2018年05月後半観たおすすめ映画(邦画・洋画)

2018年05月後半観たおすすめ映画(邦画・洋画)
 2018年05月後半観た映画は邦画10、洋画17、計27本。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』監督ロバート・ゼメキス、1985年公開、2018/5/17掲載。
 いまさら何も書くことがない名作。映画後半、タイムパラドックスが起こるけど、それ以外はほぼ映画内に没頭できる。あらためて見ると、ギャグや演出に天丼が多いことに気がつく。

『悪魔のいけにえ』監督トビー・フーパー、1975年公開、2018/5/24掲載。
 これまた名作。今回、初めて見た。ブローアップによる画質の荒れが、良い方向へ転がるなんて。運も味方する素晴らしさ。監督の出世作になったことに納得。

『ショーシャンクの空に』監督フランク・ダラボン、1995年公開、2018/5/25掲載。
 これまた有名作品。偶然だけど三作品が十年刻みになっている。刑務所内部の抑圧、真実が判明してからの内圧、と徹底して主人公に感情移入させる脚本と演出はうまい。これじゃあ生地獄だよねと思わせてからの、脱出及び大逆転。よく出来てますなあ。

【次点】

アニメ映画『カンフーパンダ』監督マーク・オズボーン、ジョン・スティーヴンソン、2008年公開、2018/5/17掲載。
 そつなくよくできているとしか言いようがない。欠点がほとんどない完成度。モーションキャプチャー不使用。アニメ的な動きとは何かを考える上で教科書的な作品、かな。

【次点の次点】

『スピーシーズ 種の起源』監督ロジャー・ドナルドソン、1995年公開、2018/5/16掲載。
 ギガーの美術といい、物語といい、よくできていて楽しく見ているのに、ナターシャ・ヘンストリッジが変身してからのラストがひどすぎる。変身後のデザインがひどい。洞窟内の展開がひどい。演出も子供だまし。とまあ、急にアマチュアが監督したのかと思えるほどの落差。なんでこんな悲惨なことになったのか?謎。

『ガチバン』監督城定秀夫、2008年公開、2018/5/23掲載。
 ヤンキー映画と思わせて、演劇、青春、コメディと盛りだくさん。特に佐藤二朗の精子の化身役が秀逸。男子の性を人格化視覚化している発想に驚いた。ギャグの見せ方、タイミングもうまい。

【珍作】

『宇宙快速船』監督太田晃児、1961年公開、2018/5/18掲載。
 本当にしょぼい作品。宇宙船が木造で作らているのがわかる。千葉眞一のアクションがひどすぎてダンスに見える。子供の演技や演出がひどすぎる。などなど、箸にも棒にもかからない作品なんだけど、一点だけ光っている。いや、光りすぎている。
 宇宙船が東京を攻撃するシーン。逃げ惑う群衆。破壊されるビル群。この合成映像がすごい。どこまでが実写でどこから特撮なのか、全くわからない。モノクロフィルム時代にこんな技術があるとは驚き。

【駄作】『フィフス・エレメント』

精力剤ヨークル、映画『乳酸菌飲料販売員の女』

 熊谷祐紀編集・監督映画『乳酸菌飲料販売員の女』(2017年製作、日本劇場未公開)を観た。OV作品と思われる。見てもいいし見なくてもいい。
 年上の女性から高校生二人が性体験をご相伴に預かるというありがちな話。少しユニークなのは、その女がヨークル(YoKUL)の婦人販売スタッフである点。
 落丸紗矢の行動を見て、予想、妄想でセリフをあてる長村航希(おさむらこうき)と吉原拓弥はなかなか面白い。
 出ました屋上。「邦画で屋上が出てきたら駄作」という格言があるけど、この作品はどうか。一応、身長より高いフェンスがある。屋上スラブは緑色の耐摩耗性防水性と思われるペイントが塗布されている。ちゃんと都会の学校の登ることが許可されている屋上と思われる。これはロケ地としてオッケー。
 ヨークル販売の描き方は、割と雑でいい加減。卯水咲流(うすいさりゅう)の販売姿勢が地面にうんこ座りってどういうことだよ。胸の谷間を見せるだけの設定。このあたりからリアリティレベルが低すぎて若干飽きる。
 卯水の乗るバイクはHONDA(ホンダ)のGYRO X。卯水、バイクに乗り慣れてない感じ。バイクのスタートショットはもっとエンジンをふかしてスピーディーな映像を撮ってほしい。ヤンキーっぽい設定が台無し。
 音楽、フォルクローレ風、ガムラン風、と面白い。
 長村が部屋に侵入しているのに気が付かない(ふり?)卯水。メモを残しているのに、確かめない長村とか、どんどんリアリティーラインが低下していく。設定が安易すぎて、とにかく飽きる。
 38分頃、二宮金次郎像の前での撮影。撮影者の影と思われる動きが画面左下に映り込んでいる。引きの画で見ても影の動く要素がないので、撮影スタッフの影で間違いないと思う。
 漫画喫茶にペアフラット個室というのがあり、高校生がデート場所に使っている。これって、現実にあるの?。今の高校生、人目を避けていろんなことできて、やばいわあ。
 ヨークルに訪問販売専用のタイプがあるという説明がある。こだわった設定でいいんだけど、だったら映画のはじめからちゃんと描きこんでほしい。
 老人から相続したという卯水の家。家具調のアンティーク大型ラジオが二台ある、けどメーカー、機種ともにわからず。ナショナルと思われるブラウン管テレビがあるも機種わからず。吉原の持っているカメラはNikon(ニコン)のD5100あたりと思われる。かりゆしウェアを着た二人が、公園で沖縄ソングを流しているダブルカセット?ラジカセは、これまたメーカー、機種ともにわからず。
 性体験をするまでの葛藤とか努力とかは薄め。卯水が二人を受け入れる理由もよくわからない。元からハードルが低いので達成感もカタルシスもない。卯水のおっぱいポロリ多数、ヌード多数、目合(まぐわい)シーン多数。卯水がみたいならどうぞ。
 その他の出演者、六車勇登、穂満佳佑、江戸川萬時、渡貫太公、帆春、川崎竜平。製作・原案・脚本、永森裕二。劇版協力(劇伴の間違いでは?)、ペイズリー8。音楽協力、沢田ヒロユキ。

前田敦子の枕営業、映画『さよなら歌舞伎町』

 廣木隆一監督映画『さよなら歌舞伎町』(2015年公開)を観た。すごーくつまらない。見てもいいし見なくてもいい。
 前田敦子と染谷将太の部屋。前田、ギターを弾いている。二人の会話から、前田はプロレビュー前のミュージシャンらしい。手持ちカメラ風に画面が揺れている。
 前田と染谷、自転車二人乗り。前田に電話がかかり、前田降りる。染谷、一人で自転車で職場に向かう。前田、自転車の進行方向と逆に歩きはじめる。意味不明。毎朝の日課としての二人の行動のはずなのに、なぜ二人は同じ方向に向かわないの?。不自然だよねえ。行く場所が別なら、途中で降りでばいいはず。電話の内容で戻るのなら、自転車乗りながら電話を取り、戻らなきゃいけないから、と自転車を降りるべき。普通、そうするよねえ。脚本、下手くそすぎ。
 手持ちで長回し。そんな撮影にこだわる前に、やることあるんじゃないですか?。努力の方向がバカすぎる。作りて側の自己満足すぎ。
 ホテル(撮影協力、HOTEL ATLAS)の中の描写は詳しめ。両手両足に雑巾、それでバスルームのタイルを拭く。コンドームのことをキャンディと呼ぶ(美術協力は不二ラテックス)。
 震災の話が出てくる。「がんばれ、東北」と書かれたTシャツの人がいる。映画を最後まで見ても、震災に何も関係がない。ただただ取ってつけたようなセリフ。ただただつまらなくて飽きる。
 樋井明日香、イ・ウンウ、河井青葉のおっぱいポロリあり。イと村上淳の目合(まぐわい)シーンでは盛大にぼかしが入る。ぼかしのある映画を見たのは久しぶり。前田、我妻三輪子は脱ぐ設定があるのに、脱がない。前田の場合は脱ぐ前に場面転換、我妻の場合は布団の中で服を脱ぐ。やる気ないねえ。
 デリヘル嬢のイ、あぶない客だと「釣り銭の準備、お願いします」と電話連絡する。業界の隠語と思われる。
 ベッドの上の会話、カップルの会話になると、急激に話がつまらなくなる。みんな身の上話をして泣くだけ。凄まじくつまらない。話が全然転がらない。泣いている場面を見せると観客も悲しくなると思っているのだろうか。この映画の制作陣、レベル低すぎ。
 ホテルで鉢合わせになる前田と染谷、二人、何も言わない。バカなのかな?この二人。妹のときは、AV撮影現場の人、部屋から出して話ししていたよねえ。染谷のキャラ設定がブレブレ。脚本、下手くそすぎ。
 なんと、前田、染谷がラブホテルで働いているのを知らなかったんだって。じゃあ、映画冒頭の二人での通勤シーンは何なんですかねえ。設定が頭悪すぎる。
 忍成修吾、ゴルフ打ちっぱなし練習場。椅子に縛られゴルフの打球を受けている。ショットが変わり、忍成の正面映像になるとひょろひょろ球。撮影、こっている風に見せかけているけど、かなり下手くそ。
 ラブホテルに入る不倫カップル。どうも刑事同士らしい。この二人がすごくバカ。コメディ映画でもないのに、行動が不自然すぎてただただ白ける。邦画はこういうところ怠けすぎ。手を抜きすぎ。不真面目すぎ。観客、舐めすぎ。
 南果歩が逃げてすごく時間が経っているのに、刑事役の河井がホテル前の路上にまろび出てくる。編集、下手くそ。時間経ちすぎて、どう見てもおかしいだろう。
 なんと最後まで見ても映画のあちこち出てくるデジタルの時間表示が、物語に関係ない。南と松重豊の犯罪の時効を示しているだけ。二人、物語の主人公でもないし、物語にたいして出てこないし、絡むこともない。最後、団円もしない。なんでこんな無駄な時間表示をする必要があるのか?。意味不明すぎ。バカすぎ。
 ラブホテル、デリヘルの描写は詳しいのに、前田のミュージシャンの描写がものすごく表面的。部屋の中に楽器があって、外歩くときはギターケース背負って、映画冒頭と最後にギターを弾きながら歌うだけ。あと枕営業?。バンド活動とか、音楽プロダクションとか音楽活動一ミリも出てこない。雑で適当。
 前田と染谷の部屋にオーディオセットと3wayスピーカーがあるけど、アップがないのでメーカー、機種ともにわからず。
 とにかく男女がダラダラしているだけ。映像も無駄に長い。意味不明なショットが多すぎる。冗長。説明ショットのみ60分ぐらいで済ましてほしい。まあ、それでも見ないけど。
 撮影協力、JRバス東北、韓国広場、HOTEL BRUGGE、花園神社、など。

アル中女、映画『ガール・オン・ザ・トレイン』

 テイト・テイラー監督映画『ガール・オン・ザ・トレイン(原題・THE GIRL ON THE TRAIN)』(2016年公開)を観た。女たち、警察がバカ気味。見てもいいし見なくてもいい。
 列車(Metro-North Railroad)通勤しているレイチェル役のエミリー・ブラント。エミリーを見ていると有坂来瞳を思い出す。駅で靴磨きをさせる。靴磨きのときに座る椅子がでかい。エミリー、スケッチが得意みたい。だけど、その特技、全然物語に関係してこない。脚本がハッタリだけで下手くそなのがわかる。
 列車から昔住んでいた線路沿いの家を通勤中に観察するのが日課。で、別れた元夫トム(ジャスティン・セロー)と新しい妻アナ(レベッカ・ファーガソン)にストーカー行為を繰り返す。
 エミリーは重度のアル中(記憶がとぶblack out)で、ジャスティンとの生活でいろいろな失敗を繰り返していたり、妊娠できなかったりと問題を抱えていた。それで酒に逃げているという設定。なんだけど、実はこれ観客を意図的にミスリードするための前フリ。
 でまあ、アナの子供のベビーシッターをしていたメガン役ヘイリー・ベネットが殺されたことから、二つの家族とエミリーを巻き込んだ騒動へと発展していく。
 なんだけどねえ、これがねえ。正直全然面白くない。
 まず、こういう駄作ミステリーにありがちな方法なんだけど、自制をあちこちに跳ばして、観客をけむにまくやつ。三人の女ごとに過去回想が何度も挟まれるので、正直、疲れる。それに過去に遡ることがたいし効果的でもない。
 あと、レイチェル含め、女たちが割とバカ。レイチェル、わざわざつジャスティンやヘイリーの夫役ルーク・エバンス、精神科医のエドガー・ラミレスなどにつきまとう必要が基本的にない。自分から巻き込まれているだけ。動機が薄すぎる。
 あと、レベッカがジャスティンの持ち物から出てきた携帯電話を夜中に確認する。ものすごく行動が不自然。その時点で、ジャスティンの行動(アリバイ)を確認するべきなのでは?。
 あと、警察がバカすぎる。殺人の証拠が残りすぎているのに、全然調べない。エミリーの行動も調べている様子がない(尾行とか、映像としてない。一回訪問しただけ)。エミリーが殴られた経緯をなぜ調べない?。結局、警察が話の補足説明をするだけの役割しかしていない。
 ライリー刑事役のアリソン・ジャニー、声がいい。ヘイリー、脱ぎ要因、おっぱいポロリ要因。それに比べ、レベッカ、目合(まぐわい)シーンがあるのにヌードすら見せない。洋画にも出し惜しみする女優、脱ぎっぷりのいい女優の住み分けがあるんだねえ。エミリー、トイレの鏡に向かっての独白するショット、迫力あり。エミリーの演技以外は見るべきところ無し。
 カップに口紅のあとが残っている。エミリー、その場所を避けてコーヒーを飲む。特別意味はないけど面白いショット。殺人事件の情報はテレビかタブレットで見せる。もう紙の新聞は出てこない。時代だねえ。
 ルーク、殺人容疑で警察やマスコミから追いかけられているのに、エミリーの居候している部屋に上がり込んでいる。どうやって来たの?。
 なんとなんと1h16m頃、COWBOY JUNKIESの「I DON'T GET IT」が流れる。2017年10月30日に紹介したCD『トリニティ・セッション / カウボーイ・ジャンキーズ』(BMGビクター R32P-1188)に収録されている曲。まさか、長岡鉄男が紹介したアーティストの曲が流れるなんて。驚き。
 レベッカが使うノートパソコンはLenovo。ジャスティンの乗る車はNISSAN(日産)のマキシマと思われる。エミリーが見ている絵はGEORGE TOOKERの「SUBWAY」(DC Moore Gallery所蔵?)。
 今日の英単語「We started fucking.」。精神科医のセラピーを受けているヘイリーが過去の性体験を話しているときの言葉。(目合を)ヤってばっかり。
 「Your key.」。ベビーシッターをやめるヘイリーがレベッカに鍵を返すときに言う言葉。外人て、ものを返すとき、所有権が誰にあるのか(移るのか)を言うんだねえ。返すか返さないかではなくて、誰の持ち物なのかが大切なんだあ。
 「That sucks.」。最悪ね。エミリーの愚痴を聴いていた女が言う言葉。
 「time missing」。記憶の空白。アル中で記憶がとぶことを言っている。
 「Devil's eggs」とエミリーが言うとジャスティンの働く会社の社長夫人が「Deviled eggs」と言い直す。deviledは辛い味付けのという意味の形容詞。deviled eggsでオードブルとして食卓に並べる料理名でもある、らしい。洋画は言葉の訂正シーンが割と出てくる。例『ショーシャンクの空に』(2018/5/25掲載)、『マンマ・ミーア!』(2018/5/27)。
 「ex-husband」。エミリーが離婚したのにジャスティンのことをハズバンドと言っているので、刑事から訂正される。exは接頭辞で元のの意。
 エンドロールから、ロケ地はアメリカのニューヨーク州ヘイスティングス=オン=ハドソン、アービントン、ホワイト・プレインズなど、と思われる。
 ちなみにアル中が出てくる映画は『青春☆金属バット』(2014/9/4掲載)、『怪談新耳袋劇場版 幽霊マンション』(2014/11/10)、『おのぼり物語』(2016/4/17)、『人間失格』(2016/5/2)、『ばかもの』(2016/5/23)、『月の砂漠』(2016/6/2)、『酔がさめたら、うちに帰ろう。』(2016/12/9)、『16ブロック』(2018/3/16)、『毎日かあさん』(2018/5/26)、など。アルコール中毒、アルコール依存症は映画の中での設定として多め。

