランダ警告、のことだと思われる。You have the right to remain silent.(あなたには黙秘権がある)で始まるやつね。「harassment」挑発、と訳されていた。嫌がらせ、迷惑行為、の意。
 「homicide」殺人。スコーピオンがインタビューに答えて、クリントはworks homicideと言っている。殺人課、殺人担当という意味で使っていると思われる。「mayor」市長、町長。「punk」役立たず。
 「STAR NO 2211」クリントの警察手帳に書いてある。star numberで調べても何も出てこない。刑事コロンボの警察手帳にはBADGE 416とある。警察内部で社員番号みたいなのが割り振られているのか?。表記に統一の形式とかないのかなあ。本当にアメリカの警察組織は複雑で解りにくい。

人肉食系女子、映画『東京喰種 トーキョーグール』

 萩原健太郎監督映画『東京喰種 トーキョーグール』(2017年公開)を観た。俳優陣、熱演。一応、最後まで見れる。
 窪田正孝、蒼井優の二人の出会いを丁寧に細かく描写。雰囲気もなかなかいい。で、蒼井がグールに変身した顔はVFX最高なんだけど、背中から出てくる触手が、『スパイダーマン2』(2018/3/7掲載)のパクリ風。アイディアがありがちな上、CGがしょぼいというか、実写の中で浮いている。正直、ここで集中力が明らかに半減する。ものすごーく損している。赤い目や浮き出す血管などはこの世のものとは思えぬ何か、に見えるうまいVFXなのに、空間に触手が飛び出した瞬間、作り物感が半端ない。『第9地区』(2018/3/1)ぐらいのリアリティー見せてほしい。
 窪田が人からグールであることを受け入れるまでの描写は丁寧。特に人肉食を受け入れるまでを入念に描いている(オーバアクションが若干ある)。ここがしっかりしているので、感情移入もできるし、最後まで見れる。
 清水富美加の高飛車キャラ、うまい。プライベートが話題になったこともあり、どうしても色眼鏡で見てしまう。窪田を蹴り上げて「挙動ってるんじゃねーよ」と言い放つ清水、最高。マゾヒスティックな趣味がある方は絶対この清水は見ておくべき。
 ただ、惜しむらくは、清水のお色気シーンがまるでない。窪田を気にしているんだから、シャワーシーンを入れておいての窪田がドア開ける、驚いて窪田倒れる、介抱する、おっぱいポロリとか。大泉洋たちに捕まる、実験体として手術台にのせられて、服をひん剥かれておっぱいポロリとか。あとは、、もういい?。宗教に身も心も捧げているんだから、現世のおっぱいポロリなんか、どんどんばんばんやっていこう見せていこう。それが女優としての功徳なんだから。
 グールの触手がしょぼいと書いたけど、輪をかけてCCGの持つ武器がしょぼすぎ。どうもグールを捉えて触手を武器にしているみたいなんだけど、更に見え方が違和感アリアリ。特に鈴木伸之の持つでかいマニ車みたいなやつ、何?。デザインが悪いし、どんないわれや性能があるのかも説明なし。見せ場の窪田との対決をぶち壊しにしている。ここ本当にひどい。
 相田翔子と大泉・鈴木の対決は見せない。傷ついた相田が座っているだけ。相田の触手の説明もないし、ここも見せ方、うまくない。
 ここからは気になるところを列挙。
 窪田は人とグールの特徴を持つ「ただ一人の存在」と言われているけど、別に他のグールと変わりがない。片目が赤いだけ(他のグールは両目が赤い)。臓器移植によって出現したグールということ以外に何がただ一人なのか、説明がない。だから窪田の特別感が最後まで全くない。ここ、脚本、かなり作りが悪い。
 栁俊太郎、佐々木希の活躍の場面なし。窪田のアパートを訪ねる小笠原海、なぜ呼び鈴押さない。グールは水は飲んでいいのか?。卵のシーンいらない。相田の夫の墓の設定もイマイチ。マスクがなんのためなのか説明がない。
 まあ、清水が脱ぐ脱がないことと関係するんだけど、グールはどうやって繁殖しているの?。そこを描かないとさあ、グールの生きる意味を問う上で片手落ちでしょう。やっぱり続編では目を真っ赤にした清水と窪田の目合(まぐわい)シーンが見れるのかなあ。
 今日の日本語。「驟雨(しゅうう)」にわか雨。窪田が桜田ひよりに説明する。

浅野温子の扱いがひどい。映画『もっともあぶない刑事』

 村川透監督映画『もっともあぶない刑事』(1989年公開)を観た。シリーズ化の意味なし。撮影が手抜きしすぎている。駄作。
 まあシリーズすべてに言えることなんだけど、リアリティーラインが低すぎる。例えば、銃器がたくさん出てくる。警察がアメリカのように銃を使うのは百歩譲って触れずに置くけど、その銃の説明とかはない。下手くそな銃撃戦を見せられるだけ。世界観の見せ方が、安易でチープ。ひどすぎて大人の鑑賞に耐えられない。
 邦画の駄作にありがちなんだけど、英語の曲がかかる。柴田恭兵の持つ銃の銃口が閉じている(モデルガン?)。車が片輪走行後に横倒しになるショットが頻繁にある(ワンパターン)。その片輪走行のための台が写り込んでいる。カーアクションのショットのつなぎがデタラメ。銃撃で停止したはずの車が、次のショットで動いている。スタントの吹き替えがものすごくわかりやすくばればれ。パトカーの助手席の警官が人形。逃走用の車(ポンティアック・トランザム(第二世代?))、ショットによって微妙にデザインが違う。舘ひろしの持つサブマシンガンのイングラムM11。ベルトが銃口を隠したままなのにそのまま撮影している。こんなかっこ悪い映像にOKを出す気がしれない。製作関係者にやる気がないのがまるわかり。UZIで狙撃したみたいなショットがある。短機関銃でわざわざ狙撃するの?。それで殺し屋なの?。設定がデタラメすぎ。
 舘、柴田ともに走り方が変。KawasakiのバイクKLR250に乗っていたことになっている木の実ナナ、ウインクが下手。浅野温子の髭面警官制服姿がコントっぽくて可笑しい。バラエティ、やれるかも。浅野をモノ扱いで外人に貸したり、ひどい。ちゃんとした設定があるのは真梨邑ケイぐらい。
 CAMP POWELでMPをしているマイケル・コールマン?、前田橋の上で担いだり、ジープのダッシュボードに載せているダブルラジカセ、メーカー、機種ともにわからず。舘の腕時計はORISでwaterproof anti shock 17 jewelsと表示があるも機種わからず。赤い針が日付を指し示す仕組みが面白い。VWのバスが出てくる。この車も映画によく出てくるなあ。

ミノルタと宮崎美子、映画『またまたあぶない刑事』

 一倉治雄監督映画『またまたあぶない刑事』(1988年公開)を観た。リアリティーライン、低すぎ。見てもいいし見なくてもいい。
 急に車で片輪走行する柴田恭兵。特に意味はない。神奈川県警察港警察署内部。警察署内部の人間と外部の関係者、しょっぴかれた人などでごった返している。邦画、洋画ともに警察署内はこういうざわついた感じで描くパターンがある。何の影響なのだろう?。
 ダンスクラブ。銃撃戦が起こるのに、客、座っているだけ。こんなんばっかり。飽きる。
 ショートカットの宮崎美子が出てくる。可愛い。宮崎が持つ一眼レフカメラはミノルタ。うーん、ミノルタのCM♪今の君はピカピカに光って〜、を思い出す。涙。射殺されて横たわる宮崎。撃たれたのは左乳房。細かいサービスがありがたい。
 浅野温子、エキセントリックなキャラ設定。シーンごとにファッションが変わる。物語にほぼ関わらないおまけだけど、記憶には残る。
 海の見える喫茶店内部。WURLITZER 1100と思われるレコードを再生するジュークボックスが出てくる。『トップガン』(2018/10/21掲載)にはWURLITZERの1050が出てきた。
 運転シーンなどでスタントに変わっているのがわかるけど、多くは舘ひろしと柴田恭兵がアクションをこなしている。ひっくり返った車が路面を滑走するシーンでちゃんと二人が乗り込んで撮影している。当時のカーアクションは体当たりで、迫力はある。
 瓶入りのポカリスエットが出てくる。タバコを吸う場面多め。電話は自動車電話を多様。まだ携帯電話は出てこない。駄作の条件「邦画で英語の曲が流れる」に当てはまる。
 ホテルなのに廊下に横に長い手洗い場がある。そこ学校なのでは?。急遽、美術の人が学校の廊下をホテル風に改造したのかなあ?。それにしてはバレバレなんだけど。ホテルで撮影したほうが楽なのでは?。ここのシーン、謎。
 貨物列車の運行を止めたのに、まだ爆弾にこだわる舘と柴田。爆発シーンはCG?。実写の大爆発を期待したのに、ここ拍子抜け。
 西部警察とも共通する自動車の協力は日産自動車。赤井英和が浪速のロッキー名義でクレジットされている。

