ドアが違う、映画『CMタイム』

     久保田誠二脚本・監督映画『CMタイム』(2012年公開)を観た。凄まじくつまらない。駄作。
     映画冒頭、配役が出るまで、映像のテンポがものすごく悪い。間延びして見ているこちらのほうがイライラする。映画が始まっても全然話が前に進まない。撮影は玄関先と建物内だけ。映像に変化は乏しいし、話は停滞しまくりだし、いちいち字幕で説明するし、ただただ飽きる。
     佐藤和樹のいる控え室C。ドアの外には本仮屋ユイカと寿大聡がいる。ドアを挟んだ内部と外部が交互に写されるんだけど、なんと室内から見たドアと廊下側の外から見たドアが全然違う。外から見ると観音開きの親子ドアなのに室内から見ると一枚ドア。さらに開く方向も違う。撮影、雑で適当でやっつけ仕事なのがまるわかり。
     それでいて、作品内で、映画論みたいなことをぶっている。手抜きはするのに口だけは達者なようで。邦画って、こういう連中が多いんだろうなあ。
     ベートベン第九、結樺レイナ、峯が岡八幡神社(正式名称は峯ヶ岡八幡神社?)。

    ライカM、映画『白河夜船』

     若木信吾撮影・監督映画『白河夜船』(2015年公開)を観た。眠い、つまらん。本当に見てもいいし見なくてもいい。
     長いショット、ほぼ音楽なし、寝てばかりいる安藤サクラ。うーん、こっちまで眠くなる。寝て、井浦新と不倫して、谷村美月とだべって、寝て、これの繰り返し。だから何なんだ!。ずーっと安藤の独白で説明、これまた眠くなる。
     中華料理レストラン、客は井浦と安藤だけ。すごく不自然。東京と思われる雑踏、江戸通り、浅草通りのロケは通行人が時々二人を見ている。今時、こういう撮り方、珍しい。
     エンドロールを見ると、撮影機材はライカM。このカメラ、外観は普通のデジカメ、一応フルHDの動画も撮れる。夜景のキラキラした感じはこのカメラの特徴なのか?。ゲリラ撮影に向いているかも。確かに百万円近いお値段のことはあるか。
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    グブリー川平(かびら)
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