林業の街、武器は棒、映画『ワイルド・タウン 英雄伝説』

 ケヴィン・ブレイ監督映画『ワイルド・タウン 英雄伝説(原題・WALKING TALL)』(2005年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 街の描写。自然豊かな川?と思われるところにフェリー。岸につくとWILD CHERRYの横断幕。これCASINOの名前。クリスことザ・ロックが歩いて街の中へ。HAMILTON LUMBER WORKS(ハミルトン製材所)に着くもNOTICE OF CLOSURE(閉鎖)の張り紙。林業で成り立っていた街が衰退、カジノが進出していることがわかる。作りはちゃんとしている。
 KITSAP COUNTY SHERIFFと書かれたパトカー。出ました保安官。その後、保安官補も出てくる。洋画によく出てくるねえ。パトカーの後部座席に乗ったロックが降りるとき窓から手をだしてドアアウトサイドハンドルを引いてからドアを開ける。へー、パトカーの後部座席のドアは内側から開けられないんだあ。知らんかった。映画を見ると勉強になるねえ。
 あともう一つ、保安官選挙がある。えー、保安官って投票で決めるの?。これも知らなかった。アメリカって不思議な国。
 ロックの家族の食事風景。白い紙の箱に赤い中国語。中華料理みたいだけど、これも洋画でよく出てくる。有名なファストフードのチェーン店なのか?。
 ロックの家にいるいとこにあたるピート。ロックが帰ってきたので部屋を明け渡して外で野宿(テント生活)。意味不明。家も大きいんだから、空いているところに寝ろよ。外人てバカなのか?。脚本がバカなのか?。よくわからない。
 ジェイ・ハミルトン役ニール・マクドノー来る。ニール、悪賢そうな役が似合う。乗っている車は白いCadillac Escalade。HAMILTON FIELD(ハミルトン運動場)でアメリカンフットボール(防具なし)の試合をするロックたち。洋画はアメフト好きだねえ。
 カジノの中の大立ち回り。中国風?の打楽器が鳴り響く曲。アクションにあう。この曲、エンドロールでも流れる。カジノの内装、木造。林業で成り立っていた街だから。美術、割とちゃんとしている。
 FERGUSON HALLで行われるロックの裁判。弁護士を首にして自己弁護するロック。無罪を勝ち取り、保安官になる。ここの展開、速っ。雑とも言える。ちなみに、この裁判中、傍聴席にいたニールとレイ役ジョニー・ノックスビルがアイコンタクトするのは何なんですかねえ。てっきり二人、ロックに隠れてつるんでいると思ったけど、別に何もなし。ここのショット、ミスリードを招くのでいらないと思うんだけど。
 出てくる武器は、棒、斧、Beretta 92FS、Glock 17、M1911A1、Ithaca 37、Mossberg 500、Remington 870、Colt Model 715(ドラムマガジンを装着)、Daewoo K3。詳しくはサイトimfdbを参照のこと。
 総攻撃されているKITSAP COUNTY SHERIFF DEPT.。なのに室内で立ったままのデニ役アシュレイ・スコット、緊張感なさすぎ。ロックが見ているブラウン管テレビはJVCのAV-20420じゃないかと思う。
 映画冒頭に出てきた閉鎖された製材所の中。製材所がアクションのロケ地になるのは珍しい。低いびぃよーんと反響する音。非常に独特の音色。ニールが製材に使う大きな帯鋸(バンドソー)を叩いている。オーディオマニアなら一度は聴いておきたい。あと、横山ホットブラザーズにも。
 今日の英単語「I'm not going to let this stand.」。保安官事務所で訴えを無視されたロックが言う言葉。俺は引き下がらない。
 「I talked to somebody with a badge.」。保安官のことをバッジを付けた奴と呼んでいる。
 「DIAL 911」。パトカーに書いてある。アメリカの110番のこと。
 「NO TRESPASSING」。ジョニーの敷地の金網に書かれている。立入禁止。
 「lap dancers」。エンドロールの配役に出てくる。客の膝の上にまたがって猥褻な踊りをするストリッパーのこと、らしい。
 エンドロールに、Filmed in the SEA TO SKY CORRIDOR, BRITISH COLUMBIAとある。ロケ地は、カナダのブリティッシュコロンビア州にあるSea-to-Sky Corridor(海から空への回廊)と呼ばれる有名なところらしい。この風景は一見の価値あり。THE PROCUCERS WISH TO THANKにバンクーバー、スコーミッシュ、サリー(イギリス?)の名がある。あと、エンドロール長すぎ。

犬は車も追跡できるの?、映画『マックス』

 ボアズ・イェーキン監督映画『マックス(原題・MAX)』(2015年米製作、日本劇場未公開)を観た。主人公のキャラクターがわかりにくい。見てもいいし見なくてもいい。
 テキサス州アンジェリーナ郡。家の中、Josh Wigginsの母親役Lauren Grahamがテレビ電話に使っているノートパソコンはTOSHIBA製、dolby advanced audio harman/kardonなどの表示が見える。dynabookかな。アフガニスタンと話しているはずなのに、パソコンの画面が鮮明、遅延もノイズもない。監督が映像表現にあまり興味がないしこだわりもないことがわかる。
 マックス(犬の名前、ベルジアン・マリノア)を教会から連れ戻すとき、レイエス軍曹役Jay Hernandezの顔に傷。こういう面白くないコメディ要素いらないから。
 Joshとチューイ役Dejon LaQuakeがチャット。文の先頭を大文字にしない。『アンフレンデッド』(2018/4/1掲載)でも同じ描写が見られた。
 内向的でいけずな性格のはずが、Laurenと抱き合っている。気持ち悪い。キャラ設定がぶれているように見えるけど。その後、マウンテンバイクで林道を走り回るのがすごく速いとか、カルメン役Mia Xitlaliにアタックするとか、内向的なのか、スポーツマンなのかキャラがよくわからない。
 Andy Grammerの「Back Home」が流れる。
 JoshがMiaの家でDVD?を再生する。DVDプレーヤーがちらっと映る。しっかりした足もついている大型高級機と思われる。TOSHIBAのロゴあり、調べても機種わからず。REGZAのロゴ無し、デザイン、なかなかかっこいい。このプレーヤー、謎。
 映画を見ている途中で犬が変?ということに気がついた。なんか犬の顔が違うような?。エンドロールを見るとMax Doublesとして五匹の犬の名があった。
 マックスを入れる檻、裏庭の真ん中に置く必要なし。炎天下に置く必要なし。犬の映画にしては、こういうところの描写が雑なのでは?。
 犬の描写で疑問な点をもう一つ。犬に匂いを嗅がせて追跡するんだけど、車に乗った人も追跡できるの?。広々とした住宅街ではあるけど、他の車の通行もあるし、そんなことできるのだろうか?。
 エミリオ役Joseph Julian Soriaから前金でお金をもらい、そのお金に付着した匂いを使うアイディアは、ちょっと面白い。
 出てくる武器はRPK-74、RPG、レーザーサイト付きベレッタM9。タイラー役Luke KleintankがベレッタM9をJoshに見せながら、国内だと600ドル、国境を超えると3000ドルになる、と話している。銃の国際的な商品価値がわかって面白い。
 今日の英単語「MWD」。Military Working Dogの略。軍用犬のこと。
 「deputy」。映画の中で保安官代理を指す言葉。『ビッグ・クラブ・パニック』(2018/5/22)にも保安官補が出てきた。『ビッグ・クラブ・パニック』の保安官補は間抜けに、『マックス』の保安官代理は犯罪に手を染めている。保安官補(あるいは保安官代理)ってアメリカで嫌われている職業なの?。
 「You having second thoughts?」。夜、暗い森の中に入っていくマックス、追いかけてきた三人Josh、Dejon、mia。JoshがDejonに向かってこの言葉。(追いかけるの)考え直すか?。Dejonの答え「My second thoughts are having second thoughts.」。考え直したことを考え直した。くらいの意味かな。ここの言い回し、語呂がよくて面白い。
 「ENDURING FREEDOM」。兄の墓に書いてある言葉。永遠の自由、かな。そういえば、Operation Enduring Freedomというアメリカの軍事作戦がありましたなあ。
 マックスを回収に来る車の横にLUFKIN POLICE C.A.R.E. ANIMAL CONTROLと書いてある。ANIMAL CONTROLのトラックはアニメ映画『ペット』(2018/4/12)にも出てくる。Joshの父親が営んでいる貸倉庫屋の名前はOPEN RANGE STORAGE(ORS)。
 Josh、自転車を修理中に手に怪我、自転車を蹴ったり投げ飛ばしたり。外人、こういう表現好きだねえ。大リーグのベンチの中と一緒。道具のせいじゃないのにねえ。
 ラフキン市の動物保護処分所と思われる施設内部。明るすぎ、綺麗すぎ。この監督、本当に映像に対する思い入れないみたい。まあ、米軍絡みのいい話にしたいだけなんだからそれでいいか。
 夜、暗い山の中にこれから三人が自転車で突入するとき、Josh、ニヤニヤ顔。父親を助けに行くときなのに、どういう心理状態なのだろう。キャラ設定の意味がわからない。Joshは真面目なのか、いい加減なやつなのかわかりづらい。ずーっとキャラがぶれている。キャラ設定、下手くそ。
 川に溺れるシーンもいらない。Josh、運動神経、いいのでは?。ヘタレなの?。これまたキャラがぶれている。自転車が使えない状況を作りたいだけならチェーンが切れるとか、色々あるよねえ。
 ラスト、ちょっと面白い。まず、対決の場となる赤い鉄橋。ロケ地、調べてもわからず。鉄橋の下で事故を起こした車に積んでいた弾薬が火災で暴発。弾が四方に流れ弾となって飛び回る。さすが、銃社会。いろいろなバリエーションが思いつくなあ。
 更にエンドロールに流れる軍用犬の実写静止画。アフガニスタン?での米軍の写真。衛星通信用と思われる折りたたみポータブルアンテナが映っている。UHF衛星通信(SATCOM)アンテナAV2040と思われる。映画に出てきたの初めて見た。
 エンドロールを見ると、Filmed in North Carolinaとあるので、ロケ地はアメリカのノースカロライナ州と思われる。

67°、映画『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』

 三池崇史監督映画『岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇』(1997年公開)を観た。鈴木紗理奈がちょっとかわいい。見てもいいし見なくてもいい。
 鈴木が持っているカメラはOLYMPUS(オリンパス)のPEN D3、レンズを見るとF1.7と読み取れるので間違いないと思う。鈴木、なかなかかわいい。セーラー服もいいし、白のニットぽいワンピースもいい。髪型はロングもショートもあり。お風呂シーンはあるも、ヌードは無し。サービス悪い。
 中央商店街の街頭テレビ。東芝のブラウン管テレビ18RF1に似ているんだけど、確証なし。テレビの上にラジオが二台置いてあるけど、どちらもメーカー、機種わからず。
 監督が三池なので、暴力シーンに期待したけど、ほどほど。荒くれ者の描写というより、千原浩史(現・千原ジュニア)のナイーブな面を強調したような雰囲気が漂う。
 では、青臭い青春物語なのか、といえばそうでもない。千原靖史(現・千原せいじ)の死に方は、雷に撃たれ立ったまま黒焦げ。霊安室では黒焦げの立ったままの姿勢で横にされシーツを被せられている。ここの一連のシーンは、多分ギャグなんだけど、笑っていいのかどうか微妙。暴力シーンもそうだけど、まだ、振り切って表現していない感じがする。
 自販機の場所、ひどい。だだっ広い海沿いに自販機だけが立っている。『マンマ・ミーア!』(2018/5/27掲載)に書いたけど、映画の中の、郵便ポスト、電話ボックスの置き場所はひどい。
 やべきょうすけが運転する車はNISSAN(日産)スカイライン2000GT-R(初代)と思われる。スカイラインの後ろからあおるのは、NISSANのフェアレディZ。
 水中銃、競輪場、Side A、Side B、ごんたくれ、青木駅、ファッショナブルカット美容室ジル、ヘタレ、バッテイングセンター、江夏攻撃、プラネタリウム、蛸壺、野田病院前、岸和田市、赤い風船、だんじり祭。