映画『エイミー、エイミー、エイミー!』

 ジャド・アパトー監督映画『エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方(原題・TRAINWRECK)』(2017年公開)を観た。シモネタに笑える部分があるも、見てもいいし見なくてもいい。
 筋肉男のスティーヴンとエイミー・シューマーの目合(まぐわい)シーン。エイミーが言葉責めを求めると、スティーヴンは猥褻な単語を持ち合わせてなくて、体育会系や中国語で責めてしてしまう。ここ、ちょっと笑える。
 映画のネタもいくつか出てくる。運動中の筋肉の動きを画面にCGで映し出す装置をつけルームランナーに乗るエイミー。『ユージュアル・サスペクツ』に出たケヴィン・スペイシーの真似に笑った。
 どちらかというと醜女(しこめ)のエイミー。なのにモテまくり男に不自由はしない性生活を送っている。キャラクターもかなり自己中で、映画的に何でこれで主人公なんだよ、と文句を垂れたくなるけど、リアリティという面では高いかも。結婚詐欺とか、連続殺人犯の女の顔を見ると「何でこんな女に気を許してしまうのだろう?」「何でこんな女とわざわざ付き合うわけ?」という場合が多い。
 Billy Joelの「UPTOWN GIRL」「A MATTER OF TRUST」が使われている。George Gershwinの「RHAPSODY IN BLUE」も流れる。
 ロケ地はアメリカのニューヨーク州かな。バスケットボールの試合シーンでMadison Square GardenとThe New York Knicksが出てくる。
 今日の英単語。
 「monogamy」一夫一婦制。エイミーの父親が否定する。「S'NUFF」エイミーが働いている編集部?が出している雑誌のタイトルと思われる。「slogan」標語。Just do itというNikeの宣伝文句が出てくる。「I BLAME YOU」乞食が持っているダンボールに書いてある言葉。訳すると、私はあなたを責める。「My phone died.」(携帯電話が)電池切れだ。「CrossFit」クロスフィット。まあ、新しい体操のことかな。「bloodline」血統。「I am on your side.」私はあなたの味方。その後I'm on your team.とも言っている。「nursing home」老人ホーム。
 「Two stops.」タクシーに乗って寄るところが二箇所あるときの言い方。その後、降りるのは二人同じ場所となるので「Just one stop.」と言い直す。
 「sexual intercourse」性交。「split the bill」割り勘にする。「Scrub Area」手洗い場、と思われる。病院の廊下に書いてある。「ravioli」ラビオリ。イタリア料理の名。「intention」魂胆、と訳されていた。意図、目的、などの意。「oriental woman」東洋人、と訳されていた。エイミーがAsia(アジア人)と訂正する。「racist」人種差別主義者。「homophobic」ホモ嫌い。「luncheon」昼食会、午餐会。映画の中ではランチョンとしか訳されていなかった。エイミーがワインをガブガブ飲むのをたしなめるカルロス・ゴーン似のビル・ヘイダーがいう言葉。「DOCTORS WITHOUT BORDERS」国境なき医師団。「pick up」電話に出る。「selfish」自分勝手。「Adderall」アデロール。ADHD(注意欠陥・多動性障害)の治療薬名(商標)。麻薬として使っている。「MILF」熟女。アメリカのアダルトサイトなどで頻出する単語。Mother I'd like to fuck.の略らしい。知らんかった。「intimacy」親密。
 「You're not helpful.」助けになってない。「You are really not helpful.」あなたは特に助けになってない。
 「MTA」鉄道職員、と訳されていた。Metropolitan Transportation Authorityの略。ニューヨークの公益輸送を運営している公社のことらしい。「Don't lean into me.」寄りかからないで。エイミーが列車の中で注意される。

外人のようなスキンシップ、映画『釣りバカ日誌4』

 栗山富夫監督映画『釣りバカ日誌4』(1991年公開)を観た。本当に見てもいいし見なくてもいい。
 改めて気になったんだけど、西田敏行と石田えりの夫婦関係は外人ぽい。ものすごくベタベタしたスキンシップ。更に合体(今回は不合体)も頻繁に起こる。仕事は適当。三國連太郎のような会社人間が厳然と存在したからアンチとして描かれているわけだけど、、。今では渥美清の寅さんや西田のキャラ設定、無理だねえ。
 結婚披露宴。戸川純、和服姿で歌うシーンあり。西田が小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」を歌うシーンあり。エンドロール曲も西田が歌っている。
 和歌山県由良町の戸津井港での筏釣りが出てくる。

監禁の理由がしょぼい、映画『オールド・ボーイ』

 パク・チャヌク監督映画『オールド・ボーイ(英題・OLD BOY)』(2004年公開、韓国製作)を観た。一応、最後まで見れるけど噂ほどではない。
 『親切なクムジャさん』(2018/12/25掲載)と同じ監督はパク・チャヌク。同様、撮影はうまい。廊下での長回し格闘シーンは、スピード感はそれほどでもないけど、部分的にパンチや蹴りが本当に当たっていそう。作りの部分と生々しい部分が散見される。高校のサイトから実際の高校のグラウンドへの場面転換など、場面転換や短いショットの挟み込みなど凝っている。
 チェ・ミンシクが生きたタコを食べる踊り食いのシーン。この監督、こういう撮り方好きだねえ。今の邦画にこのエネルギーはない。韓国映画の羨ましい部分ではある。
 沢口靖子似のカン・ヘジョン、可愛い。のに、おっぱいポロリから目合(まぐわい)シーンまでこなしている。いやはや、韓国の映画、女優、腹が座っている。
 オーディオガジェットが多め。SMATのカセットテープSKが出てくる。モノラルラジカセ、オープリールデッキが出てくるもメーカー、機種ともにわからず。
 チェの高校時代。迷彩模様の上下を着ているので、てっきり軍隊に入隊するものだと思った。何でこんな紛らわしい服を着ているのだろう?。
 チェ、殺人容疑で指名手配なのでは?。警察も出てこないし、外を出歩くときも緊張感まるでなし。この辺の描き方、適当。
 単に噂を流されただけなのに、それも根も葉もないわけではない、チェが見かけた(覗いた)ことなのに、それで15年も監禁するですかあ?。うーん、種明かしがしょぼい。それと監禁ビジネスって何?。この物語の土台となる設定が飲み込みにくくイマイチ。
 ラストの雪のシーン。雪が多すぎる上にざらめ状で、氷を削っているのがばればれ。『親切なクムジャさん』より作りが荒い。

空回り、映画『親切なクムジャさん』

 パク・チャヌク監督映画『親切なクムジャさん(英題・SYMPATHY FOR LADY VENGEANCE)』(2005年公開、韓国製作)を観た。内容と映像技術がミスマッチですべっている。見てもいいし見なくてもいい。
 刑務所の塀の外、イ・ヨンエを出迎えるキム・ビョンオク?が豆腐を持っている。韓国のいわれがある行為なのか、単なるギャグなのかわからない。その後、イが光るとか、イがケーキの中に顔を埋めるとか、写真の中の人物が動くとか、ギャグっぽい映像が挟まれるんだけど、映画の内容と関係がないし、シリアスな内容とものすごい違和感がある。空回りしていてつまらない。
 場面転換のとき前の映像がドアに入り込んでいるとか、人の顔と犬との合成、合成と思われる雪が本物と見分けがつかない、など、撮影技術と編集の腕はすごくありそうなのに、お話の内容と違和感がありすぎて全くの無駄遣い。見せ方の手法が間違っている。
 自然光と思えるような照明、コントラストの高い色の濃い映像など、撮影は素晴らしいのに、もったいない。この女の犯罪を真面目に撮れば、いい映画になっていいたはずなのに。パク、自分の腕に溺れたな。自己顕示欲強すぎ。
 20分経過しても、犯罪を見せたい映画なのか、犯罪に手を染めた女の生き様を見せたいのかわからない。話の進め方が下手くそ。
 刑務所内でわざわざ字幕で説明を入れる登場人物の女たちが物語に絡んでこない。例えば、犯罪に使われる銃。普通に闇で手に入れれば、刑務所で出てくる二人の女囚はいらない。脚本、無駄が多すぎる。調子に乗りすぎ。女のナレーションの説明もいらない。
 イが男二人に暴行されるシーン。引きの映像だけど、車に投げ飛ばされたり、蹴られたり、アクションの見せ方うまい。腕あるのになあ。返す返すも残念。
 韓国のブラウン管テレビはGold StarやSummuSなど。オーストラリアの家庭にあるのはSONYのTrinitron WEGA KV-29DA65(画面サイズは不明)と思われる。イが廃校で再生に使うビデオカメラはMITSUBISHのビデオ一体形カメラS-MOVIE MV-CS3F。ビデオカセットがS-VHS-Cというところが泣かせる。
 ビデオ映像の中の犯人が首吊り状態の幼女の足場を蹴りつけると、廃校内でビデオを見ていた老女が倒れる。こういう脅かし映像は映画への集中力を削ぐだけ。本当にいらない。
 そんなの見せる暇があるのなら、イがなぜ犯人の身代わりになったのかとか、犯人をどうやって追い詰めていくのかとか、そういうところをちゃんと描け。
 雪の降るシーン。髪や顔に付いた雪が丸くなり水滴になっていく。いやはやこんなに丁寧なCG(実写なのか?)を初めて見た。邦画の雪のつもりの綿ぼこりとか、洋画のめちゃくちゃ雑なCGとかは爪の垢でも煎じて飲んでほしい。
 劇中、Antonio VivaldiやNiccolo Paganiniの曲がふんだんに使われている。