ヤリマン日記、映画『マンマ・ミーア!』

 フィリダ・ロイド監督映画『マンマ・ミーア!(原題・MAMMA MIA!)』(2009年公開)を観た。父親探しの面白さがない。見てもいいし見なくてもいい。
 アマンダ・サイフリッドの登場シーン。建物のベランダのような場所に黄色いポスト。アマンダ、三通の封筒を投函する。うーん、バカ映画にありがちな場面。そんなところに郵便ポストがあるわけがない。観光用のポストなのかなあ?。観光の島という設定でもないし。『東京少年』(2017/3/5掲載)にも書いたけど、郵便ポストがありえない場所に設置されている作品て多いんだよねえ。『ニライカナイからの手紙』(2015/7/29)とか。あと、電話ボックスも。そういう映画は大体駄作。
 メリル・ストリープ、カロカイリ島(ロケ地はスコペロス島?)でVILLA DONNAという名のホテルを経営しているみたい(ホテル周辺の映像はほとんどスタジオ収録と思われる)。娘はアマンダ、父親はいない。アマンダ、近々結婚する。メリルの乗る車はLAND-ROVER Series 2と思われる。
 ABBAの曲をメリルが歌う。ドスの効いた声で、なかなか面白い。メリル起用の意味はあると思う。それに比べ、ピアース・ブロスナンはイマイチ。
 余談だけど、このABBAのヒット曲を聴くとラジオ・オーストラリアの日本語放送を思い出す。オーストラリアのヒットチャートを紹介する「トップテン」というコーナーがあったはず。そこでABBAは常連でしたねえ。
 アマンダの父親が誰なのか?ということを確かめるために、ピアース、コリン・ファース、ステッラン・スカーシュゴードを呼んだはずなのに、グダグダ。結婚式でのエスコート問題もグダグダ。問題は何も解決していないのにアマンダは結婚をやめるし、メリルはピアースと結婚するし、話が雑で適当。
 まあ、ミュージカル映画は歌っている間は進行が止まるのでかったるい。更に話の途中で歌い出すってなんだよ。映画という嘘に歌という嘘まで受け入れるのがしんどくて、ミュージカル映画は苦手なジャンル。ミュージカル映画が好きな人は偉いと思う。感情移入能力が桁外れに優れているはず。
 今日の英単語「You are joking!」。メリルの昔の恋人(父親候補)三人を招待したことを聴いたアマンダの友人がこの言葉。嘘でしょう。
 「He's gonna put me on the line.」。メリルがインターネットを開通させることをon the lineと言うと、アマンダが「Online.」と訂正する。『ショーシャンクの空に』(2018/5/25掲載)でも言葉の訂正があった。
 「Bugger!」。コリンが常用するスラング。イギリス人という設定なのでイギリス英語らしい。アメリカではあまり使わないんだとか。この言葉を受けてピアースが「My sentiments exactly.」(全く同感だ)。
 「Like some siren call, maybe?」。三人の父親候補が島に来た動機を予想してアマンダが言う言葉。siren callは誘惑の声という意味があるんだとか。
 「Do you want another one?」。映画ラスト、メリル、ジュリー・ウォルターズ、クリスティーン・バランスキーの三人が舞台上。一曲歌い終わり、メリルが客席に向かってこの言葉。もう一発いくか〜い?。
 エンドロールに、Filmed on location in Greece and at Pinewood Studios, London, England.とある。ので、ロケ地はギリシャとイギリスのロンドンのパインウッド・スタジオと思われる。

たいして能力なし、映画『アダムス・ファミリー』

 バリー・ソネンフェルド監督映画『アダムス・ファミリー(THE Addams FAMILY)』(1992年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 あのテーマ曲「THE ADDAMS FAMILY THEME」by VIC MIZZYが流れる。意外なことに、流れるのは冒頭だけ(多分)。エンドロールにも使われない。この曲を覚えているのはホンダのオデッセイのCMに使われていたから。マイケル・J・フォックスの「かっこいんてぐら」と同じで、テレビに力があった時代だねえ。
 地下室の船の中でラウル・ジュリアが歌う曲は「O SOLE MIO」、ラスト近くのダンスは「MAMUSHIKA」。
 カズンイットがパーティーに乗り付ける車は三輪のバブルカー(超小型自動車、一人乗り)Messerschmitt(メッサーシュミット)のKR200。アダムス一家が引越し先のモーテルの部屋で見ているブラウン管テレビはSHARP(シャープ)製と思われるが機種はわからず。オークション会場周辺でNISSAN(日産)のシルビア(S13)がちらっと映る。
 手首のみの怪物が出てくる。昔、「手っちゃん」という漫画があった。更にその昔、手首が男のあとを延々と追いかける、というモノクロ映画があった。ラストは暖炉で焼かれてしまったような。映画タイトルわからず。
 『アダムス・ファミリー』の面白くならないところは、アダムス一家の立ち位置。悪いやつなのかいいやつなのか、判然としない。不気味な館に、身体不自由や奇形などと住んでいるのだけど、特別な力があるわけでもないようで、強いのか弱いのかもこれまた判然としない。
 だからエリザベス・ウィルソンたちにやりたい放題にされて、結局家を明け渡す。後に取り戻すけど、ニセ兄役のクリストファー・ロイドが寝返ったから取り返せただけ。
 マザコン男のクリストファーが母親を乗り越えて自立する点は面白く見れるのだけど、それ以外は、実に単調平板で何も起こらずただただ飽きる。珍奇な家族を見せられたからとて、だから何?。
 今日の英単語「greed」。欲張り。本棚の形をした回転式隠し扉の鍵になる本のタイトル。
 「Somebody else.」。知らない人。クリストファーが偽物だと気がついたクリスティーナ・リッチが弟に言う言葉。
 「No excuse.」。言い訳なし。クリスティーナと弟がちゃんばらをしている。それを見てクリストファーが殺し方がなってないと注意すると、クリスティーナが「He's only a child.」と反論する。それに対してクリストファーがNo excuse.。
 エンドロールに、Filmed at HOLLYWOOD CENTER STUDIOS, Hollywood, California.とある。スタジオのみで撮影しているみたい。

倫理観の欠如した描き方、映画『毎日かあさん』

 小林聖太郎監督映画『毎日かあさん』(2011年公開)を観た。根底の倫理観が欠如している部分多め。見てもいいし見なくてもいい。
 きらきらした部屋の隅々まで光のあたる画面、内容ともにテレビドラマで済む。映画で見る意味はない。
 土佐弁はかっこいい。ウーパールーパーが出てくる。テレビCMでひとつの時代を築いた生き物。ミミズを鉄板で焼くシーン、発想がエグい。ホラー映画に使えそう。
 小泉今日子が撮影するビデオカメラはSONY(ソニー)のHANDYCAMと思われる。6.1 MEGA PIXELSの表示は読み取れたけど、機種までは同定できず。永瀬正敏のカメラはNikon(ニコン)のF3。
 西原絵理子役の小泉。漫画家の仕事の様子はほどほど。パソコンはacerのモニターにタワー型のデスクトップ(ノーブランド)。AppleのMacじゃあないんだねえ。描画用ではないという設定なのだろうか?。アシスタントの田畑智子の机にもモニターがあるけど、パソコンを使う場面は一度も出てこない。
 永瀬が酔っ払って飲み屋街をふらついている。店のガラス戸に自分の顔が映る。爆発音とともに顔に血がかかる。え?、撃たれたのか?。それとも病気が再発?。と思ったけど、その後、普通に永瀬、出てくる。うーん、イメージ映像はちょっとうまいのに、展開が下手くそ。
 家の中、酔った永瀬、お風呂の鏡。戦地の兵士、瓦礫の中の子供二人。永瀬の子供になり、石を投げつけてくる。ここのイメージ映像も幻覚の表現として面白いけど、その後の展開は無し。戦争体験が掘り下げられるとか、アル中の症状が描かれたりもしない。酔って暴れて入院してを繰り返すだけ。描かれるのは表面的な部分のみ。
 病院内部の部屋。大部屋でもなく個室でもない二人部屋。そんな部屋あるの?。それに隣のベッドは空いている。ありがちな手抜き改め映画的省略。
 柳沢アルコール症センター。屋上、ベンチがあり患者に開放されているみたい。一応、職員が付き添っているけど、いいのか?アル中を屋上に上げて。
 長男がこぼした水槽の水を小泉の母親役の正司照枝だけに後片付けをさせて、小泉と子供二人は食卓ですき焼きを食べている。永瀬が死んでも死体の周りを走り回る子どもたち。悲しむ姿が全く出てこない。前述のミミズを鉄板で焼くとか、なんか、描かれる人間性に問題があるように思われる。それをよしとして描いているのが非常に気持ち悪い。
 小泉、登場場面非常に多い。独白も多い。けど、サービスショット全く無し。目合(まぐわい)シーンなし。シャワーシーンすらない。サービス悪すぎ。
 子どもたちのチンコ丸出しシーンあり。今だと児童ポルノにひっかかるのか?。
 正司、小泉のママ友、全く物語に絡んでこない。これほど平板な脚本も珍しい。
 撮影協力、洲﨑神社、もりのゆうえんち、土佐電気鉄道、高知県、東京西徳洲会病院、秦野赤十字病院、など。

ちゃんと面白い、映画『ショーシャンクの空に』

 フランク・ダラボン監督映画『ショーシャンクの空に(原題・The Shawshank Redemption)』(1995年公開)を観た。丁寧な作りで、ちゃんと面白い。
 刑務所(SHAWSHANK STATE PRISON)の空撮。古城と言うのがぴったりな外観。ロケ地はアメリカのオハイオ州マンスフィールドにあるMansfield Reformatory。歴史的刑務所跡らしい。
 刑務主任役クランシー・ブラウン、顔力ある。一発で覚えた。刑務所長のボブ・ガントンもいい味出している。悪役の配役が秀逸。
 刑務所の中の服装。ジーンズ。当時は作業服だからいいのか。それにしても外人がジーンズはくとおしゃれに見えるねえ。
 刑務所内でタバコが貨幣と同じ働きをしている。モーガン・フリーマンが調達屋として品物を持ち込む方法を映像で見せる。ティム・ロビンスが元銀行員(副頭取)の能力を活かして、所員の税務申告を引き受ける。信頼を得て脱税やマネーロンダリングの手助けをする。脇道の話としてマーク・ロルストンやギル・ベローズも印象的。ジェームズ・ホイットモアの存在は塀の中を意識させてうまい設定。ロープの前フリもミスリードを誘うように作られているし、トンネルの砂捨て方法はもろ『大脱走』からのパクリ。モーガンは外でもトイレに行くのに許可を得る癖が抜けない。質屋の店先にある銃と方位磁石を見せておいて、買ったのは方位磁石。とまあ、色々作りが丁寧で感心する。
 説明セリフが多いと往々にして駄作になりがちだけど、この作品、モーガンの独白でかなりの部分説明しているのに、駄作になっているない。モーガンの観察するティム像を最後まで貫いているからかなあ。映画は難しいねえ。
 ティムの刑務所内の単独室。壁のポスターのモデルは、リタ・ヘイワース、マリリン・モンロー、ラクエル・ウェルチと19年間で三回変わる。ティムが立てこもり館内放送で流す曲は「THE MARRIAGE OF GIGARO/DUETTINO-SOLL'ARIA」。
 今日の英単語「rejected」。拒否の意。モーガンの仮釈放審査の席で押されるスタンプ。許可は「APPROVED」。このときの書類の若い男のモノクロ写真。モーガンに全然似てないんだけど。もう少し頑張って欲しいところ。
 「Easy, peasy, japanesey」。ジェームズがティムに図書係の仕事を教えるときに使った言葉。簡単だよの意。ジャップが入っているので人種差別語かなと思ったけど、そうでもなさそう。単なる語呂合わせらしい。
 「institutionalized」。施設慣れと訳されていた。モーガンが仲間に語る、堀の外、シャバが怖くなる心理状態。映像では、ジェームズの心理状態と行動で示している。
 「kickbacks」。ぴんはね、リベートの意。ティムが所長の経理内容をモーガンに説明するときに使っている。
 JCPenneyの話題が出る。『地球、最後の男』(2018/4/9掲載)、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(2018/5/17)にも出てきた。アメリカでは有名な店なんだねえ。
 「I don't read all that good.」。ギルがティムに読み書きが苦手であることを告白するときに使う言葉。ティムが笑顔でwell(I don't read all that well.)と訂正する。
 「How can you be so obtuse?」。真犯人がいるのに調べようとしないボブに対してティムが言った言葉。なんて鈍い人なんだ。
 「Get busy living or get busy dying」。堀の中、ティムとモーガン。希望の話をしてあとに、ティムが二つの選択肢を示す。
 「Oh my Holy God.」。オーマイガーの強調形。朝、点呼のときに単独室が空になっていることを知った看守が言う言葉。
 エンドロールを見ると、ロケ地はアメリカのオハイオ州、アメリカ領ヴァージン諸島と思われる。
 ちなみに刑務所や拘置所が描かれている映画を探してみると、正直、ものすごくたくさんある。『女囚701号 さそり』(2014/9/27掲載)、『接吻』(2014/10/2)、『新女囚さそり701号』(2014/10/15)、『禁断の女子刑務所』(2014/10/21)、『女囚さそり 殺人予告』(2014/11/1)、『野獣(クーガ)の城 女囚1316』(2015/1/8)、『刑務所の中』(2015/2/12)、『休暇』(2015/2/26)、『46億年の恋』(2015/5/30)、『手紙』(2015/6/7)、『網走番外地』(2015/8/16)、『エリート・スクワッド ブラジル特殊部隊BOPE』(2018/4/3)、『キック・オーバー』(2018/4/10)など、刑務所が出てきただけとかだととても書ききれない。