宇宙人の支配する国?、映画『スターダスト』

 マシュー・ヴォーン監督映画『スターダスト(原題・STARDUST)』(2007年公開、英・米合作)を観た。後出しジャンケンが多く、途中で飽きる。駄作気味。見てもいいし見なくてもいい。
 CGが雑な上に使いまくり。映画冒頭から映像にがっかりして飽きる。ローソク多め。ローソクが出てくる映画は大体駄作なんだよねえ。
 顔を殴られたチャーリー・コックスが顔に生肉を当てている。『キラー・エリート』(2018/12/19掲載)にも同じような処置をしていたような。患部を冷やしているのだろうか?。
 王家のルビーと星との関係がよくわからない。これってもしかして魔法の王国ストームホールドは宇宙人に支配されているということ?。これっていい話なのか?。売国奴なのでは?。
 飛行船が出てくる。技術的な説明は一切ない。雷を集める意味もよくわからない(後の前フリではある)。後出しジャンケンが多く、相当飽きる。
 星役のクレア・デインズとネズミが馬車に乗っているシーン。馬車の内部なのに揺れがまったくない。撮影、適当。ネズミにした理由が魔女側にない。クレアによる告白シーンを撮りたいだけなのがまるわかり。本当に色々適当。
 クレアの髪の毛を切り、シエナ・ミラーにプレゼントするチャーリー。行動が意味不明すぎ。気持ち悪い。ここのシーンもクレアの身に危険が迫っていることを示すだけのために撮られたのがまるわかり。お話が本当に適当。脚本、デタラメ。
 魔女たちとの対決。チャーリー、王子の一人セプティマス役マーク・ストロングの戦いを見ているだけ。チャーリー、王家の血を引いているだけに狡猾。
 映画の前半から頻出するゴーストたちが、全く何の役にも立たないし、物語に絡んでこない。本当にデタラメすぎ。
 動物たち、魔女しか襲わないし、魔女、弱すぎ。適当すぎて飽きる。
 老化を気にするミシェル・ファイファーがちょっと面白い。あと、グウィネス・パルトロー似の癖の有りそうなクレア・デインズの別の役を見てみたい。
 ロケ地はアイスランド、イギリス、パインウッド・スタジオ、などと思われる。エンドロールで急にJACQUES OFFENBACHの「CAN CAN」が流れる。この作品と何の関係があるのか?。意味不明すぎ。
 今日の英単語。
 「GROCERS」雑貨店。チャーリーの働く店の看板に書いてある。「poppycock」馬鹿げた話。語源はオランダ語らしい。「unremarkable life」平凡な人生。「cunning」狡猾な。カンニングの意味は和製英語。
 「You can help by leaving me alone.」ほっといてもらえるかなあ。『ハングリー・ラビット』(2018/12/22)ではprivacyを使っていたし、一人にしてもらうにも英語は色々な言い方がありますなあ。
 「agenda」議題、課題。「Going on and on and on.」うだうだうだうだ。going on and onでうだうだ。チャーリーがヴィクトリアの話ばかりするのをクレアが揶揄している。「lightning marshal」雷神、と訳されていた。lightningは稲妻、marshalは高官、元帥、などの意。「shooting star」流れ星。「shake, spear」振りかざす、槍。ロバート・デ・ニーロがCaptain Shakespeareと名乗っていることのもじり。

素人の世直し殺人だって、映画『ハングリー・ラビット』

 ロジャー・ドナルドソン監督映画『ハングリー・ラビット(原題・SEEKING JUSTICE)』(2012年公開)を観た。殺人を素人に任せてもねえ。見てもいいし見なくてもいい。
 駐車場での車の転落シーン。『狼の死刑宣告』(2018/11/11掲載)にも似たような描写があったような。立体駐車場でのアクション、洋画で割とよく見る。
 山車からネックレスを投げるニューオーリンズ・マルディグラのシーンがある。ニコラス・ケイジが先生をしているランパート高校、生徒が校舎に入るとき金属探知機を通らなければならない。アメリカ、荒んでいるなあ。
 飲み屋のテレビはTOSHIBAのREGZA。ガイ・ピアースの携帯電話はNOKIAのE72。
 ニコラス、河川敷沿いの道をジョギングしている。邦画ではよく見る風景だけど、洋画では初めて見たかも。
 ニコラスの運転する車、フロントのナンバープレートがない。いいのか?。調べてみると、車両管理局(DMV、Department of Motor Vehiclesの略)に登録手続きをして仮の登録証を貰えば走行オッケーらしい(ナンバープレートは後で送られてくる)。あと、フロントのナンバープレートをつけない運転手が多いらしい(違法?)。
 あと、車関係で面白いのはニコラスが通勤で使うバス。フロントに自転車を固定すことができて、客は降車後、自転車を取り外して去っていく。これは便利なのか?。何台まで積めるんだあ?。謎すぎ。
 メルセデス・ベンツ・スーパードームの中でモンスタージャム(改造ピックアップトラックによる障害物レース)のシーンが出てくる。調べてみたけどメルセデス・ベンツ・スパードームでこの競技が行われている映像はなかった。多分、ガイが出てくるドーム内でのシーンは合成と思われる。
 とまあ、前フリもきちんとしているし(配達された新聞の写真で通報されるとか)、ニューオーリンズの街の風景や舞台設定など、そこそこ面白そうなんだけど、お話は結構飲み込みにくい。
 ニコラスの妻が暴漢に襲われる。ニコラスはその犯人をガイたち組織に殺させる。で、ニコラスは弱みを握られ犯罪に巻き込まれていく。いわゆる巻き込まれ型の私刑ものなんだけど、この私刑を実行する組織の仕組みが、はっきり言ってありえない。
 ガイは指示するだけで、実行するのはニコラスみたいに恩を売って弱みに付け込んで集めた素人たち。手紙や携帯電話で指示を出して実行させるんだけど、殺人もあり。
 すごい疑問が、そんなこと素人にできる?。さらに殺人の標的になる人物の行動が読めるのなら、少数精鋭の自分たちで殺したほうがいいよねえ。だって素人だと失敗する確率高いし、参加者が増えれば増えるほど犯罪はバレやすいでしょう。とまあありえない設定な上、ガイたちは警察に捕まりません。警察にも仲間がいるから。ありえねー。みんな金も貰わず世直しのため善意で参加しているの?。映画にこういうツッコミしちゃいけないの重々承知だけど、荒唐無稽すぎ。
 ラストは、急に改心してニコラスを助けるジミーとか、「やめて」とニコラスの殺人を止めておきながら妻のローラが射殺するとか、行動がいきあたりばったりで飽きる。ダーガン警部補役のサンダー・バークレーが殺人事件を捏造するときに「ニューオーリンズだから大丈夫」みたいなことを言う。いくら何でもニューオーリンズをバカにしすぎ。
 ロケ地は当然だけど、アメリカのルイジアナ州ニューオーリンズ。
 今日の英単語。
 「babysitter」ベビーシッター。nannyとの違いを調べると、babysitterは一時的に遊び相手やお守りをするだけ。nannyはしつけや教育、住み込みで働くこともあるらしい。例『私がクマにキレた理由』(2018/12/18掲載)。
 「New Orleans Mardi Gras」ニューオーリンズ・マルディグラ。ニューオーリンズで行われるカーニバル。世界的に有名らしい。
 「PHONES OFF!」通話禁止。Marigny CHESS CLUBの店内に書かれている。「We can take care of him for you.」take care ofで解決する、処理するの意。ガイが暗に暴行犯を殺すことを言っている。「at least」少なくとも。
 「The hungry rabbit jumps.」合言葉。何度も出てくる。「GENERAL ADMISSION」一般入場料、自由席入場料。オーデュボン動物園の入り口に書いてある。「I want a lawyer.」弁護士が必要だ。取り調べでニコラスが言う言葉。
 「The day after Monday is...?」月曜の次は?。「My favorite color is...?」好きな色は?。「What the hell is this?」なんだこれは?。洋画の頻出語。強調表現ですねえ。
 「I'll give you some privacy.」私は邪魔ね、と訳されていた。電話をかけるローラの横から、話を聞かないように席を外すトゥルーディーが言う言葉。プライバシーは与えるものなんだあ。どんだけ上から目線なんだ英語は。
 「It makes sense.」そのとおりね。「truck stop」トラック・ストップ。長距離運転手のための給油所やレストランのある施設らしい。死んだ記者が貸倉庫を使っていた場所。
 「men's room」男子トイレ。「Take a leak.」小便をしろ。ニコラスがsuperdomeでガイに命令する言葉。「Please Flush Urinal」水を流してください。urinalは男性用小便器。トイレの壁の注意書き。

オープニングでネタバレ、映画『インシディアス』

 ジェームズ・ワン監督映画『インシディアス(原題・INSIDIOUS)』(2011年公開)を観た。怖さの見せ方が今ひとつ。話もありがち。見てもいいし見なくてもいい。
 オープニングロールで一軒家の中を見せる。家に関係しいること、家族に関係していることを映像で示していて、丁寧な映画冒頭だなあ、と思っていると。家の中に老女のような顔が映る。それも割とわかりやすく。ものすごーく興味半減。オープニングで正体ばらすってどういうこと?。話の進め方、見せ方、下手くそ。
 床で朝食を食べる子供を注意するローズ・バーンとパトリック・ウィルソン。外人、床で寝るのも嫌がるよねえ。必ず簡易ベッドとかキャンプに持ち込むし。地面の上に直接座ることを未開人と思い込んでいるのか?。後に、ローズ、スナック菓子の粉を床に捨てる。なるほどね、日本人と外人は床に対する考え方が違うわけね。靴で室内に上がり込むし。
 ローズ、ピアノを弾きながら歌うシーンあり。歌、うまい。
 夜なのに、家の中、あまり暗くない。ホラー映画なのにこの照明は下手。テレビドラマのような雰囲気。
 警報装置が完備しているのに、ドアを開けるのが早い。鍵とかかけないの?。細かいところで見せ方、手抜きしている。警報がなりまくっているのに、近所の人とか、警備会社の人とかも来ない。
 芳村真理似のロレインという女が現れるけど、説明がないので誰なのかがわからない。後にパトリックの母親だとわかる。説明がおそすぎる。見せ方、脚本、下手くそ。
 ローソク多め。これも駄作に多い映像。
 雰囲気作りでアナログっぽい測定機械が出てくるけど、特別役に立つわけではない。ベビーモニターという機械が出てくる。調べるとSafety 1stのGlow & Go Duo 08092と思われる。この機械の前フリがないので、ラジオだと思った。やっぱり見せ方、下手くそ。ビデオカメラはPanasonic。デジタルカメラが重要アイテムとして出てくるけど、メーカー、機種ともにわからず。
 霊界に助けに行くとか、家族が五人、心霊調査の研究者が来るとか、ガジェット類の説明が適当とか、『ポルターガイスト』(2018/4/24掲載)に設定が似ている。ご近所が騒がないバカ設定も似ている。
 パトリックが幽体離脱してあと、あの世みたいな空間に行くんだけど、その時、ちらちら現実のパトリックがソファーに座っているところを写す。ここいらない。見ているこちらの集中力がいちいち途切れる。敵が分散しているのも、散漫な印象。
 ロケ地はアメリカのカリフォルニア州ロサンゼルスかな。
 今日の英単語。
 「wax」蝋。蝋細工の果物をかじってしまうパトリックの言葉。「sheet music」(綴じられていない)楽譜。「sleepy pants」ねぼすけ坊主。◯◯pantsで〇〇屋の意。例、smarty pantsで自惚れ屋。ねぼすけはsleepy headという表現もあるらしい。「coma」昏睡。洋画の頻出語。邦画も洋画もすぐ昏睡状態になる。
 「baby monitor」ベビーモニター。カメラやマイクの付いた本体を赤ちゃんの部屋に設置して、スピーカーとモニターの付いた子機を親が持っているという使い方をするみたい。外国のサイトにはたくさんの商品が出てくる。
 「haunted」幽霊のよく出る。「PENSKE」パトリック家族が引っ越しに使う運送業者?のトラックに書いてある。調べてみると実在の会社。洋画はこいうの実在の会社を登場させることが多い。宣伝も兼ねているのか?。
 「You must be josh.」ジョシュだよねえ。自己紹介のときに、噂は聞いているけど初対面の人に言っている。「Leave the light off.」暗いままで。明るいままにしておく、は「leave a light on」。
 「lost」迷う。「I'm on your side here.」僕は君の味方だ。「astral projection」幽体離脱。「insidious entities」潜んでいる存在。エンドロールの配役に出てくる。

男根状の高麗急須の柄、映画『メモリーズ 追憶の剣』

 パン・フンシク監督映画『メモリーズ 追憶の剣』(2016年公開、韓国製作)を観た。ダラダラ長くてワンパターン、飽きる。見てもいいし見なくてもいい。
 格闘、殺陣シーン。早送りスロー、早送りスローの連続。これが映画の最後まで延々と続く。本当に飽きる。あと、『グリーン・デスティニー』(2018/3/12掲載)風のワイヤーアクションがこれまたラストまで続く。本当に竹林も出てくる。パクリすぎ。飽きる。
 すごいジャンプ力があることが前提。説明とか一切ない。仙人のような老人も出てくる。剣術、医術に長けているみたいで、死にそうな人を生き返られせる。けど、説明とかはない。すごーく飲み込みづらい。
 高麗時代という設定。服装や調度品は豪華に見える。けど、街や建物の俯瞰になるとCG使いまくり。多分、室内もCGを多用していると思われる。雪も大粒だし、細かく見ていくと作り割と粗め。
 吉行和子風のチョン・ドヨンが使う急須の手(柄)の部分が男根にそっくり。天狗の鼻のように反り上がっているし、カリのような切れ込みもある。もしかして、高麗時代の急須って、張型にも使っていたとか?。
 酔った女を開放する男。女を背中に背負う。女、ゲロを吐く。この場面、どこかで見たなあ、と思ったら『猟奇的な彼女』(2018/12/17)とほとんど同じシュチュエーション。パン監督、いろいろなところからパクリすぎ。
 話がかなり解りにくい。イ・ビョンホンがなぜ裏切ったのか、わかりづらい。どうしてイとチョンは別れ別れになって、子供が成長するまで見つからなかったのか?。全然描かれない。後半になると、急にけが人を助けに来たり、老人が師匠だったとか、後出しジャンケンの展開になる。かなり雑。
 安藤サクラ似のキム・ゴウンはアクションには向かないような気がする。キャリアウーマンの青春映画みたいなジャンルのほうがいいのでは?。
 ラスト、カメラワークもうるさいし、くどすぎる。串刺しは面白い。城の中の兵隊はどこいった?。風燈の話題が出てくるも、風燈をあげるシーンは無し。
 今日の韓国語。「만세(まんせー)」万歳。北朝鮮の映像によく出てくる。

映画は事実に基づく必要なし、映画『キラー・エリート』

 ゲイリー・マッケンドリー監督映画『キラー・エリート(原題・KILLER ELITE)』(2012年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 映画の舞台は1980年設定。街の中を走る車など、80年代ぽさがあり自然に入り込める。けど、車窓やホテルの窓の外はCG合成。これは興ざめ。多分、街の様子もCGで修正しているはず。やるなら徹底的にやってほしい。
 時代を示すためにガジェット類は多めに出てくる。携帯電話がないのでトランシーバーが活躍。MOTOROLAのGP580(と思われる)が出てくる。ジェイソン・ステイサムが使っているのはメーカー、機種ともにわからず。
 オマーンでロバート・デ・ニーロが監禁されている部屋にあるラジオはSONYの3 BAND RADIO 7R-55。イギリスで出てくるブラウン管テレビはSANYOだけど機種わからず。監視モニターはSONY。カメラはOLYMPUSのOM-2、RICOHのKR-5が出てくる。あと、ジェイソンが乗っているバイクはKawasakiのZ500(ビキニカウル)か?。80年は日本製品大活躍ですなあ。涙。
 でまあ、面白くなりそうな舞台設定ではあるけど、話の筋がよくわからない。
 まず、映画冒頭にBased on a true story(事実に基づいている)と出て、どうもSAS(英国陸軍特殊空挺部隊)がオマーンで介入した戦争のことを描いているらしいのだけど、そんな戦争のこと知らなし、映画の中でもちゃんと説明がないので、登場人物と国との関係性がよくわからない。
 だから、後に三角関係になる(実際に三人で挌闘する)、MFWICとフェザーメンとジェイソンたち殺し屋との関係性がこれまたよくわからない。
 ジェイソンはLGMトラベルという旅行会社(実は殺し屋を派遣する会社?)に勤めているのだから、黒人の男から仕事の依頼を受ければいいだけなのでは?。何でオマーンの長老にあう必要があるのだろう?。ロバートを監禁しているのもバカすぎる。責任はLGMトラベルがとるべきなのでは?。ここがいい加減なので、すごく話が飲み込みにくい。敵も散漫になっているし。
 あと、イギリス側も色々出すぎ。元SASだけならわかるけど、ファザーメンの幹部とかMFWICとか。これまた散漫になっていて、正直、飽きる。
 細かいことを言うと、車内からKR-5で写真を撮るシーン。カメラの構え方が下手くそすぎ。マニュアルカメラを使ったことないのか?。雪の中の行軍演習中の自白映像。これ誰が撮っている映像なの?。設定が適当すぎる。あと、作業員に扮している元SAS?がイヤホンをジェイソンから見える側にしているとかも、デタラメすぎ。あと、証拠残しまくっているのに警察、一切出てきません。うーん、駄作にありがち。
 トラックのラジオから流れる曲はThe Clashの「I Fought the Law」。
 ロケ地はオーストラリア、モロッコ、イギリスなど、と思われる。
 今日の英単語。
 「peninsula」半島。「touching」感動的な。「rest day」休日、安息日。「watering hole」飲み屋、酒場。「BEAR & BADGER」飲み屋の名前。badgerはアナグマの意。「ex-SAS」元SAS。洋画で頻出する接頭辞。ex-husband、ex-wifeなど。「SAS」Special Air Serviceの略。「patriot」愛国者。「committee」委員会。

ドアに遮音シートを貼ってみた。

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 上の写真はドアノブなどを考慮して遮音シートを切ったところ。大建工業株式会社遮音シート940SS(19kg/巻 厚さ1.2mm、幅94cm、長さ10m)を使った。持ち上げるとどっしりした重量感がある。音を質量で押さえ込むにはメリットだけど、ドアが重さに耐えられるかが気になる。加工は簡単だった。印刷面に軽くカッターの刃を当てると、あとは手できれいに切り取れる。ほぼ思い通りに加工できる。今回はドアの廊下側一面のみに貼り付けた。

 廊下側にノイズ源を置き、室内でHUASUNの騒音計で計測してみた。
【遮音シート施工前】
ドアを開けた状態で室内の騒音63dB、ドアを閉めた状態で室内の騒音53dB。
【遮音シート施工後】
ドアを開けた状態で室内の騒音63dB、ドアを閉めた状態で室内の騒音52dB。

 うーん、微妙。聴感上は、高域は明らかに減ったけど、低域はそのままスルーな感じ。遮音シートを貼り付けたおかげで、ドアの密閉も向上しているので、室内が静かになったことは確か。
 やはり、吸音材を遮音シートでサンドウィッチする、二重ドアにするなど、もっと工夫しないと満足できる防音、遮音は手に入らない感じ。