緑色の瞳、映画『悪魔のいけにえ』

 トビー・フーパー監督映画『悪魔のいけにえ(原題・THE TEXAS CHAIN SAW MASSACRE)』(1975年公開)を観た。トビーの出世作と言われるだけのことはある。今見ても恐怖感は色褪せない。おすすめ。
 オープニングロール。太陽表面、真っ赤なフレアのような映像に現代音楽風打楽器。やる気満々なオープニング。
 時代設定はAUGUST 18, 1973。墓荒らしのニュースが流れる。遺体の映像は、今見ると作り物っぽくてユーモラス。ここはファンタジー調と言ってもいいレベル。
 惨殺対象となる五人の若者が乗る車はバンタイプ、FORD(フォード)のEconolineと思われる。後部はスライドドアでフランクリン役ポール・A・パーテインが車椅子で乗り降りする。
 今見ると演出や編集がゆったりしている部分あり。ヒッチハイカーの異常を感じてもすぐには降ろさないし、発車もゆったり。この辺は緩慢かな。ヒッチハイカーの持っているカメラはPOLAROID AUTOMATIC。丸いフラッシュから340じゃないかと思うけど、機種はわからず。
 車内でパム役テリー・マクミンが読んでいる雑誌?は「AMERICAN ASTROLOGY YOUR DAILY GUIDE」。ガソリンスタンドの自販機で瓶入りコーラを売っている。懐かし〜。ドアに「WORMS」の文字。寄生虫?。どういうこと?。
 レザーフェイスの家の庭のブランコ。テリーが立ち上がると、足元から撮るローアングル。視点が独特。テリーの叫び声をかき消すかのようなエンジン式チェーンソーの爆音と排気の煙。観客に考える暇を与えない、うまい見せ方。トビー、腕ありますなあ。
 夜になり、バンの前に佇むサリー役マリリン・バーンズとポール。ナイフ探したり、懐中電灯で喧嘩したり、車のライトつけ放しにしていたり、若干おバカ設定。この辺はホラー映画にありがち。
 ポールが惨殺されるシーン。ブッシュの中からの出現は全く予想していなかったので、正直どぅまんぎた。一番びっくりしたかも。
 ブッシュの中の逃走劇。夜だから当たり前だけどちゃんと暗い。見えなくてもこれでいいんですよ。うごめいている感じが出れば。しょぼい照明なんか当てたら白けるだけ。マリリン、叫びながら逃げる。敵に居場所を自ら教えているだけ。やっぱりちょっとおバカ設定。
 マリリン、恐怖顔うまい。撮り方うまい。『シャイニング』(2018/1/10掲載)のシェリー・デュバルといい勝負。マリリン、瞳が緑色。こんな色の眼があるんだねえ。血管も浮き出ているし、怖い。
 朝日?を受けて、レザーフェイスのチェーンソーダンス。これ名シーンだねえ。
 今日の英単語「Just give me the flashlight.」。バンの横でマリリンがポールに懐中電灯を渡せと要求する。
 「Hello, is anybody home?」。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(2018/5/17掲載)に何度も出てきた。こちらはisがついている。

無謀な王様の話し、映画『300〈スリーハンドレッド〉』

 ザック・スナイダー監督映画『300〈スリーハンドレッド〉(原題・300)』(2007年公開)を観た。つまらん。見てもいいし見なくてもいい。
 セピア色の色彩、背景や血しぶきなど画面の殆どがCGと思われる。実写とアニメーションの中間のような感じ。こんな単調な背景を大画面で見せられて面白いのか?。ひとつの方向性はあるかもしれないけど、このレベルの描き込みでは映画館で見る価値はない、と思われる。
 男のナレーションで説明、かなり多い。アクションシーンはスロー映像多め。あと、速くなったり遅くなったりの繰り返し。正直飽きる。
 都市国家スパルタにはアゴゲと呼ばれる教育制度があったらしい。いわゆるスパルタ教育って、アゴゲのことを指していたのか?。
 ペルシャ軍、神輿(みこし)に乗って登場するシーンが多い。神輿好きなのか。
 セロン評議員役ドミニク・ウェストがレオニダス王妃役レナ・ヘディに刺されたときに金貨?が落ちる。それを見て裏切り者だと判断する。ここわかりづらい。ペルシャの金貨ということなのか?。説明不足なのでは?。
 ナレーション、1h37mになっても300の兵士と説明している。どう考えても数減っているよねえ。そういうどんぶり勘定だから太平洋戦争で旧日本軍も負けたんだろう。精神論で状況把握、現状把握能力に欠けるバカ上官がいると悲惨。
 ペルシャの王クセルクセス役ロドリゴ・サントロ、女顔。
 レナ、出る回数が多いけどほとんど役に立っていない。自由、正義とか大きな話の割に、無謀なバカ王様なだけ。作戦も人間関係も映像も、本当に色々大したことない。虚仮威(こけおど)しなだけ。
 今日の英単語「Respect and honor」。敬意と名誉、という意味のはずなのに「仲間に敬意を」と訳されていた。意訳しすぎなのでは?。「submission」は服従。
 「What do you offer?」。神官がレオニダスに貢物は何を持ってきたのか問いただす言葉。この言葉、『キング・オブ・エジプト』(2018/5/13掲載)にも出てきていて、地獄の門番が死者たちに問いただしていた。こういう場面の常套句なのかも。
 「Let me guess. You must be Xerxes.」。神輿に乗ったクセルクセスと初めて会ったレオニダス王役ジェラルド・バトラーが言う言葉。当ててみよう、あんたクセルクセスだろう。

精子の妖精が素晴らしい、映画『ガチバン』

 城定秀夫監督映画『ガチバン』(2008年公開)を観た。つまらないヤンキー映画かと思ったが、青春コメディとして面白い。
 ヤンキー四人組。アクションシーン、殴ってない、蹴ってないのがまるわかり。非常に残念。ここをリアルに描いていれば、青春映画として評価されたはずなのに。非常に惜しい。
 ノートに図式して、団体、人物の説明。ヤンキーもの、ヤクザ抗争もの、犯罪ものなどで関係性を観客に説明するためによく見られる。作り割とオーソドックス。
 海岸、窪塚俊介、松浦祐也、沖原一生、南圭介の四人で記念写真を撮る。カメラはKONICA C35と思われる。
 窪塚の部屋。壁にラジカセのポスターがある。PANASONIC(パナソニック)のステレオラジカセRX-7000(もしくはRX-7200)。販促用のポスターなのか?。これまで一度も見たことない。ラジカセの発売日から時代は1980年代と思われる。
 窪塚俊介のオナニーシーン。おかずは雑誌「アップル通信」。ちなみに男優のオナニーシーンが出てくる邦画は『すんドめ』(2015/2/22掲載)、『アンテナ』(2016/5/17)、『映画 みんな!エスパーだよ!』(2016/5/27)、『共喰い』(2016/8/24)、『みなさん、さようなら』(2016/8/31)、『グミ・チョコレート・パイン』(2016/9/17)、『いっツー THE MOVIE』(2016/11/3)、『リボルバー 青い春』(2017/6/30)がある。
 この映画のオナニーシーンがすごいのは佐藤二朗が出てくるところ。佐藤、精子の精霊(妖精?)の様な役。他人に見えず窪塚にだけ見えているという設定。佐藤、白い全身タイツで急に出てきたので、???と画面の前で固まったけど、関係性と役割が理解できると爆笑。
 この設定は素晴らしい。思春期の精神の二面性、二重人格性を表してもいるし、「性欲」という目に見えないものを視覚化して、後に性欲に打ち勝つ相手として映像的な象徴にもなっているし。このアイディアに驚き。
 城定、コメディ、映画的ギャグの編集がうまい。窪塚の部屋。松浦が帰ろうとして、同時に窪塚の母親役伊佐山ひろ子が部屋に入ってくる。このときの松浦がドアにおでこをぶつけるタイミングが素晴らしい。見せ方も、観客に予想させないスピーディーな編集で笑いを作り出している。映画の中で出落ちっぽいギャグをうまく見せている。
 このギャグは天丼になっていて、衣笠公民館のA ROOMで母親の劇団(黒桟敷三太夫)の練習を見学していた窪塚。腹を立てて部屋を出ようとすると、秋山奈々(現・秋山依里)と鉢合わせ。ここで窪塚がドアにおでこをぶつける。全く予想させない素早い編集。編集で笑いが生み出せるなんて、新発見。城定、腕あるなあ。
 松浦、二番手感を出す演技がうまい。『ビー・バップ・ハイスクール BE-BOP-HIGHSCHOOL』(2018/2/2)だと古川勉の役どころ。
 劇団の練習風景。ディレクターの伊佐山、劇団員の演技に納得できないと灰皿を投げつける。これ蜷川幸雄のパロディと思われ爆笑。演劇論で説教するのも面白い。
 57分頃。会館前のポスター。劇団名が「黒桟敷三夫」になっている。明らかなミスプリント。こんな間違い初めて見た。
 窪塚、ついに佐藤をねじ伏せる。つまり、性欲に打ち勝ったという意味。窪塚と深水元基との決闘。ちゃんと前フリあり。子供の頃に挫折みたいなものが描かれていれば、ここの場面、過去の自分にも打ち勝つという話になって、もっと深みが出て盛り上がったのになあ、残念。
 撮影協力、久里浜黒船中通り商店街、中華料理一番、調布市せんがわ劇場、みうら映画舎。

SONY製品大活躍、映画『バイオハザードⅢ』

 ラッセル・マルケイ監督映画『バイオハザードⅢ(RESIDENT EVIL EXTINCTION)』(2007年公開)を観た。ミラ・ジョヴォヴィッチがきれい。見てもいいし見なくてもいい。
 出た、ダクトに逃げ込むミラ。洋画で何度も出てくるダクト。例『ミッション インポッシブル』(2018/5/1掲載)、『ゾンビスクール!』(2018/5/8)、『ダイ・ハード』、『エイリアン2』など。
 病院のような廊下。ストレッチャーが真っ二つ。その後、仕掛に警戒しないミラ。それともここまでは仕掛を知っていた?。クローンだから?。説明不足で今ひとつわかりにくい。
 ボロ布でスカーフのように髪を隠しているミラ。きれい。さすがモデルあがり。画になる。
 ミラの乗っているバイクは白いBMWのK1200Rと思われる。燃料タンクの上に、なな、なんとSONY(ソニー)のICF-SW12が固定されている。いやはやこんなところでBCLラジオに遭遇できるとは、ヒデキ、感激。クレア・レッドフィールド車団が使っているトランシーバーはUniden(ユニデン)のGMR2900と思われる。防衛線の監視カメラを映す液晶モニターはSONYのSDM-N50と思われる。ミラが入るガソリンスタンドの棚にラジオが置いてあるんだけど、アップがないのでメーカー、機種ともにわからず。
 ミラが拾うノートが意味不明。なぜわざわざ死体のある場所から拾うの?。唐突すぎ。前フリが必要。『バイオハザードⅡ』を見てないので断言は出来ないけど。カラスがゾンビ化すると名作『鳥』風になる。オマージュてやつですか。
 ミラとカルロス役オデッド・フェールと知り合い。前作『バイオハザード2』を見てないので、面食らう。ちなみにオデッド、どこかで見た顔だなあと思ったら『ハムナプトラ』に出ていた。
 監視衛星が使える。ミラを遠隔操作で停止できる(ロボット?)。と、後出しジャンケンでいろいろな要素が加わる。マイク・エップス、ゾンビに噛まれたのに発病しない。発病が遅い。この辺も設定が適当。
 ジャック・ニコルソンを細くしたような顔立ちのアイザックス博士ことイアン・グレン。PCはSONYのVAIO、ICレコーダーはSONYのICD-330F。
 まあ、『バイオハザード』(2018/3/16)にも言えたことだけど、透視図で見せる地下施設はでかいのに(地下2125階?)、出てくる部屋はこじんまりしている。この辺は話のデカさと映像がミスマッチ。風呂敷、広げすぎ。
 「夜空雪風 Tokyo Metro 考楽火月星 Zatoichi Square」これ建物のエントランス?にある看板。なんですか、これは?。ふざけているの?。
 今日の英単語「That was a juicy one, huh?」。ゾンビ(アンデッド)を轢き殺したあとの運転手の言葉。
 「NEVADA Land of leisure」。砂漠道のモーテル内にあるポスターの言葉。『カリートの道』(2018/3/28)、『VR ミッション:25』(2018/4/30)でもポスターの言葉が使われていた。
 「isolated」。本来の意味は分割されたのはずだけど、映画の中では「安全地帯」と訳されていた。
 「What happened to it?」。砂に埋もれたラスベガスを見たKマートことスペンサー・ロックの言葉。
 「You're just...another asshole.」。変身したイアンが「I am the future.」(私こそ未来だ)と言ったことに対する、ミラの返答。作品ラスト、悪役退治のあと主人公に汚い言葉を言わせるのも洋画の常套手段。例『エスター』(2018/1/23)、『スピーシーズ 種の起源』(2018/5/16)など、いっぱい。
 「walkie-talkie」。作品内に出てくる言葉ではないんだけど、日本で言うトランシーバーのこと。アメリカでtransceiverは固定型の送受信機のことを言うらしい。知らんかった。映画を見ると勉強になりますなあ。