子守をやめればいいだけ、映画『私がクマにキレた理由』

 シャリ・スプリンガー・バーマン、ロバート・プルチーニ監督映画『私がクマにキレた理由(原題・THE NANNY DIARIES)』(2008年公開)を観た。職業の子守を描いているように見せかけているだけの駄作。
 とにかくリアリティーラインが低め。主人公のスカーレット・ヨハンソンが特別夢見がちというわけでもないのに、赤い傘で空を飛んだりする映像に何の意味もない。『メリー・ポピンズ』からの引用なのか知らないけど、子守という職業の大変さをシリアスに描こうとしない腰の引けていることを映像でごまかしているだけ。かなり悪質。
 スカーレットの行動の意味がわからない。例えばお金に困っているとか、就職に失敗したとか(面接シーンが一回出てくるだけ)、大学を卒業して子守を選択する必要性が全く描かれない。
 あと、嫌な家族を描き困難(これがたいしたことない。金持ちのバカに付き合っているだけ)にあうのだけど、それでも仕事をやめない理由が子供になつかれているから。うーん、バカすぎる。いわゆる邦画にありがちな「主人公を低能設定にして脚本の不出来をごまかす手法」の駄作。洋画にもあるんだけねえ。
 スカーレットの専門の人類学による考察みたいなのが独白で入るけど、これが全くなんにも物語に絡んでこない。それもものすごく浅い分析で鼻白む。
 監視カメラ、隠しカメラの映像を見たら、急に改心するスカーレットの雇い主のローラ・リニー。展開が簡単でいいねえ。だったら最初から改心しろ、バカ。
 ローラの家の家政婦が最初に出てきただけで、その後、全然出てこない。登場人物を使いこなせていない脚本なのがまるわかり。
 AMERICAN MUSEUM OF NATURAL HISTORY(アメリカ自然史博物館)が出てくる。
 今日の英単語。
 「nanny」子守。「CFO」最高財務責任者、Chief Financial Officerの略。「shaker」キリスト教の一派。独身、共同生活、共産主義などの教義を持っているらしい。日本だとシェーカー家具や『逃亡者』で知るぐらいか。
 「tofu cutlets」豆腐のカツレツ?。スカーレットが冷蔵庫を開けて嫌な顔をして言うセリフ。冷蔵庫の中に生うどんの袋も見える。洋画を見ていると豆腐は「健康食かもしれないけど美味しくない」というニュアンスの日本食として出てくる。例『ゾンビ・ガール』(2018/10/1掲載)、『間奏曲はパリで』(2018/10/14)。冷奴、湯豆腐に厚揚げ豆腐の美味しさを知らないなんて、外人の味覚ってバカだな。それに対して「sushi」(寿司)は好きらしい。
 「minefield」地雷原。転じて、隠れた危険の多い場所。「newbie」新人、新入り。「pay attention」よく聞いて。
 「antidisestablishmentarianism」国境制廃止主義反対。グレイヤーがlonger wordの例としてあげる単語。それに対してスカーレットは「supercalifragilisticexpialidocious」と言う。これは『メリー・ポピンズ』に出てきた曲名らしい。
 「nanny cam」ベビーシッターを監視するためのカメラ。Teddy bearの中に隠されいる。「urban myth」都市伝説。「tired」古臭い。リネットが店の雰囲気を表す単語。「round the clock」24時間。「kinky」変態の、ねじれた、ちぢれた。
 「ASAP」できるだけ早く、as soon as possibleの略。ビジネス用語らしい。「NO NANNIES ALLOWED」子守は出席禁止。allowedは、許可された。「Appplication for Scholarship」奨学金申し込み。

タイトルがうまい、映画『猟奇的な彼女』

 クァク・ジェヨン監督映画『猟奇的な彼女(原題・엽기적인 그녀)』(2003年公開、韓国製作)を観た。面白く作ろうという意欲を感じる。ラストがわかりにくいのが残念。おすすめ。
 微妙にタイトル文字が揺れている。ノイズも多め。2001年製作と思われるけどフィルムで撮っているんだあ(カメラはARRI 535?)。デジタルリマスター版はないのか?。携帯電話の音や環境ノイズがサラウンドする。
 黒谷友香と尾野真千子を足して二で割って若くしたようなチョン・ジヒョン。まあ、彼女のキャラ設定とキャスティングでほぼ成功しているような作品。忘れられないキャラと女優になること間違いなし。
 チョンの設定の中に、シナリオ作家志望というのがあって、チャ・テヒョンが原稿を読まされる。で、その原稿が映像化される。ここうまい。銃撃戦(『マトリックス』風のアクション)、時代劇の殺陣などを見せて、楽しくしようとするアイディア満載。遊園地のロープで吊り下げられるアトラクション(ダイブ・デビル?)、学生服によるダンス、電車の中のゲーム、スカッシュなど二人の見せ場多め。場面が多様で飽きさせない。
 チョンの暴力性をみせる場面で、ビンタやパンチの見せ方がうまい。あと、さすが徴兵制のある韓国(軍人、軍隊場面多め)、アサルトライフル?を撃つと薬莢が出てくる。あと、場面転換がうまい。大学を出るとすぐ遊園地のアトラクション、雨宿りのあとすぐチョンの家の中でチョンの父親の顔など、ここでも飽きさせない工夫が見られる。
 日本語とほぼ同じ発音と意味の韓国語が出てくる。あらっそ→あら、そう。どこいくのか→どこに行くのか。どりょく→努力。あと、ラブホテルと思われる部屋にヤクルトが置いてある。剣道シーンがある。
 駅の監視モニターはSONYのHR TRINITRON PVM-20M4Uと思われる。チョンの弾くピアノはSAMICK。ちなみにSAMICKは大韓民国の楽器メーカー三益楽器のことらしい。
 韓国はとにかく年齢による上下関係に厳しいようで、そんなことが伺える描写がたくさんある。チョンに年齢のことで言葉遣いを注意する。留置場内での言葉の使い方の注意。チョンの父親と酒を酌み交わすときの、両手で杯を持ち顔を背けて飲み干す。など。だからチョンのキャラの言葉遣いが生きてくる。ネイティブの人にはそうだと思う、多分。
 ラスト近く、チャがチョンが自分のことを理解してくれていることを知るシーン。ソグォンから間接的に聞かされることで、本人が今はいない亡失感が迫ってきて、ぐっとくる。ここ見せ方がうまい。
 ただ、残念なのは高台の松の木の下、タイムカプセルを埋めるエピソードから「延長戦」の話がすごくわかりづらい。まず、何で二年後なの?。まあ、後に説明はあるけど、待つ間の生活がほとんど描かれないので、正直意味不明で白ける。その後のいとこ同士だったという設定はいじりすぎ。
 ラストを大幅にカットして、100分ぐらいの悲恋にしたほうが良かったような気がする。映画は難しいねえ。
 今日の韓国語。
 「커피(こっぴぃ)」コーヒー。チョンがチャに強要する飲み物。
 「엽기적인 그녀(よっぴちょぎん)」猟奇的な。このタイトルは流石にうまい。彼女を形容する単語として意外性があり、なんだ?と思わせる。
 「소나기(そなぎぃ)」夕立、にわか雨。「夕立」という超有名な小説らしい。再現した劇中劇が出てくる。

映画『アイリス・アプフェル! 94歳のニューヨーカー』

 アルバート・メイズルス監督映画『アイリス・アプフェル! 94歳のニューヨーカー(原題・IRIS)』(2016年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 アメリカはニューヨーク在住のファッションアイコン?、アイリス・アプフェルを追いかけたドキュメンタリー映画。
 もともとは今でいうインテリアコーディネーターのような仕事をしていたよう。依頼人の要求に答えるために、昔の布地を復元したり、調度品を世界中から集めたりしていたようで、自宅や貸倉庫?に膨大な服、アクセサリー、装飾品、絵画、置物、ガラクタ?が山積みになっている。
 で、彼女のファッションが独特で美術館で個展を開いたり、テレビショッピングで服とアクセサリーの組み合わせを紹介したりと、年をとってからあちこちから引っ張りだこになったらしい。
 正直、彼女のファッションセンスには何の興味もないのだけど、人となりはかなり興味深い。まず、すごい記憶力。アルバムの昔の写真を見ながら、結婚してからの経過時間を○年○ヶ月まで詳細に答えられる。さらい膨大なコレクションの一品一品をどこでいつ手に入れたのか、そのときの状況を詳細に覚えている。
 彼女のファッションの魅力は服とアクセサリーの大胆な組み合わせのようだけど、それを裏打ちしているのは正確な記憶力。膨大なストックからどの組み合わせが成立するかを瞬時に判断していると思われ、これは正直驚いた。
 さらに、買い物。買い物好きなのはわかるけど、ちゃんと毎回値切る。値切るのはマナーと言い切る。流石に世界中で買い物をしてきただけのことはある。成金の見せかけのコレクションではなく、コレクターとしての主義主張は一貫している。
 そういえばニューヨークで絵画コレクター夫婦を追いかけた『ハーブ&ドロシー』というドキュメンタリー映画があった。ニューヨーク、夫婦、家の中にコレクションを圧縮展示、など二つの映画には共通点が多い。
 PanasonicのLCDモニターが出てくる。外観からBT-LH1700WP、LH-1760、LH-1850あたりのいずれかではないかと思われる。けど、薄く見える型番にはBT-4??と見えるような。
 今日の英単語。
 「improvise」即興でつくる。「RARA AVIS」珍しい人(もの)。rare birdとも言うらしい。「upset」怒っている、イライラした。ネガティブな感情を表現する言葉らしい。「RCA Victor」レコード会社の名前。RCAビクターのトレードマークであるニッパー(犬の名)の置物の説明のときに出てくる。

2018年12月前半観たおすすめ映画

2018年12月前半観たおすすめ映画
 2018年12月前半観た映画は邦画5、洋画11、計16本。

【次点】

『インサイダーズ 内部者たち』監督ウ・ミンホ、2016年公開、2018/12/9掲載。
 犯罪者側も警察側も成り上がることが目的で、非常にどろどろした泥臭い韓国の人間関係が描かれる。ラストの展開は読めなかった〜、悔しい。

【次点の次点】

『イコライザー』監督アントワーン・フークア、2014年公開、2018/12/2掲載。
 格闘技前、デンゼル・ワシントンが敵を観察する姿をスローで長めに撮り、アクションはほぼ瞬殺。スピーディーでスタイリッシュ。かっこいい。『キック・アス』(2018/7/2掲載)のクロエ・グレース・モレッツが大きくなっているのでびっくりした。

『それでも夜は明ける』監督スティーヴ・マックイーン、2014年公開、2018/12/4掲載。
 誘拐され奴隷として売られ働き続ける姿が淡々と描かれる。ラストに誘拐犯への仕返しとかはない。実話だから仕方がないけど。映画で実話と断るの卑怯だよねえ。自由黒人という存在を初めて知った。それだけでも見る価値あり。

『しあわせはどこにある』監督ピーター・チェルソム、2015年公開、2018/12/6掲載。
 幸せ探しのロードムービーと書くと、鼻持ちならない観客迎合映画な印象だけど、サイモン・ペグが外国で巻き込まれる事件がなかなか面白くできている。世界各地を股にかけたロケは洋画の独壇場。邦画の貧相な紙芝居とは雲泥の差。

【残念】

『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』監督ビル・コンドン、2016年公開、2018/12/14掲載。
 イギリスの田舎の風景は最高。年老いたホームズと家政婦と家政婦の息子の三人の暮らしは面白くなりそうな設定と描き方見せ方。で、期待したのだけど、出てくる日本のエピソードと回想で描かれる過去の事件がグダグダ。これ『ニュー・シネマ・パラダイス』(2018/10/20掲載)みたいに家政婦の息子の視点で描いていれば面白くなったはずなのに。残念。

【駄作】『インフォーマーズ セックスと偽りの日々』『チョコレート・ソルジャー』

ステイサムはケルト人、映画『ブリッツ』

 エリオット・レスター監督映画『ブリッツ(原題・BLITZ)』(2011年公開、イギリス製作)を観た。撮影、脚本ともに雑。見てもいいし見なくてもいい。
 ロンドン警視庁に着任したパディ・コンシダインとジェイソン・ステイサムがバディを組むことになる動機が薄い。
 黒人女性警官のエリザベス、重要人物ぽく、映画冒頭から出てくる割に全然物語に絡んでこない。犯人を追わないとか、何のために登場しているのか、彼女周りのエピソードが全く無駄。
 ジェイソンのキャラクターがただの嫌な奴にしか見えない。タレコミ屋の男をいじめた上に、情報を引き出して金を払わない。飲み屋では飲み代を払わない。など、犯罪者に厳しいというよりも庶民に警察権力を振りかざしてたかっているだけ。映画の主人公の刑事の魅力がない。
 タレコミ屋の殺人とか証拠がいっぱい残っているはずなのに、釈放されるエイダン・ギレン。パソコンで調べるだけでわかるのに、連続殺人とエイダンを結びつける捜査が遅い。あと、エイダンが墓地に来るのに監視の目をくぐり抜ける方法を見せない。かなり手抜き。
 逃走シーンの撮影、あまりうまくない。手に汗握る、ということがない。さらに、ラストの撮影がひどい。途中で、銃が変わっている。屋上でエイダンを射殺するシーン。SIG Sauer P226のはずが、横からのショットのみシルバーのリボルバー(Smith & Wesson Model 64)になっている(銃の情報はサイト「imfdb」を参考にした)。銃の撮影ミスは『PLANET OF THE APES/猿の惑星』、『アウトレイジ・ギャング OUTRAGE GANG』(2018/4/12掲載)にもある。
 ジェイソンはいつものステイサムだけど、パディやエイダンは初めて見た俳優。癖があって、演技、うまそう。
 ロケ地はイギリスのロンドンと3 Mills Studios。
 今日の英単語。
 「hurling」ハーリング。アイルランドのスポーツ。グラウンドホッケーのような感じ。ジェイソンがスティックを持っている。
 「media circus」報道合戦。「chap」男、友達。イギリス英語のスラングらしい。「bare look(ing)」ガランとした。「minimalist」最小限主義者。「extra」おまけ。
 「BALFRON TOWER」エイダイが住んでいるアパートの名前。実在するビルで、ソリッドな外観が印象的。設計はエルノ・ゴールドフィンガー。
 「You're such a dinosaur.」不器用ね、と訳されていた。dinosaurは時代遅れ、の意。『スペース カウボーイ』(2018/7/14)にも出てきた。

楽器アルモニカ、映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件』

 ビル・コンドン監督映画『Mr.ホームズ 名探偵最後の事件(原題・MR. HOLMES)』(2016年公開、米・英合作)を観た。イギリスの田舎の設定は面白いけど、その他は雑。見てもいいし見なくてもいい。
 イギリスの田舎と思われる風景。朽ちた城跡や戦闘機の残骸。農家の佇まい。絵になる。ロケ地はイギリスのイースト・サセックス州と思われる。白い崖が連続するセブン・シスターズの海岸線が非常に美しい。
 車窓の撮り方がうまい。テレビドラマ『シャーロック』もタクシーの中の撮影がうまかった。BBCが関係するとなぜきれいに撮れるのか不思議。
 アルモニカという楽器が出てくる。トンデモ音楽が好きだけど、この楽器を見たのは初めて。昔のミシン台を横に伸ばしたような外観。その上に透明な円錐を横に寝かせて足踏み?モーター?で回転させている。発音の仕組みはグラス・ハープと同じで、指との摩擦で音を出す仕組みらしい。実際の演奏シーンがないのは残念。
 日本が出てきて真田広之の登場シーンが多いけど、日本の描写がかなりデタラメ。まず、日本とされている場所が中国にしか見えない。あと、広島で顔にケロイドのある女が出てくる。被爆者設定と思われるけど、ケロイドの見せ方が下手くそで、一瞬、何?としか思えない。
 後半、かなり意味不明なシーンがある。まず、ロジャーがハチに刺されたシーン。ホームズ役イアン・マッケランが救急車を呼ぶのはいいけど、母親に隠そうとするのはどういうこと?。人命に関わることだよ。バカなのか?。痴呆が進んでいるということ?。ロジャーの母親と軋轢があるとはいえ、ここかなり飲み込みづらい。
 あと、ロジャーを刺したのがスズメバチだと判明したあとのシーン。ロジャーが襲われた蜂の巣に、普通に近づいてガソリン?撒いて火をつけている。なんで母親とイアンはスズメバチに刺されないの?。話がでたらめすぎて、スズメバチの恐怖感がないし、ロジャーが入院したエピソードが台無し。見せ方が下手すぎる。
 でまあ、最大の期待ハズレが過去の事件。痴呆と戦いながら記憶を手繰り寄せて、事件が段々と明るみになっていく展開にかなり期待しながら見るんだけど。真相がわかると、単なるイアンの恋話なだけ。取り立てて謎とかはない。かなり白ける。
 イギリスの田舎の風景、少年ロジャーとイアンとの関係、ロジャーの母親との距離感など、面白くなりそうな設定なのに、日本とか過去の話がグダグダ。この映画、『ニュー・シネマ・パラダイス』(2018/10/20掲載)みたいに、少年ロジャーの視点から描いたシャーロック・ホームズなら面白くなっていたはずなのに、惜しい。映画は難しいねえ。
 ロケ地はイギリスのロンドン、ケント州、イースト・サセックス州。
 今日の英単語。
 「VE day」欧州戦線勝利の日、1945年5月8日のこと。大勝利よ、と戦果をあげたという意味で使っている。
 「prickly ash」山椒。イアンが日本に探しに行く植物。「Zanthoxylum piperitum」山椒の学名。イアンはジャムのようにして食べている。粉山椒しか知らないのでびっくり。
 「wasp」スズメバチ。「deerstalker」鹿撃ち帽。「armonica」アルモニカ。「apiary」養蜂場。「cameo rose」カメオ・ローズ。香水の名前。依頼人の妻アンがつけている。実在の香水かどうかは不明。「iris」あやめ。「botanist」植物学者。「Amateur only.」アマチュアだけど(プロではない)。「signature」著名。「He's not looking good.」(病状が)良くない。