環境ノイズが生々しい、映画『ビッグ・クラブ・パニック』

 ブレット・パイパー監督映画『ビッグ・クラブ・パニック(原題・"QUEEN CRAB!")』(2015年米製作?、日本劇場未公開)を観た。いわゆるB級というジャンルになるのかな。作りすごく雑。見てもいいし見なくてもいい。
 アメリカの片田舎、クラブ・クリークでの話。メリッサの子供時代(Liberty Asbury)が描かれる。池の近くの家、平屋の背後に三階くらいの塔の様な建築物あり。研究所という設定だけど、CGっぽい。
 湖?に突き出た桟橋。桟橋の上をスキップするメリッサ。急にスロー映像になる。特に意味なし。こういう意味をなさないショット、いらない。これでは劇場公開は程遠い。
 Libertyの父親シェルドンが研究しているのは、イオン会合。動植物を巨大化して食料問題を解消したいらしい。
 20年経過してメリッサが大きくなりMichelle Simone Millerになっている。
 場面転換のスワイプ、右から左に画面が変わる。低予算というか素人っぽい。車の中の描写。車載カメラで撮影している。ここは立派。ただし、夜間走行になると車窓、合成。
 カニが出てくると、ものすごく合成っぽい。昔の怪獣映画を見ているみたい。人とカニの合成ショットでは、人の視線があってない。
 アクションシーン。格闘というより、じゃれている感じ。「You. me. Let' go. 」表に出ろ。へー、これで通じるんだあ。
 カニの足跡の採取シーンなし。すでに石膏を流し込んだようで爪の先が出てくる。あちこち映画的省略、多め。
 Michelleの友人Kathryn Metzが乗っている車は白いINFINITI(インフィニティ)のQX70と思われる。野生生物局マッケンドリック役A.J. DeLuciaがCRABBE COUNTY SHERIFF'S前に乗り付ける車は黒いマツダのRX-8と思われる。
 住民が集まる酒場Road House。看板にKARAOKEの文字。
 夜、森の中。点々と落ちている服を拾うKathryn。湖畔、裸踊りしているMichielleを見て、今度は拾った服を元あった場所に戻していく。何をしているのか、なんの目的なのか、全くわからない。意味不明な行動。こういうショットも本当にいらない。
 デイジーという女がカニに襲われそうになり逃げる場面。道路に飛び出すとスケッチの車に轢かれそうになる。スケッチ、大急ぎでデイジーを車に載せる。ここもまた意味不明。ちゃんとデイジーに飛び出してきたわけを訊かないと。そうしないと人の行動として変だし、ここで「あれ、あれ、」とでかいカニを見せるショットを撮れるじゃん。
 室内の撮影は独特。CRABBE CREEK MOTELの部屋の中。A.J.が電話をしている。するとモーテル内と思われる環境ノイズが盛大に入る。ドキュメンタリーを見ているようで不思議な臨場感。後に、Michelle、KathrynがMichelleの家の中で話すときも同じ。もしかして音声と映像を同録しているのだろうか?。
 池の周り、村人が集まりカニへの総攻撃。映画の盛り上がり場面のはずなのに、保安官と村人は別撮りなのか、同じショットの中に収まる場面一切なし。空から見ると湖なのに、湖畔になると池とか沼と呼びたくなるこじんまりした大きさ。
 Michelleの家にStereo Tuner Amplifierと思われる一体型コンポがあるけど、メーカー、機種わからず。スライドボリュームが独特なんだけどねえ。
 サリーが持っている散弾銃はレミントン870かな。
 今日の英単語「Trust me.」。カニ救出計画を実行するためのトラックの中でA.J.が言う言葉。この言葉も洋画で頻出する。あと、Believe me.とか。

66°NORTH、映画『センター・オブ・ジ・アース』

 エリック・ブレヴィグ監督映画『センター・オブ・ジ・アース(原題・JOURNEY TO THE CENTER OF THE EARTH)』(2008年公開)を観た。見てもいいし見なくてもいい。
 CG粗め。ブレンダン・フレイザーの部屋の写真も合成写真と思われる。低予算な感じ。
 ブレンダンの部屋にある留守録機はGEの黒い29875GE1、固定電話機は黒いMOTOROLA 2.4GHz Cordless Telephone MA356。ジョシュ・ハッチャーソンの持っているゲーム機はSONY(ソニー)のPSP、Google検索に使うシーンあり。ジェーン・ウィーラーが乗る車はトヨタのプリウス、ブレンダンとジョシュがアイスランドで乗る車はマツダのセダン(ファミリアか?)。地底で気温を測る機械はKestrelのPocket Wind Meter 2500。
 今日の英単語「yo-yo」。英語でもヨーヨーのことyo-yoって言うんだねえ。外来語なんだ。
 「Sneffels」。山の名前。同名の山があるためスナイフェルスヨークトルと呼ばれているらしい。
 「vernian」。ジュール・ヴェルヌの本が事実だと信じている人、のこと。
 「rappelling down」。懸垂下降のこと。登山用語でラペルとは、ロープを使って岩場を降りること、らしい。
 「awesome」。ジョシュがトロッコから降りてこの言葉。最高〜。洋画の中で若者がよく言っている。例『ピッチ・パーフェクト』(2018/4/15掲載)。
 「muscovite」。白雲母のこと。薄い板状に固まることから、映画の中ではガラス板や氷の板の代替として演出している。知らずに上に乗り割れたり、ティラノザウルス?から逃げるために利用したりする。
 「It is a hundred degrees.」(華氏)100度。気温や体温の言い方は、数字の後ろにdegreesつけるだけらしい。
 「Nothing. I'm free.」。ブレンダンからクリスマスの予定を訊かれたジョシュの答え。予定が何もないときは、こう言えばいいのかあ。
 ICELAND AIRのジェット旅客機。主翼先端が曲がっている(ウィングレット)。2008年でついていたんだねえ。ロケ地はアイスランド。風景がきれい。スナイフェルス山の登山風景が少し。あとは、洞窟、坑道、地下世界なので、ロケ地の美しさを堪能できない。
 アニタ・ブリエム、山岳ガイド役。66°NORTHのウェアとリュックで固めている。アイスランドのアウトドアブランドらしい。宣伝、タイアップ。
 火道から脱出する三人。風圧で顔が歪む。けど表現が生ぬるい。『肉体の門』(2018/4/29掲載)の西川峰子を見なさい。顔が崩れていて大爆笑だから。ここは邦画の勝ち。
 ジュール・ヴェルヌ「地底旅行」の初映画化は1959年製作『地底旅行』だと思う。昔、テレビ放送してましたねえ。地下世界や火道から脱出するシーン、今でも覚えている。『地底旅行』の方も見たくなった。

観客をなめた駄作、映画『フィフス・エレメント』

 リュック・ベッソン監督映画『フィフス・エレメント(原題・THE FIFTH ELEMENT)』(1997年公開)を観た。ひどい美術、適当な演出とストーリー、観客をなめすぎ。駄作。
 怖そうで不穏な音楽の出だし、ちょっと期待するも、宇宙船が出てくるとがっくり。飛行の導線がかっこよくない。デザインがかっこよくない。すごく盛り下がる。
 1914年、エジプトの遺跡に降り立った宇宙船及び宇宙人が最低。『宇宙快速船』(2018/5/18掲載)の木製宇宙船といい勝負。美術、ひどすぎる。宇宙人、ただのきぐるみ。地球を救う石、発泡スチロール製なのがまるわかり。映画の撮影レベルが1960年代と同じ。手抜きしすぎ。映画の観客をなめすぎ。
 ビリー役ルーク・ペリーが銃のモーゼルを暴発させるシーンがある。連射するので、そんなバカなと思って調べてみると、M712というフルオートで撃てる機種があるみたい。へー、バカ映画だと思い込んでいたのでびっくり。リュック、こういうガンガジェットの描写は正確なんだねえ。
 地球を救う科学を持った宇宙人(モンドシャワン人)なのに遺跡のドアに指を挟まれる。うーん、間抜けすぎ。
 今日の英単語「salute」。イタリア語で乾杯。GRAPPA VINACCIAというイタリアの酒が出てくる。
 宇宙船の操舵員の服装。顔の周りにチューブやホースが取り付けられている。周りにいる上官は普通に制服着ているだけ。チューブやホースの意味がわからない。SFの世界観が雑で適当すぎる。美術に説得力がまるでなし。物語との関連性も考えないで適当なやっつけ仕事なのがまるわかり。
 ブルース・ウィリスの部屋。電話のベルがサラウンドする。狭い部屋で鳴っている感じがする。
 モンドシャワン人と思われる肉体の一部(金属風)をNUCLEO LABで再生すると、ミラ・ジョヴォヴィッチになる。なんで?。意味不明すぎ。前フリも何もない展開、バカすぎ。ミラの服(ジャン=ポール・ゴルチエ?)、白い帯状の布切れのみ。『バイオハザード』(2018/3/16掲載)でもミラ、白い布切れのみだった。いっそのこと、ミラ、看護婦役がいいのでは?。
 今日の英単語「unbreakable」。再生カプセルの強度を訊かれたマクティルバー博士役Christopher Fairbankの言葉。
 ミラ、カプセルを破壊。壁に飛び込むと、壁に穴。なんと紙?アルミ箔?でできている壁。この施設、核物理研究所だよ。その施設の壁がアルミ箔?なの?。ひどい、バカすぎる。更に凄いのは、映画後半、この施設の外観が映るんだけど、大都会のビルの中に間借りしている。話の設定が小学生レベルで頭がくらくらする。
 ミラ、ウィリスのタクシーの上に落下。警察にミラの身柄を引き渡すかどうかのやり取り。急に逃げるウィリス。動機が不明。なんで助けたの?。気が変わっただけ?。ミラが可愛いいから?。心理描写、雑で適当。
 ファストフードチェーンのマクドナルドのマークが頻繁に出てくる。この作品、資金に困っていたようなので、宣伝なんだろうなあ。大変だね、映画作り。
 カーチェイス、銃撃戦なのに緊張感のまるでない音楽。描き方、適当〜。
 寝ているミラ、起き上がると銃を持っている。こういう後出しジャンケンが頻出する。これまた適当。
 ゲイリー・オールドマンの化粧。頭に半分透明の被り物。これがアクリル製の容器をカッターで切って作りましたというような雑なしろもの。大学の映画サークルレベル。
 今日の英単語「empty」。ゲイリーが何度もこの言葉をつぶやく。内容がすかすかで簡単な単語を繰り返すので、英語の勉強にはいい作品かも。
 いつの間にか大統領も石の話を知っていることに。誰か説明した?。そんなシーンなかったけど。神父が見せた絵とか?。展開、雑で適当。脚本、駄作すぎ。
 Mr.シャドーから電話。暗黒惑星のはずなのに電話してくるんだねえ。すごくローテクだねえ。シャドーと電話中のゲイリー、額から血が流れる。怪我しているわけでもなさそう、なんの説明もない。ただの思いつき映像なだけ。こんなのばっかり。バカすぎる制作陣に付き合わされる時間が無駄すぎる。
 とにかく画面がせせこましい。宇宙の話をしているのに、宇宙船の中、大統領の部屋、ウィリスの部屋、旅客宇宙船の中、と全部狭い部屋ばっかり。外に出るとCGだし、話と画面のギャップが激しすぎる。宇宙空間なのに重力があるとか、飽きるほど適当適当適当ばっかり。
 格闘アクションひどい。爆破はそこそこ。ミラとウィリスを起用しているのに、二人で活躍するシーンがまるでない。フロスト惑星のフロント・パラダイスのホテル(豪華客船の様な外観)、銃撃アクションの見せ場なのに二人は別行動。バカすぎる。ここで助け合いを描かないと、ラストの二人のやり取りに繋がらないよねえ。この映画作っている人たち、頭悪すぎ。
 唯一の豪華なロケ地はロンドンのTHE ROYAL OPERA HOUSE, COVENT GARDENのみ。
 エンドロールに流れるR.X.R.A.の「LITTLE LIGHT OF LOVE」が同じフレーズが延々と続く面白い曲。この映画で気になったのは音楽(担当エリック・セラ)くらい。

主人公がおバカキャラ、映画『ザ・ウォール』

 ダグ・リーマン監督映画『ザ・ウォール(原題・THE WALL)』(2017年公開)を観た。アメリカ軍がバカ設定なので途中で飽きる。見てもいいし見なくてもいい。
 砂漠地帯。スコープからの映像。狙撃兵という設定。動きのない持久戦の様な雰囲気は悪くない。狙撃が開始されると着弾から発砲音までタイムラグがある。この辺の描き方、臨場感がありうまい。
 敵のスナイパーが凄腕。1500メートル離れているのに、相手の水筒、無線機のアンテナ、膝関節の膝窩静脈を狙い撃ちできる。この辺の設定がありえない感じ。まあ、映画だから。
 アイザック役Aaron Taylor-Johnson(アーロン・テイラー=ジョンソン)がおバカキャラ。監視を怠るとか、射撃範囲に入ってしまい撃たれるとか、敵ジューバ(声、ライト・ナクリ)に味方John Cena(ジョン・シナ)との会話を無線に流してしまうとか。まあ、そういうキャラにしないと物語に波風が立たないからだというのはわかるけど、それにしても白ける。邦画で恋愛バカ映画の主人公を低能に設定していることと似ている。
 人の行動として辻褄が合わないのが、無線機。兵士間の通信に使う無線機で、最初に騙されてしまうのは仕方ないけど、その後、喋り続けるのはどうなのか?。お馬鹿な感じがして白ける。
 あと、命がけで手に入れた無線機(背負う大型)が使えないとわかると、そのまま放り出してしまう。誰が見てもニコイチにすればいいのでは?と疑問を持つところ。その後、Aaron、ニコイチにはするんだけど、極限状態でそんな間抜けでどうするの?と見ているこちらが呆れる。
 最大の疑問がラストの救出劇。騙されて来た救出用ヘリだということはわかるけど、少なくとも状況は問いただせよ。普通にAaronを連れて行って、普通に撃墜されてるって、なにそれ?。
 壁を挟んだ持久戦、それもスナイパーという設定はすごく面白いのに、結局、間抜けだから負けたというオチで全然盛り上がらない。アメリカ軍がイラクにいる意味みたいな問答も正直邪魔。映画タイトルにアラビア文字を合わせて書いておくのも偽善ぽさが鼻につく。
 John Cenaが持っている狙撃銃はM24 SWSかな。Aaronが持っているのはM4A1とBeretta 92FSかな。セリフの中に出てくる狙撃銃はM24、Mk.11、M96(Windrunner)。Aaronは、NATO弾(7.62X51mm)を使っていることなどから敵の銃はMk.11と予想する。
 ちなみにAaronが背負っている大型無線機はSINCGARS対応軍用ネット無線機、EXELIS社RT-1523Gと思われる。
 今日の英単語「bro.」。兄弟のスラング。「Be honest with me, Isaac.」Aaronを敵のジューバが諭す言葉。正直になれよ。