乞食、瘋癲、渡世人、映画『男はつらいよ 純情篇』

 山田洋次監督映画『男はつらいよ 純情篇』(1971年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 映画冒頭はシリーズ共通の川始まり。今回は空撮で江戸川?を撮っている。
 長崎ロケに出てくる宮本信子、めちゃくちゃ若い。安藤サクラに似ている。若尾文子、流石に美形。けど、この二人を抑えて可愛くて演技がうまいのが倍賞千恵子。他の演者がそれぞれのキャラを演じているのに対して、倍賞はさくらという人がいるんじゃないかと錯覚するほど。画面の中に住んでいる感じ。今回の作品は六作目。男はつらいよシリーズは渥美清が主人公だけど、倍賞を撮りたいがためにシリーズ化したのではないかと思える。
 病院の患者が女装しているとか、若干べろべろばーのギャグが入り込んでいて、笑えない。
 ラスト、駅、ホームでの渥美と倍賞の別れのシーン。電車が入ってくると、客が渥美と倍賞を見てびっくりしている。通常運行の電車を使って撮影しているよう。電車の撮り直しは大変らしいからね。
 協力は柴又神明会、五島観光連盟、福江市、玉之浦町。
 今日の日本語。
 「乞食(こじき)」調べてみるともともとは仏教用語なんだって、知らんかった。ホームレスとか呼び名を変えてメディアからは消えた言葉だけど、言葉狩りで現実が変わることはない。
 「瘋癲(ふうてん)」サイト「goo国語辞典」によると「通常の社会生活からはみ出して、ぶらぶらと日を送っている人。」のことらしい。
 「渡世人」本来は博打打ちややくざのこと。的屋の商売をしていることから渥美が自分のことを呼んでいると思われる。

見せ方がダラダラ、映画『チョコレート・ソルジャー』

 ラーチェン・リムタラクーン監督映画『チョコレート・ソルジャー』(2009年タイ製作、日本劇場未公開)を観た。お話、見せ方ともに緩慢。駄作。
 デューのいる場所がよくわからない。都会なのか田舎なのか?。場面転換すると別の場所にいる。酒に酔っている表現?。かなり意味不明。
 ブレイクダンス風酔拳風の格闘。最初はおっと思うけど、見せ方がダラダラしていて本当に長い。で、格闘とトレーニングの間、ずーっと物語が停滞する。本当に飽きる。格闘シーンを撮りたくてこの映画を作っているはずなのに、格闘すらダラダラしているように見えてくる。見せ方、下手くそ。
 海沿いの廃墟から助け出されたはずなのに、また廃墟に戻る。こういう見せ方が本当に飽きる。デューの自宅と海沿いの廃墟との地理的位置関係も全くわからない。登場人物があちこちにワープしているように見える。説明映像とか撮る気がまったくないのがわかる。
 「ローソクがたくさん出てくる映画は駄作」という格言が邦画にはあるけど、この映画にも当てはまりそう。意味のない雰囲気だけのロウソクがたくさん出てくる。引き出しの少ない素人監督にありがち。
 急にフェロモンとジャガー団(誘拐組織)の説明になる。こういうの最初から説明しないと、何と戦っているのかが観客に伝わらない。だから、トレーニングに汗を流しているデューたちを見ても、「こいつら何してるんだあ?」としか思えない。脚本も下手くそ。
 あと、他の仲間四人はそれぞれに理由がありそうだけど、デューには誘拐組織と戦う理由、動機がほぼない。サニムが好きだからついていっているだけ?。動機、弱っ。
 フェロモンの陽炎表現にCGを使っているけど、本当にこういうのいらない。ジャガー団のアジトの中の粗いCGもいらない。格闘技の肉体表現=実写、から外れていて不要。表現方法がぶれている。
 アジトの中で縛られているデューの行動が意味不明気味。縄を解き逃げ出すと、ドアをバンバン叩く。バカなのか?。何で敵に居場所を悟られるような行動をするんだあ?。ショットが変わると服装が変わっている。これまた説明映像なし。見せ方、雑というか下手くそというか。
 映画後半なのにまた新しい敵が出てくる。後出しジャンケンで飽きる。あと、後半になると、スタントなのがバレバレ。特にジャガー団のリーダー?の女。時々オカマっぽい人になる。
 深いCGの立坑がある。そこは何の施設なんですかねえ?。街の中にそんな施設がなるんですかねえ?。設定、後出しジャンケンな上にデタラメ。
 決着がつかずにだらだら格闘が続く。『イコライザー』(2018/12/2掲載)と見比べると雲泥の差。ラーチェン、映像センスないなあ。
 デューにぶら下がっているサニムとパイの位置関係が可怪しい。老婆心ながら、ラーチェン、神は細部に宿る、という言葉を座右の銘にしたほうがいいかも。
 ジャガー団のリーダー、立坑に落ちたはずなのにまた出てくる。こんなんばっかり。もう十分飽きた。もういいよ。駄作。

ペンギンとキャノーラ畑、映画『カットバンク』

 マット・シャックマン監督映画『カットバンク(原題・CUT BANK)』(2014年製作、日本劇場未公開)を観た。映画冒頭とラストがものすごく飲み込みづらい。駄作気味、見てもいいし見なくてもいい。
 映画冒頭、黄色い花が咲き乱れるキャノーラ畑の中。ビデオカメラを回しているドゥェインとカサンドラ。その後ろで殺人事件が起こる。で、その録画テープをカサンドラの父親に見せて、その後、保安官も見る。
 うーん、話がものすごく変だよねえ。ビデオテープに写っている犯人は一人。その後、保安官がダブルタイヤのフォードF350かダッジの3500だと見当をつける。ということは、犯人(後にマックとわかる)は単独犯で、車で来て、射殺したことになる。だとしたら殺された郵便配達員ジョージーの死体と車はどうしたの?。
 あと、ドゥェインとカサンドラは畑からどうやって逃げた?。車で逃げたの?。気づかれなかった?。隠れていれたの?。二人とも事件の一部始終を見ていたわけだよねえ。どうやったかを何で保安官に説明しない?。あと、何で事件のことをカサンドラの父親に先に話すの?。うーん、この映画の冒頭部、相当バカ。
 でまあ、この事件には裏があって、偽装殺人のはずが、あれよあれよという間に連鎖反応的に殺人が起きてしまう。ここのあたりは割と面白い。ものすごく分厚いレンズの眼鏡で、剥製づくりが仕事?の男ダービーが出てきて、郵便物を探し回るのも、一応、謎な感じで面白い(ただし、ダービーの目的が判明するとかなりがっかりする)。
 あと、アメリカのモンタナ州カットバンクという街の様子。先住民がいて広大な畑の広がるいかにもアメリカの田舎な感じでよい(ロケ地はカナダのアルバータ州)。街のPRのためと思われる道路脇の大きな彫像がペンギン、室内にもペンギンの置物がある。山の中の街にしか見えないけど、ペンギンと何の関係があるの?
 ジョージーの乗る郵便配達用の車。4WDと思われる外見なのにスライドドアが付いている。改造車だと思うけど、珍しい外観。ジョージー、噴霧式吸入器を持ち歩いている。喘息用の薬か?。『グーニーズ』(2018/1/20掲載)にも喘息が出てきた。洋画でよく見る。アメリカは喘息患者が多いのか?。ジョージーがマックにお金を渡すのもどうなんだあ?。主犯がお金を渡すべきなのでは?。その金は誰が工面したんだあ?。
 保安官役のジョン・マルコビッチ、事件を見聞きすると吐く。うーん、このキャラ設定は必要あるのか?。ラストの出来事と整合性がないけど?。
 ジョージーを殺し車で逃げるダービー。保安官が室内にいたとしても外の車のエンジン音に気がつくはず。だってジョージーは外の物音に気がつくシーンがあったよねえ。ダービーの車が後ろに下がっていくのはどうして?。どうやって逃げたんだあ?。脚本が下手な部分もあるけど、見せ方も説明不足、舌っ足らずの部分がある。
 ラスト、またまた意味不明。死体を撃ったら何でドゥェインを逃がすことができるのか、全く理解できない。検死で気が付かいない、みたいなセリフがあるけど、殺人現場ではバールによる撲殺なのに、週明けに調べてみたら銃殺だった、なんてことに気が付かない人がいるの?。コメディ映画でもないシリアスな作品で何でこんな間抜けなラストにするのか。こんな脚本がよくも映画化されたよねえ。映画は不思議。
 今日の英単語。
 「COLDEST SPOT IN THE NATION」国内一寒い。ペンギンの彫像の足元に書いてある。
 「USPS」UNITED STATES POSTAL SERVICEの略。アメリカ合衆国郵便公社。
 「Everybody is in everybody's business.」他人は気にしないで、と訳されていた。Everybody's business is nobody's business.連帯責任は無責任、ということわざがあるらしいけど、関係があるのか?。
 「bother」面倒。「Chamber's empty.」薬室は空。「native」ブラックフット族(blackfoot indian)のこと。
 「REWARD」報奨金、謝礼金。郵便局に情報提供の張り紙が出ていて10万ドル出すと書かれている。その調査のために「United States Postal inspector」としてオリヴァー・プラットが訪れる。それにしてもアメリカは郵便公社が懸賞金を支払うのか?。調べても関連する事柄は出てこなかった。
 「I need privacy.」二人にしてくれ、と訳されていた。「Ohio ANESTHESIA VENTILATOR」ドゥェインの父親がつけている人工呼吸器に書かれている。anesthesiaは麻酔。この機械の正確な日本語訳が見当たらなかった。
 「A forest child fuckin' mongoloid.」頭の足りない子、と訳されていた。mongoloidにはダウン症者という意味もあるらしい。「agenda」都合、と訳されていた。予定、スケジュール、の意。「I got my own agenda.」こっちにも都合がある。