なぜか高画質、映画『釣りバカ日誌2』

 栗山富夫監督映画『釣りバカ日誌2』(1989年公開)を観た。テンポが悪く話が転がらない。見てもいいし見なくてもいい。
 船の上、実写。最近の映画が船の上の映像すらCGでごまかすようになったことを考えると立派。例、『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』(2018/1/13掲載)など。
 魚群探知機はKODEN CHROMASCOPE CVS-8811に近い機種(本体下部のつまみに違いあり)、リールはDaiwaの棚HUTER SS60と思われる。三國連太郎が使うカメラはFUJICOLOR 写ルンです 望遠。
 京急金沢八景駅前のロケ。通行人が西田敏行を見ている。当時はこういうゲリラ的な撮り方が多い。
 鈴木建設、西田の机の上に富士通のFM TOWNSが置いてある。懐かし〜。タクシー料金は初乗り¥480。西田、谷村新司の「昴」を歌う。歌、うまい。
 なぜかわからないけど、高画質。部分的にフィルムノイズ風のざらつきもあるけど、ピントがあった部分は肌のテカリすらわかるほど。不思議。
 営業三課内部での谷啓の昇進問題、ガーデンホテル(ロケ地は伊良湖シーパーク&スパ、当時は伊良湖ガーデンホテルリゾート)での三國と原田美枝子とのやり取り、など、テンポが悪く鈍重な感じ。だらだら長い。
 愛知県渥美半島にある日出園地内、島崎藤村の椰子の実の記念碑が出てくる。
 ホテルのベッドの上で寝ている原田、顔の肌荒れ、吹き出物がすごい。ちなみに原田の着ている柔らかい素材の服のデザインはヨーガン・レールなのか?。知らんけど。
 原田は内藤武敏の秘書という設定。内藤の原田への言葉によるセクハラがすごい(セクハラとは描いていない普通の会話)。結婚できない理由などを三國の前で喋り続ける。こういう場面を見ると時代って移り変わっているんだなあ、としみじみ感じる。
 アパッチけんの乗る車はスズキのジムニー幌タイプ(幌無しで走行)。
 撮影協力、沖づり太田屋・横浜スターマリンクラブ、渥美町観光協会、豊橋鉄道、名鉄会場観光船、ヨーガンレール、など。

合法児童ポルノ、映画『花宵道中』

 豊島圭介監督映画『花宵道中』(2014年公開)を観た。テレビドラマレベルの時代劇。安達祐実が身体張っているだけ。見てもいいし見なくてもいい。
 街の様子がもろ江戸村風。ものすごく安っぽい。作り物っぽい。時代劇の美術はほぼ全滅。テレビドラマのような質感。
 安達、目合(まぐわ)っていると花が咲くらしい。なんのことはない体中に桜の花の様な発疹がでる異常体質?虐待の痕?なだけ。天然痘などの感染症患者に見えて、怖い。
 安達、三味線を弾く。音がバンジョーみたい。芸事を見せるのはここだけ。なんと新吉原?(山田屋仮宅)の遊女役を演じている女優たちの三味線も踊りも一切見せない。いやはや、女優たちに稽古つける時間も予算もないのかな?。今の時代劇のレベルは低すぎる。例、『あげまん』(2016/8/16掲載)で宮本信子、普通に三味線と踊りこなしているよねえ。女性アクションスターの志穂美悦子も日本舞踊、普通に踊るよねえ。女優も含めた邦画の関係者、手抜きしすぎじゃねえ。
 物語のテンポが遅い。話がほとんど進まず、安達の生活だけが描かれる。
 安達のおっぱいポロリあり。津田寛治におっぱい揉まれしゃぶられ、後背位で責められます。それを眺めている渕上泰史。この映画で面白いのはここだけ。
 渕上が津田を刺殺して大声を出しているのに、店の人、全然駆けつけない。渕上が逃げると主人とか来る。殺人事件が起こっているのに岡っ引きとか全然出てこない。
 神社?で安達と渕上、再会。渕上「仕掛も着物も俺が染めて縫ってきた」と言って着物と高下駄を出す。えー、渕上、人相書きが出回っている指名手配犯だよねえ。それなのに仕事していたの?。暇というか余裕というのか。緊張感がなさすぎて呆れる。ちなみに仕掛とは花魁の打掛のこと。
 安達の花魁道中、豪華そうに見えて登場人物二人だけ。予算削減が必死過ぎて逆効果。貧相に見える。
 神社?内で安達と渕上の目合シーン。安達が裸で頑張れば頑張るほど、「同情するなら金をくれ」の頃の安達を思い出すんだよねえ。これってもしかして子役の安達に脳内変換して見てしまうと合法児童ポルノってことか。好事家には貴重な作品かも。
 やっと御用の提灯持った連中が踏み込む。いやはや、毎回、関係者の到着が遅いねえ。映画だからしょうがないか。
 独房みたいな狭い部屋にいる安達。訪ねてくる人がこれまでの状況をセリフで説明。渕上の処刑シーンも手抜きでしょぼい。
 制作プロダクション、東映京都撮影所。協力、旧嵯峨御所大覚寺、東映太秦映画村、など。

流星が関係ない、映画『ひるなかの流星』

 新城毅彦監督映画『ひるなかの流星』(2017年公開)を観た。作りが雑。毒にも薬にもならない感じ。見てもいいし見なくてもいい。
 白のBeats(ビーツ)のヘッドフォンをしている白濱亜嵐。その後、ヘッドフォンも出てこないし音楽に興味があるという設定でもない。人物造型が表面的で、前フリだけで回収のない映像多め。脚本が下手くそだし、物語を遡行して検討してないのがわかる。ちなみにBeatsのヘッドフォンが出てくる映画は『SHORT MOVIE CRASH』(2016/7/3掲載)の「STAND ALONE」がある。
 永野芽郁が屋上でごろごろ。出た駄作映画には屋上、と思っていたら三浦翔平が「立入禁止なんですけど」と言う。邦画初。学校の屋上が立入禁止であることを指摘(洋画では当たり前のこと。例『ハングオーバー』(2018/1/16)がホテルの屋上、『ニューイヤーズ・イヴ』(2018/1/31)が病院の屋上)している。その後、前言を翻すセリフがあるけど、邦画としては快挙。手抜きするために学校の屋上でロケばっかりすんなよ、邦画!。
 山本舞香のヒール役、いいんだけど弱い。もっと永野をいじめてくれないと。面白さが出てこない。脚本、演出ともにツッコミ不足。ここでも人物描写が弱い。
 移動教室?で山の中の施設。永野、山本の策略にかかり山の中で迷う。白濱くる。そんなに簡単に見つけられるなら迷ってないと思うけど。雨が降ると屋根付きの避難所の中。あれ、まよったのでは?。人工物があるのに山の中の道に迷うの?。三浦が来る。うーん、みんな普通にすぐ見つける。これ道に迷っているのか?。見せ方が雑で適当でやっつけ仕事。
 その後、道に迷ったことも、薪小屋の件もほとんど話題にならない。こいつらバカなのかな?。人の行動としておかしいだろう。本当に会話や行動の描き方が下手くそ。
 永野、ベッドで横になっている。三浦が箱を開けると光が出てくる。ん?、SF?、ファンタジー?と訝っていると、ホタルなんだって。バカすぎる。ホタルってそんな小さな箱の中にそんなにたくさんはいると思っているの?。本物のホタル見たことないのか?。この映画製作陣、みんなバカなの?。それに映像がCG。それにその後、そのホタル、全然物語に関係ない。ただ適当に場面を考えて付け足しているのが見え見え。「こんなのあったらガキ(映画の観客)たちにウケるんじゃねえ?」というなめた声が聴こえてきそう。
 更に凄いのが、流星、物語に全然全く関係がない。もう一度書く、流星、なーんにも関係がない。ただ昼間に二回流れるショットがあるだけ。もう本当にバカすぎる。映像の無駄。時間の無駄。
 体育館、レスリングの練習だとごまかす永野。体育館に来た白濱たち三人。すぐ帰る。なんで?。もっと突っ込めよ。なにしてるんだあ?とか。レスリングって何?とか。色々あるよねえ、この場面で話すこと。もう、本当に登場人物の行動がバカすぎてイライラする。
 美醜は人によりまちまちだけど、ブレザーよりセーラ服の方が圧倒的に可愛いと思う、永野は。
 低予算邦画にありがちなんだけど、家族が出てこない描かない(永野のみでてくる)、学校の先生がほとんど出てこない。職員室が個室ってどういうこと?。そんな高校?あるのか?。大学か?。それに急に板張りの廊下になり建物外観とミスマッチすぎる。ちなみに建物外観のロケ地は東京女子大学、木造廊下は長野県松本深志高校と思われる。学校の設定、統一感がなく、映像的美術センスなさすぎ。
 ふくびき抽選会。前フリなく、すぐ抽選する。買い物のレジで参加券渡されるとか、描くべきショットがあるよねえ。そんなことも手抜きして描かないんですかねえ、最近の邦画は。本当に手抜きで楽しすぎ。
 そんな場面で頬にキスするかあ?。あんたら外国人?。なんで口吸い(キスのこと)しないんですかあ?。理由は?。日本人は頬にキスしないよねえ。あちこちあちこち行動が不自然すぎて、いらいらいらいらいらいらするする。
 クリスマスの雰囲気ゼロ。寒そうじゃない。権利関係のためかクリスマスの曲もかからない。年末も冬休みの感じもない。映像もセンスがないなあ。
 永野から三浦へのプレゼント。箱のまんま。包装とかしてない。バカすぎる。紙を破るショットがいるよね、ここ。手抜きしまくり。
 永野と山本、夜。明るい寝室。駄作にありがち。
 永野、目の下にねずみ男風の一本じわがあり、覚えやすい顔。新垣結衣も少し入っている。この子が可愛いから見続けられる感じ。白濱、両目の間隔が狭い。かっこいいのか、異形と言うべきか。覚えやすい顔であることは確か。山本、もっと汚くてずるいヒール役をやると爆発しそう。
 永野の親戚役佐藤隆太、三浦を呼びつけて怖い顔で脅す。何か永野と三浦に過去の因縁みたいなもの(例えば実は兄と妹とか)があるのかと思うと、なんと、なんにもない。この脅しの場面、後の物語に関係してこない。ただ単に三浦が永野と合うのをやめるだけ。うーん、バカすぎ。ここ絶対重要な話がなされたと思うよねえ。なんかもう話が薄っぺら過ぎて呆れる。
 ようこう高原の特別講習、リゾート地。湖の辺り。永野のもとから去り、また戻ってくる白濱。なんか見せ方のテンポが悪い。こんなことちゃちゃっと一回で済ませろ。
 邦画のお辞儀の角度、深すぎ。お前は銀行員か?。高校生がちゃんとした挨拶なんか出来ないだろう。なんかもういろいろいろいろ適当だなあ、もう。
 事件前のドリカム状態(男2、女1)という恋愛の王道の設定。ここにプラスアルファの山本が加わるのがちょっと面白い程度(描き方はぬるい)。
 この映画が面白くないのは恋のハードルがどこにも何もないこと。女が二人の男の間で揺れ動くだけ。どちらからも好意を示されているのだから、決めるのは本人次第。テメーの問題なだけ。
 飢えも、貧困も、人種差別も、病気も、血族問題も、戦争もない。毎日三度三度飯が食え普通に日常を送っているだけ。そんな高校生に恋のハードルを示せと言っても無理か。だけどさあ、監督と脚本家よう。人様から銭取って見せるんだったらハードルぐらい見つけてこいよ、現代のハードルをよ。
 ロケーション協力、東京女子大学、長野県松本深志高校、成蹊大学、吉祥寺各商店街、藤村女子中学・高等学校、東千葉メディカルセンター、横浜・八景島シーパラダイス、日本薬科大学、しなの鉄道、明星大学、富士見高原リゾート、菅沼キャンプ村、東京YMCA妙高高原ロッジ、中央高等学院、など。

木造宇宙船、映画『宇宙快速船』

 太田晃児監督映画『宇宙快速船』(1961年公開)を観た。雑、適当、子供だまし、映画タイトル意味不明。爆破破壊シーンのみ大迫力で秀逸。そういう意味で珍品。
 モノクロ、たちばなさんと呼ばれる男が千葉眞一だとしばらく気が付かなかった。若くて声が高い。猿顔で別人のよう。
 日本宇宙科学研究所。ロケ地は東京都水道局長沢浄水場。フランク・ロイド・ライト設計のジョンソン・ワックス社を思い出すマッシュルーム構造、ロート状の柱が特徴的で、SF映画のロケ地として雰囲気がある(ロケ地として有名な場所らしい)。
 子供六人。説明セリフが棒読み。広場にテントを設営し天体望遠鏡を準備。少年宇宙研究会 人工衛星観測隊と書かれた横断幕を立てる。なぜ他人にアピールしなければならないのかが全然わからない。急に人工衛星の落下を目撃する。急に落ちた場所を推測する。誰も空を見上げて確認しない。急に落下場所に走り出す。子供の行動がバカすぎる。本当に見えたかどうか疑うとか、火球が見えるとか、何かしら見せるべきだよねえ。見せ方が下手くそ過ぎて、紙芝居レベル。
 千葉ことアイアンシャープ(変身シーンとか説明とか最後まで全然ない)。この名前も急につけられてしまう。千葉のアクション、ひどい。宇宙人のきぐるみ感もすごいけど、千葉と宇宙人の格闘が、下手な盆踊り。本当にひどい。千葉、こんなひどい闘技を受け入れたのだろうか?。千葉のアクションスターの経歴として汚点かも。
 子どもたち、全員がADHDなのか、広場で空を見上げるとき、視線がバラバラ。こんなことすら全員で合わせることが出来ないのだろうか。演技以前の問題だと思うけど。
 千葉、宇宙船に銃みたいなものを一発撃つ。それだけ。なんの意味があるんだあ。本当に意味がわからない。何がしたいのかわからない。行動が無駄すぎ。
 なんと宇宙船、木造。すごすぎる。これで大気圏に突入して来たのか?。樫か、檜か?。宇宙に木が生えているのか?。
 電子頭脳。懐かし〜。今だとAIというのかな。シグマ電波、ドギュウムとパニュウム、オメガレーダー、エレキバリア、アルファ電子、など説明はセリフで済ませて色々後出しジャンケンで出てくる。正直飽きる。
 新聞のカメラマン、現場写真の撮り方、すごく適当。適当に撮る演出じゃなくて、いつ撮ったのかわからないくらい来たら帰る。見せ方が、雑すぎる。
 宇宙船の中の宇宙人、テレビ見ている。テレビ、見るんだああ。椅子が事務用椅子。変なヘルメット以外、すごく庶民的。
 宇宙船が来たと騒ぎ出す。だけど宇宙船は見せない。とにかく見せ方がひどい。見せ方の基本的なところが雑で適当。わざとなのかと思えるほど手抜き。
 宇宙船、地球に突入してくる。エレキバリアがあるので宇宙船からのミサイルが通過しない。なのに宇宙船突っ込んでくる。うーん、宇宙人バカなのかなあ。
 子役五人、または六人。並んで歩くショット多め。なんで?。急に歌い出す。なんで?。行動がすごく唐突で理解不能。
 研究所の息子が判定レーダーを見せるシーン。他の子供、ただの棒だという。ベルトに近づけると電子音。「判定レーダーだな」すぐわかる。なんで?。ただの棒だと思っていたものが、判定レーダーだとわかるまでに、もっとプロセス踏むべきだよねえ。何なんだ?と驚くとか、写すべきカットがあるはずだよねえ。見せ方を手抜きしすぎていて、子どもたちが異様にすら見える。
 飛来物を発見するのはいつも子どもたち。目がいいのかな?。タイミング良すぎだよねえ。話の進め方が雑。
 ドローンのような小型宇宙船。すぐに触ってネジを回す。小学生連中、バカ、猿と同じ行動。それにその小型宇宙船どこから来たの?。エレキバリアがあるので侵入できないのでは?。話雑すぎ。設定適当すぎ。更に発信している音をテープに録音して逆回転させると日本語になる。うーん、宇宙人面倒くさすぎ。
 研究所の警備。軍隊、記者、子どもたち、三つの団体が施設周りを右に行っあり、左に行ったりを何度も繰り返す。お前たちはドリフか!と突っ込みたくなるほど。ギャグのようにわかりやすく右左に集団で動く。演出の引き出しが少なすぎて逆に驚き。
 山本電気商会のショーウィンドウの中にある真空管ラジオ。2スピーカーで透明プラスチックグリルが前面すべてを覆っている独特なデザイン。シャープのUL-131に似ているけど、違うんだよなあ。メーカー、機種ともにわからず。
 小型円盤二機飛来。結局エレキバリアはどうなっているの?。母船はどこにいる設定なんですかねえ。もう考えるのもバカバカしくて面倒くさい。
 でまあ、この小型円盤が都心を攻撃し始めると映像が見違えるようにグレードアップ。同じ映画とは思えないショットがある。特に群衆とビルの爆発ショットの合成は秀逸。今の目で見ても合成部分の境界線がわからない。群衆の頭上に破壊されたビルが本当に落ちてきているのかあ、と驚くほど。超特撮映像でここは必見。
 日本保民党本部ビルを破壊、ヒトラーの巨大肖像画が描かれているビルを破壊、と急に大人が楽しめるギャグが挿入される。小型円盤からの地上群衆への攻撃は、もろ太平洋戦争のグラマンからの機銃掃射のパロディ。この映画後半の破壊シーンは絶対見ておくべき。
 ロケット発射室の中、英語によるカウントダウンがお経を読んでいるようなイントネーション。まだ英語が浸透してなかったのかなあ、当時。
 千葉たちが管理修理しているロケット、地上に出るといっぱいある。えー、一発だけじゃないの?。なんでその一台だけ一生懸命修理したの?。他のやつ撃てばいいだけじゃん。本当に最後まで雑で適当で、見せ方も下手くそ。さっきまでの破壊シーンが台無し。
 助監督は佐藤純弥。

おっぱいポロリ多数、映画『四季・奈津子』

 東陽一監督映画『四季・奈津子』(1980年公開)を観た。烏丸せつこの小悪魔的良さは出ているけど、微妙。鳥丸と阿木燿子のヌードがみたいならどうぞ。
 当時の野外ロケはゲリラ的なのか、周りの通行人の会話が入り込んでいる。ドキュメンタリーぽくて臨場感はある。画質はSD、16:9の画面に左右の黒帯があり、更に上下に黒帯があるので、正味動画の面積は50%くらいか?。フィルムノイズも多め。デジタルリマスターの必要性を感じる。
 烏丸のおっぱいポロリ、ヌード多数。水着の痕のないきれいな小麦色の肌。ファッションは白のスケスケのネグリジェ、当然ノーブラ。外でも多分、烏丸ノーブラ。いやはや、東、見せ方わかっているねえ。こういうのがいいんですよ。更に阿木燿子のおっぱいポロリも加わり、眼福、眼福。
 映画冒頭、烏丸が峠道を攻めている車は日産のパルサー(5ドア、ハッチバック)か?。東京駅で本田博太郎が乗る車はAustin Morrisのオースチン・ミニMkⅢか?。烏丸のセリフで「オースチンモーリス」と言っている。調べてみるとミニは1980年にブランドをオースチンモーリスに変更したよう。岡田眞澄が乗るのはサーブの99か?。鳥丸、一応、車に詳しい設定で運転シーンやそれらしいセリフもあるんだけど、ツッコミ不足な感じ。エンドロールを見ると操車技術に徳大寺有恒の名がある。
 本田の部屋にあるブラウン管テレビ、メーカーはVicter(ビクター)と思われたので調べてみたけど、機種わからず。ちらっと映るスピーカーはパイオニアのコアキシャルスピーカーPAX-A30と思われる。このとき、テレビに映っている映画は『天井桟敷の人々』と思われる。
 妹の布由子役太田光子、精神病院に入院しているみたいだけど、病院静かすぎ。後にちょっと騒いでいる声はするけど、ここも描き方ツッコミ不足な感じ。
 烏丸が東京に出てきて職探し。ルームメイドの面接のため清美社のドアを叩く。面接官が性悪説で履歴書を見る。これまでの例として、ホテルの電話で長距離をかけるやつとか、社員同士で仲良くなってホテル内で目合(まぐわ)うやつとかの話をする。すると烏丸、タバコを吸いながら「ぶっ飛ばされるけんねえ」と啖呵を切る。ここなかなかうまい。
 小峰奈津子のヌード写真が掲載された週刊誌。「いま地球の上はHi-Fi」と
ステレオコンポの広告が出ている。オーディオ全盛期。懐かしいねえ。ちなみにエンドロールの協力に篠山紀信の名がある。映画内で使われるスライドやスチール写真は篠山による撮影なのかな。
 映画ラスト、烏丸と阿木の二人が福岡県博多?のボタ山に登る。『フラガール』(2014/7/26掲載)でも女二人がボタ山に登っていたような。

ギャグや演出が天丼、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

 ロバート・ゼメキス監督映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー(原題・BACK TO THE FUTURE)』(1985年公開)を観た。文句なく面白い。ギャグや演出がひつこいことにびっくり。
 ギャグはひつこく繰り返すことで映画的な笑いになっている。今日の英単語「Hello, anybody home?」。映画冒頭、マイケル・J・フォックスがクリストファー・ロイドの家に入るとき。マイケルの家、トーマス・F・ウェルズがクリスピン・グローヴァーの頭を叩きながら。30年前のLOU'S CAFFEの中でトーマスがクリスピンの頭を叩きながら。と三回このセリフが繰り返される。いやはや、かなりひつこい。天丼による笑いが起こる。
 「life preserve」救命胴衣。このギャグも四回繰り返される。まずLOU'S CAFFEの店主がマイケルのダウン?ベストを見て「Hey kid, what you do, jump ship?」。遭難したのか?。その後、トーマス、リー・トンプソンの母親役フランシス・リー・マッケイン、クリストファーもベストのことを指摘する。ちなみに防弾チョッキは「bullet proof vest」。
 「slacker」怠け者も二回出てくる。ジェイムズ・トールカン(『大脱走』に出ていた弱視役)がマイケルとトーマスに投げかける言葉。
 「Damn!」。マイケルが約束の時間に時計台の前に現れないので、イライラしながらクリストファーが言う言葉。畜生。
 カメラを固定して俳優がカメラの手前に来たり奥に引っ込んだりを繰り返す演出が四回見られる。まずTWIN PINES MALLの駐車場。クリストファーの家の中。クリスピンの裏庭?洗濯物を干しながら。時計台の前、デロリアンを前にして。多分、現在過去未来を行き来する物語の視覚的暗喩と思われる。
 音楽の使い方にも天丼が見られる。LOU'S CAFFEでクリスピンがリーをダンスパーティーに誘うと、トーマスが入ってくる。するとかけていたレコードの回転数が下がったように音楽が遅くなる。ダンスパーティー、舞台でマイケルがギターを演奏。クリスピンとリーが離れ離れになると、ギターを弾けなくなり音楽が乱れる。
 映画冒頭、クリストファーの家の中。リビアの過激派とプルトニュウムのニュースを流しているブラウン管テレビの機種はSPECTRA 2000とある。調べてみるとSANYO(三洋)の製品に同じ名前があるのだけど、デザインが違う。
 マイケルが撮影に使うビデオカメラはJVCのGR-C1かな。マイケルの部屋の赤いFM/AMラジオ付き目覚まし時計はPanasonicのRC-6015かな。マイケルの持っているSTEREO CASSETTE PLAYERはAIWA(アイワ)のHS-P02 MkⅡ。
 クリストファーが実験に使うストップウォッチはSEIKOとCITIZEN。調べてみても実機は見当たらなかった。けどSCREENUSED.COMというサイトに説明があった。この二台は映画用のカスタムメイドで時間表示部を赤色LEDに取り替えて作ってあるとのこと。
 クリストファーがデロリアンをラジオコントロールで操作するときのRC用送信機(プロポ)はFUTABA(双葉)のFP-T8SGA-Pをカスタマイズされている。
 マイケルが買ってもらった車はTOYOTA(トヨタ)のHiLux PICKUP Deluxe 4X4かな。
 マイケルがのぞむバンドオーディション。マイケルのバンド名はピンヘッド。ドラムはYAMAHA、キーボードはWURLITZER。
 TWIN PINES MALLにはJCPenneyの看板が見える。『地球、最後の男』(2018/4/9掲載)にJCPenneyのロゴが入ったテレビが出てきた。百貨店チェーンブランドで家電も出しているということなのか。
 今見るとスタントマンは割と雑。マイケルの吹き替えがかなり太っているし、クリストファーの代わりの運転手も違いがわかりやすい。
 30年前の時計台前の広場。Roy's Recordsのショーウィンドウ内にWORLD'S SMALLEST RADIOと書かれたラジオが陳列されているけど、メーカー、機種ともにわからず。
 同じ時計台だけの映像でもヘリコプターが現れることで、現代の場面だとわかる。細かいことだけど、映画的とはこういうことだよね。多分。
 一度も逆らったことのないクリスピンがトーマスを殴り倒したことを聞いてクリストファーの顔色が曇る。これ未来が変化したことを示していて次作への前フリ。本当に脚本、細かい。
 ラスト、マイケルが現代のTWIN PINES MALLに戻ってから辻褄が合わなくなる。マイケル二人、デロリアン二台。クリストファー風に言うとWhat the hell!。
 スケートボード、リュックサック、ダウン?ベスト、ジーンズ、ズボンつり、カルバン・クラインのパンツ(下着)、4WDピックアップトラック、時代を感じるねえ。当時マイケルは24歳かな。高校生にしては老け過ぎ、だけど見慣れてしまって違和感すらわかなくなった。面白い作品だと細かいことはねじ伏せてしまう良い例。
 HUEY LEWIS AND THE NEWSの「THE POWER OF LOVE」が流れると、この映画見ているという実感が湧く。「かっこいんてぐら」ホンダのインテグラのCMも思い出してしまう。
 ダンスパーティー舞台でのMARTY McFLY with the STARLIGHTERSによる「JOHNNY B. GOODE」がめちゃくちゃかっこいんてぐら。この映画の白眉。マイケルが勢い余って現代のギターリードを奏でてしまい、観客があっけに取られ引く感じ。芸術とはなんたるかを映像としてうまく見せていて、何度見ても感動する。
 舞台裏にいるハリー・ウォーターズ・Jrが知り合いに電話でマイケルの演奏を聞かせるシーンがある。これ『ランナウェイズ』(2018/4/6掲載)にパクられていた。やりたくなる気持ちはわかる。
 ロケ地はアメリカのカリフォルニアか?。