海上での使用は違法、映画『釣りバカ日誌3』

 栗山富夫監督映画『釣りバカ日誌3』(1990年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 出だしから展開が非常に鈍重、リアリティーラインも低いし、ギャグやセリフもつまらない。ものすごくて低調。三作目で停滞している感じ。
 今回の釣りはヒラメ釣り。場所は星ヶ浦。地名は映画内の設定と思われる。
 五月みどりの釣りシーン。釣りがうまいという設定なのに、うまそうに見えない。船上でこわごわしている。
 戸川純、TARAKOが若い。
 パソコンは釣りバカ日誌定番の富士通(FUJITSU)のFM TOWNS、会議に使われているプロジェクターはシャープ(SHARP)のXV-100Z、海上の船で三國連太郎が持っている携帯電話はハンディフォンミニモ(白)と思われる。
 ラスト近くのこのミニモが出てくる場面で、海上での使用は違法、というセリフが出てくる。携帯電話が電波法の陸上移動局に分類されるからだと思われる発言。だけど、今は規制緩和で、海上でも電波の届く範囲なら使用しても合法なはず、多分。
 「合体」や精子の数、コンドームなどが話題にのぼるのに、西田敏行と石田えりとの間に子供ができない理由が、語られない。ラストにこの問題は解決するのだけど、五月が三國の子供なのかどうかも含め、映画全体を重苦しくしている。
 石田、帽子のデザイナーなんだって。そんな設定だったっけ?。

大韓民国の検察、映画『インサイダーズ 内部者たち』

 ウ・ミンホ監督映画『インサイダーズ 内部者たち(原題・내부자들)』(2016年公開、韓国製作)を観た。この展開は読めなかった。最後までグイグイ引っ張る。おすすめ。
 暴力シーンの撮り方。暴行する方の表情が無表情。淡々と暴行する。北野武映画を思い出す。
 ソウル中部警察署の建物。署の名前の下にURLまで書かれている。韓国警察ってそうなの?。
 ソウル地検ウ・ジャンフン役チョ・スンウの部下、パン係長が持っているカメラはNikonのD80。原田泰造似のイ・ビョンホンがトイレの出入り口で聴いているミニコンポはPHILIPSのMC151と思われるけど、スピーカーが別の製品でBONOBOSSのBOS-4000ではないかと思われる。ミレ自動車会長オ・ジョンスンの書斎には大型の真空管アンプがあるけど、メーカー、機種ともにわからず。チョが持っているボイスレコーダーはSAFAなんだけど、機種わからず。S-2にサイズは似ているけど、細部が違う。
 世俗的な人物の見せ方が歯間ブラシ。使った後の汚れまで見せる。いやはや、見せ方、徹底している。裸の男女の宴会。ゲームが下世話すぎで面白いけど、画面が明るすぎるのが残念。淫靡さはない。
 チョのキャラクターの見せ方。自分の食事代金は自分で払う。キャラ説明にもなっているし、後の前フリにもなっている。細かいところだけど、丁寧に描いていて感心する。邦画は韓国映画にも後塵を拝している。
 石で後頭部を殴るシーン。天丼になっていて、笑える。で、殴った人物を更に石で後頭部を殴る。手加減しない貪欲な見せ方。
 金属棒なのに柔らかめ。映画だからしょうがない。ビルの窓ガラス、人を押し付けるとヒビが入る。強度、弱すぎ。手抜き工事か?。映画だからね。面白く撮らないといけないから。後、韓国人の人名が覚えにくい。慣れが必要。
 先輩から酒を注がれる時は必ず両手でコップを持つ。上下関係がはっきり描かれる。これが、韓国社会の象徴にも見えるあたりが、見せ方、うまい。
 政治家、新聞記者?、企業トップが癒着して政治を動かす。それに対抗する検事や警察権力も癒着している。実力よりも後ろ盾とコネで動く韓国社会に敢然と立ち向かうチョもまた後ろ盾とコネに裏切られる。このあたり、正義と悪が混沌としていて非常に面白い。
 更にラスト、ここ正直、読めなかった〜。悔しい。記者会見で身分を訊かれたチョが返す答えは、、泣ける。
 今日の韓国語。
 「시바」シーバルと聞こえる。くそ、ちくしょう。英語のshitの意味か。チョのセリフの中にちょくちょく出てくる。

磁石で退治すればいいのに、映画『グレートウォール』

 チャン・イーモー監督映画『グレートウォール(原題・長城 THE GREAT WALL)』(2017年公開、アメリカ・中国合作)を観た。映像もお話も大味。見てもいいし見なくてもいい。
 映画冒頭からとにかくCG合成、それもすごく粗い。矢などの武器、怪物、城壁、などなど人物以外はほとんど粗いCG合成。この映像を見せられた時点で、ない。
 英語の字幕もナレーションの説明もないのに、日本語字幕で説明が入る。何で?。日本版のみ解説入りなの?。なぞ?。
 怪物の見せ方、すごくあっさりしている。得体がしれないとか、恐怖感で引っ張ったりしない。一度襲ってきて後、すぐ全体像を見せる。見せ方、雑というか大雑把というか、大味というか、そういう映画です。
 長城警備隊?の甲冑、発色がよく戦隊モノぽくてかっこいい。COSTUME DESIGNER MAYES C. RUBEO。
 女たちのロープを使ったアクロバティックな攻撃、無理すぎ。その後、ロープを使った演出が何度も出てくる。
 「饕餮」が怪物の名前らしいけど、字幕にふりがなとかつかない。映画内でも取り立てて怪物の名前を強調したりはしない。隕石が落ちて後、60年毎に発生するとか、女王がいるとか、磁石に弱いとか、敵の説明が浅い。
 熱気球が出てくる。アジア圏の映画でよく見る風景。タイのコムロイが出てくるのは『プール』(2016/1/8掲載)、スカイランタンが出てくるのは『おやすみなさいを言いたくて』(2018/10/17)。
 万里の長城は怪物をせき止めるためにあったという解釈みたい。いやはや、遊牧民族は怪物扱いですか。
 映画後半は後出しジャンケンのオンパレード。武器とか、怪物は食事中に攻撃しないとか、後から色々出てくる。
 あのー、基本的な問題なんだけど、国中の磁石を集めればいいじゃねえ?。それで怪物のいる山を包囲するとか?。女王のいるところに投げ込んで動きの止まったところを仕留めるとか。いろいろやり方はあるよね。脚本、バカすぎる。
 城壁の撮影は中国の青島市にあるWANDA STUDIOSと思われる。赤土の地層の見える荒涼とした風景はDUNHUANG YARDANG NATIONAL GEOPARK(敦煌ヤルダン国家地質公園)、あと山岳地帯はSHANXI JINCHENG WANGMANG MOUNTAIN(山西省晋城市王門山?)かな。
 今日の英単語。
 「foot soldier」歩兵。「archer」射手(いて)。「black powder」黒色火薬。「tao tie」饕餮(とうてつ)のこと。中国神話の怪物らしい。

薄いクリスマスイブ映画、『すべては君に逢えたから』

 本木克英監督映画『すべては君に逢えたから』(2013年公開)を観た。手抜きしまくり。本当に見てもいいし見なくてもいい。
 クリスマス前らしい。英語の曲が流れる。「英語の曲が流れる邦画は駄作」という格言があるけど、なんか嫌な予感が。
 倍賞千恵子のケーキの店パティスリーシェリになると、外観がもろスタジオ収録。わかりやすくテカテカして作り物っぽい。そのくらいのレベルの映画です。
 本田翼、ケーキの味見の感想が早すぎる。撮り方、演技ともに雑。水たまりの前で甲斐恵美利が「あー、水たまり」だって。うーん、映画見ていたら水たまりってわかるよねえ。脚本、バカすぎる。それとも知恵遅れ設定なのか?。うんざりするほど、雑で適当。
 家にいる父親の時任三郎を不審がる息子の山崎竜太郎。けど、その話題が出ているのに議論にならない。脚本、本当に適当。時任は具合悪そうな演技するだけ。具体的な病名や病院でのシーンなど、一切出てこない。描き方、見せ方、手抜きしまくり。
 広々とした区画が残る草地になっている宮城県ゆりあげ地区が出てくる。記録映像として残す意味はある。この映画で良いのはここだけ、かな。後、JRの協力を得ているためか、新幹線の運転席が出てくる。
 なんと玉木宏のDVDを選んでいたのは秘書ではなく高梨臨だったんだって。完全な後出しジャンケン。高梨がレンタルビデオ屋で働いているシーンは一切出てこない。時任の病気と一緒で、描き方が手抜きしまくり。
 東出昌大、急に木村文乃に指輪をプレゼント。これまた前フリなし。買うシーンとか、買うかどうか、結婚するかどうかなど悩んでいるシーンまるでなし。唐突。こんな展開ばかり。ただただ飽きる。
 倍賞千恵子のエピソード、小林稔侍がずーっとセリフで説明するだけ。ちょこっと挟まれる回想シーンがめちゃくちゃ適当で安っぽい。
 映画館のシーンで映画『カサブランカ』がちらっと映る。
 エンドロールを見ると「イブの恋人」「遠距離恋愛」「クリスマスの勇気」「クリスマスプレゼント」「二分の一成人式」「遅れてきたプレゼント」とタイトルが付いているけど、六つの物語が並行して交互に描かれるだけで、特に絡むこともなく終わる。うーん、ただただつまらない。本当に毒にも薬にもならない、小手先で作っただけの映画。邦画って、縁なき衆生は度し難し。
 ロケ地は東京駅、日本福音ルーテル市川教会、など。
 今日の日本語。
 「アタック」告白のこと。倍賞が本田に意味を教える。
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グブリー川平(かびら)
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