モーションキャプチャ不使用、アニメ映画『カンフーパンダ』

 マーク・オズボーン、ジョン・スティーブンソン監督アニメ映画『カンフーパンダ(原題・KUNG FU PANDA)』(2008年公開)を観た。中国風味とパンダの特徴がちゃんと生かされている。面白い。
 冒頭、切り絵(水墨画?)チックなアニメーション。配慮が細かい。パンダのポーと師匠のシーフーとの肉まんをめぐるお箸対決は出色の出来。ここは大爆笑。最終的にパンダの体型が技に生かされていたり、龍の戦士になるための秘技の巻物に書かれていることは自己を見つめること(白紙、鏡面仕上げ)だったり、と大人が見ても面白い作りになっている。
 今日の英単語「Inner peace.」。シーフーがローソクの前で座禅?を組み、自分に言いきかせるようにつぶやく言葉。平常心、と訳されていた。
 「Skadoosh!」。ポーがタイ・ランにシーフーの指固めをかけるときに言う言葉。調べると、作品内のみの掛け声のよう。
 製作はモーションキャプチャー不使用とのこと。アニメ的動きというのが面白さに繋がっていることの裏付け。
 エンドロールに「功夫熊猫」と出る。中国語タイトルかな。

自撮り設定は疲れる、映画『アース・トゥ・エコー』

 デイヴ・グリーン監督映画『アース・トゥ・エコー(原題・EARTH TO ECHO)』(2015年公開)を観た。自分たちをビデオ撮影をしているという設定が邪魔。CGはかなり自然で驚いた。見てもいいし見なくてもいい。
 高速道路建設のために立ち退きを余儀なくされている街(アメリカのネバダ州マルベリー・ウッズ)。離れ離れるなる前に、三人の少年(13歳)が両親に内緒で自転車旅行(28キロ先の砂漠、高圧鉄塔の下)に出る話。拾ったガラクタに宇宙人が住み着いていて、三人(途中から四人)が宇宙船建設に手を貸すことになる。
 手持ちのカメラはSONY(ソニー)デジタルHDビデオカメラレコーダーHANDYCAM HDR-CX720V(と思われる)、自転車に取り付けるアクションカメラはGoPro Hero2、眼鏡にカメラが仕込まれているスパイグラス。この三台で撮影された映像で映画は成り立っている(という設定)。
 だけどねえ、こういう映画にありがちなんだけど、まず、素人撮影という設定なのでクローズアップが多い、終始画面が揺れいている。ので、見ていて疲れる。あと、その映像誰が撮っているんだよ、と突っ込みたくなるショットや画角もあり。気になると精神的にも疲れる。一年前の出来事を、ブライアン・”アストロ”・ブラッドリーが編集しているという設定みたいだけど、13歳でその編集能力はすごすぎ。この手の手法は目が疲れるし話も飲み込みづらい。
 リース・ハートウィグの机の上に古いポケットラジオが置いてある。調べてみたけどメーカー、機種ともにわからず。工事現場作業員の持っているリニアPCMレコーダーと思われる機械。特徴的なマイクから簡単に見つかると思っていたけど、難航。これまたメーカー、機種ともにわからず。
 土に埋まった機械の破片のようなものをブライアンが判断する。え?、リースが弱電工作好きという設定(部屋の様子や携帯電話の偽装などから)だよねえ。なぜ破片をリースがまず調べないの?。キャラ設定と行動がおかしくねえ?。
 今日の英単語「Bananas, insane.」。ブライアンがエイリアン?の動きを目の当たりにして言う言葉。そんなバナナ!、ぐらいの意味かな。
 「YOU ARE ON CAMERA」。POWN & LOAN店内にある注意書き。カメラ作動中。
 「NO PERSONS UNDER 21 ALLOWED」。SHOTGUN Sally's店内にある注意書き。未成年お断り。直訳すると21歳未満の人は認められない。underは未満なんですなあ。映画を見ると勉強になるねえ。
 夜、無人の納屋なのに電灯が点いている。こういうところ雑。
 かと思うと、CG合成はかなり自然。エコーと呼ぶことにした宇宙人?との会話シーンも視点のズレや不自然さはない。あと、物体が所狭しと飛び回る感じとか。特に驚いたのはトラックとの衝突シーン。衝突寸前でトラックが分解していき、通り過ぎると元通りになる。まず発想が面白いし、映像としても面白い。

ラストで大失速、映画『スピーシーズ 種の起源』

 ロジャー・ドナルドソン監督映画『スピーシーズ 種の起源(原題・SPECIES)』(1995年公開)を観た。ラスト手前まではよくできている。最後が残念。
 夜の星空を背景にパラボラアンテナ。オープニングロール。すり鉢状の地形を利用した巨大パラボラアンテナ。ロケ地はプエルトリコにある電波天文台、アレシボ天文台と思われる。ここでS.E.T.I.(地球外知能探査計画)の説明になる。
 アメリカのユタ州ダグウェイの国立研究所。女の子役ミシェル・ウィリアムズが研究所を逃走、列車に潜り込みロサンゼルスで下車するまでの描き方が秀逸。ミシェルがまだ人間世界に馴染んでないという設定なので、全て映像で表現。サクサク進んでスピーディー、ここなかなかうまい。あと、クリーチャーのデザインも秀逸。エンドロールをみるとH.R. GIGERの名がある。さすが。それに輪をかけてミシェルの見る悪夢。すごく変なイメージ映像が挟まれる。この映像も不気味でうまい。
 ミシェルが盗んだバッグから取り出して映像を見る機械は、SONY(ソニー)のVIDEO WALKMAN GV-S50と思われる。
 ミシェルが途中下車する駅内部の売店。支払い時にクレジットカード情報を読み取るインプリンターが出てくる。映画でこの機械と作業風景が出てきたのを初めて見た。
 cocoon(繭)が女性車掌を襲うシーン。短いカットと列車の警笛だけで、非常にスピーディー。ロジャー、怖がらせ映像うまい。映画後半、ゴミ箱から出てくる男の見せ方もうまい。本当にびっくりした。
 実験室の中に閉じ込められるマイケル・マドセンとマージ・ヘルゲンバーガー。クリーチャーのデザインといい、設定といい、もろ『エイリアン』。
 大人の女に成長した暗号名Sil(シル)役のナターシャ・ヘンストリッジ。細くてブロンド、灰色の瞳。おっぱいポロリも多数。適役。
 ナターシャがサハラ・モーター・ホテルの部屋ハネムーン・スイートで見ているブラウン管テレビはHITACHI(日立)のCR-400かなあ。情報が少なすぎて機種は同定できず。追跡チームの宿泊するホテル。見ているブラウン管テレビは『アルゴ』(2018/4/19掲載)でホワイトハウス首席補佐官室にあったテレビとデザインが似ている。SONY(ソニー)だと思うけど、メーカー、機種ともに同定できず。
 マイケルの持っている銃はグロッグ17か?。Whip Hubleyとナターシャが記念写真をとるカメラはPolaroid Spectra AF。
 今日の英単語「I've got his machine.」。Whipに電話したマージがマイケルに言う言葉。留守録だよ。
 「What's the matter?」。裸のナターシャが車に飛び込んできたので驚いた運転手がナターシャに問いかける言葉。どうしたの?。
 「Did you want something?」。マージがマイケルをホテルの部屋へ招き入れて言う言葉。何か御用?。
 「It's started.」。アルフレッド・モリーナの上に騎乗位でまたがっているナターシャが自分のお腹に手を当てて言う言葉。(妊娠、成長が)始まった。
 ナターシャが変身して追い詰められはじめると、途端につまらなくなる。まず、ナターシャの変身後のデザインがひどい。これGIGERじゃないでしょう。最低限、デザインは統一しようよ。
 あと、活躍する火炎放射器。途中でクリーチャーを焼くシーンがあるけど、一応、武器の説明はしておこう。石油が溜まっているのに火炎放射器使いまくり。いくらなんでも。有毒ガスとか、可燃性ガスが充満しているとかあるのでは?。
 これまでずーっとナターシャの心を読んできた霊能者のフォレスト・ウィテカーなのにナターシャの出産に気が付かない。近くでものすごく苦しんでいるのに。霊能力はどうした?。
 洞窟の中、明るすぎ。三人がばらばらになりすぎ。マイケルも変身ナターシャも駆けつけるのがおそすぎ。ここの洞窟のシーンは同じ脚本、監督とは思えないほどひどい。クリーチャーのデザインもひどいし、どうした?。制作過程でトラブルでもあったか?。
 「Let go, you motherfucker.」。変身ナターシャをマイケルが仕留めるときに言う言葉。

2018年05月前半観たおすすめ映画(邦画・洋画)

2018年05月前半観たおすすめ映画(邦画・洋画)
 2018年05月前半観た映画は邦画5本、20本、計25本。

【次点】

『ストリート・オブ・ファイアー』監督ウォルター・ヒル、1984年公開、2018/5/8掲載。
 ストリートの世界観が独特。野外セットを暗幕で包んで夜間撮影をしたという懲りよう。物語と画面がマッチして没入できる。マイケル・パレも雰囲気ある。

『手紙は憶えている』監督アトム・エゴヤン、2016年公開、2018/5/14掲載。
 非常に丁寧な作り。テーマ、前フリと回収、俳優の演技、撮影、編集などなど低予算なのに文句のつけようがない。ただラストがなあ。マックスの説明は蛇足かなあ。

【次点の次点】

『ボルベール〈帰郷〉』監督ペドロ・アルモドバル、2007年公開、2018/5/10掲載。
 テレビドラマレベルの明るい画面と内容。わざわざ取り上げる必要はないんだけど、出てくるスペインの墓に関する風俗習慣が日本的で魂消(たまぎ)る。掃き清めたり、生前に買っておいたり。ペネロペ・クルスのサービスショットもあるので暇ならどうぞ。

『ファッションが教えてくれること』監督R・J・カトラー、2009年公開、2018/5/11掲載。
 VOGUEの9月号出版までを追ったドキュメンタリー映画。もろ『プラダを着た悪魔』(2018/1/3掲載)と同じ。予習復習で見るのがいいかも。これまで洋画を二百本以上見たけど、外人、怒って議論ばっかり。外人ってバカばっかり、と思っていたけど、『ファッションが教えてくれること』を見たらインテリは喧嘩しない。これまで見た映画の脚本がバカだということが判明した。

『ファンキーランド』監督フィリップ・ドーリング、ロン・ナイスワーナー、2012年米製作、日本劇場未公開、2018/5/11掲載。
 全く期待していなかったけど意外に面白い。銃も目合(まぐわい)も出てこないのが潔い。ジェシー・アイゼンバーグは気弱で誠実な青年役がめちゃくちゃうまい。

『トランスフォーマー』監督マイケル・ベイ、2007年公開、2018/5/15掲載。
 特に書くことなし。車とロボットが活躍する。それ以上でも以下でもない。ビール片手にならなんの文句もない。ただこれが120分以内ならなあ。143分は冗長。

【駄作】『ミッション:インポッシブル』『ゴッドタン キス我慢選手権 THE MOVIE』『白い帽子の女』『劇場版 SPEC(スペック)〜結〜爻ノ篇』

日本製品が頑張っていた?、映画『トランスフォーマー』

 マイケル・ベイ監督映画『トランスフォーマー(原題・TRANSFORMERS)』(2007年公開)を観た。ストーリーは途中散らかるけど、画の迫力で最後まで見れる。
 中東カタールでの出来事。登場人物たち、物語にあんまり関係ない。あちこち冗長。つかみ映像としてはわかるけど、もっとさくさくいきたいところ。
 MH53ヘリコプターからの変身シーンは迫力があり、たしかに驚く。この映画の見所は、この各所で現れる変身シーン。それ以外のドラマとかは正直どうでもいい。
 古いシボレーカマロ、車内映像。車窓がものすごく適当。ここまで雑なのも久しぶり。最近、CGで済ますことが本当に多い。
 小型ロボットフレンジーが偽装のために変身するCDラジカセはGPXのBCDW9815CNPと思われる。
 戦闘中にクレジットカードを要求され、ポケットから探そうとするとポケットが10個ある。ここちょっと笑える。
 ターゲットをレーザーでマークする。これ『世界侵略:ロサンゼルス決戦』(2018/2/28掲載)にも出てきた。輸送機(A-130?)に105mm砲が積んである。そんなでかい大砲を飛行機から撃つんだあ。
 国防長官役ジョン・ケラーが時々入る防音室?。内部に板状楔形の吸音ボードが貼られている。吸音ボードが出てくる映画は『クリーピー』(2016/11/6掲載)、『ルーム』(2018/4/8)。
 今日の英単語「It's probably Japanese.」。カマロがロボットに変身する過程を見て、シャイア・ラブースがミーガン・フォックスに言う言葉。その後も日本製を褒めるシーン(ダムの中、ロケ地はアメリカのアリゾナ州ネバダ州境界フーバーダムか?)がある。エンドロールを見るとTOMY COMPANY, LTD.の文字。なーんだ日本企業へのおべんちゃらなんだ。
 ちなみに日本製が話題になる映画は『危険な情事』。壊れた傘のことを日本製だと言ってなかったけ?。このときは否定的な意味で使われていた。1987年だからバブルの頃ですな。
 「Sleep in fear tonight.」。高校?の先生が生徒に向かって、明日はテストをするかもと予告してからのこの言葉。今夜は怯えて眠れ。
 「to punish and enslave...」。罪人は罰し服従させ...。悪役パトカーSALEEN S281(オリジナルはフォードのマスタング)のボディー右側面に書いてある言葉。
 「No sacrifice, no victory.」。ウィトウィッキー家の家訓。
 最初のロボット対決。悪役ロボが倒されるシーンがない。正直がっかり。なぜ見せないんだあ?。フレンジーとミーガンとの対決は面白いけど。
 キューブの位置座標がメガネに刻印されている話あたりから、欲張りすぎ忙しすぎて物語の筋が追いにくい。ロボット対決は人間の設定が邪魔。純粋にロボット対決を見たい。カタールの部分をカットして、120分に収めてほしいところ。
 出た、モールス信号。『エグゼクティブ・デシジョン』にも出てきた。ハイテクがだめになったときのローテクの定番。『亡国のイージス』(2015/8/28)だと手旗信号だった。
 画面の迫力もあるけど、車とロボットのいいとこ取り。スピルバーグが孫に見せるために作った、なんて言っていたんだっけ。それ以上でもそれ以下でもない出来。
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グブリー川平(かびら)
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