CD(BMGビクター R32P-1188)を聴く。

    cdtrinitysession

     CD『トリニティ・セッション / カウボーイ・ジャンキーズ』(BMGビクター R32P-1188)を聴いた。

     「これには外盤と国内盤があるが国内盤に限る。外盤はローカットされているからダメだ。このCDのポイントは30Hzを中心に、25〜40Hzでふわっ、ふわっとくる風圧だ。教会録音のロックだが、床の共振がハイレベルで入っている。」(『不思議の国の長岡鉄男②』(音元出版)P118より)。

     再生を始めると冒頭からいきなり女性ボーカルと共に空調ノイズのような暗騒音に包まれる。演奏が始まると心音のような耳を圧迫する連続音。確かに低域の情報量はかなり多め。ドラムよりもベースが活躍する曲は床鳴り振動は控えめになる傾向。あと、CD全体で言うと、低域成分前半多め、後半になるにしたがって普通の優秀録音な感じ。
     外盤は以前聴いたことがある。現在は手元にないので現物比較ではなく、記憶の中での比較だけど、長岡が指摘しているとおり、差は激しい。オーディオマニアなら絶対国内盤だ。ただし、普通に音楽が聞きたいだけの人には、ただのノイズでしかない。まあ、どっちにしても、アルバム全体としてよく出来ている。長岡推薦CDにしてはゲテモノ感は全く無く、BGMとして聴ける。おすすめ。
     ちなみに録音場所と日時は「Captured live at the Church of the Holy Trinity in Toronto, Canada on November 27,1987」、使用機材は「A Digital R-Dat Recording, using only a Calrec Ambisonic Microphone」。

    CD(ビクター VICL-23091)を聴く。

    cdecophonyrinne

     CD『輪廻交響楽 Ecophony Rinnne / 芸能山城組』(ビクター VICL-23091)を聴いた。
     LPの発売は1986年5月21日。このCDはレーベル面の黄色い再発盤。「このCDは、アナログ・テープのデジタル変換に[20bit K2スーパーコーディング]を使用しています。」とあり、帯に「20bit K2」のマークがある。
     やはりマルチ録音、多チャンネルの音の重ねが原因なのか、音は埃っぽい。けど、音場、音色は面白い。
     ダミーヘッドマイクよる録音。前後は出ないけど左右はかなり広がる。ガムランのホールを変えた録音(ノバホールとアビラックセンター)。同じ楽器だというのに音色まで変化する。熱帯雨林での生録。合唱やコーラスにガイド音を用いて超絶技巧にしてみたり、一聴すると巨大な太鼓だけど平太鼓の音を加工しただけ。ジェゴグの連打、音階、など、今聴いてもやっぱり飽きないのはさすが。

    CD(ビクター VICL-23092)を聴く。

    cdakira

    CD『Symphonic Suite AKIRA GEINOH YAMASHIROGUMI』(ビクター VICL-23092)を聴いた。再発盤(盤面が黄色)で1994年10月21日発売。
     今更だけど、アニメ映画『AKIRA』(2016/5/6掲載)の劇伴(サウンドトラック)として有名。初めて芸能山城組を知ったのはこのアルバムで。オリジナル発売は1988年7月27日、29年前。ちなみにアニメ映画『AKIRA』の舞台となるネオ東京の時代設定は2019年。来年ですな。オリンピックまで未来の出来事を言い当てているけど、核戦争だけは当たってほしくないなあ。
     音としては埃っぽい感じ。優秀録音盤ではないけど、大音量再生するとスカッとする、音や音場が面白いのでオーディオ装置のデモ用として再生するとウケる、などまだまだ特徴は健在。
     未聴だけど、DSDデータの販売もあるらしい。種類が多すぎて、再生フォーマットを吟味しているのか、再生機器をチェックしているのか判断できないので、DSDにはまだ手が出せない心境。もう少し熟成するのを待つかなあ。SACDやDVD-Audioみたいに熟成する前に腐っちゃうのもあるし。資源の集中を及び腰にさせるデジタル化は困ったもんだねえ。
     ライナーノーツ、P20の「ミニ・モニタースピーカーを「???」にしている。」と書いてあるんだけど、これって長岡鉄男設計のスワンなのかなあ。なんで伏せる必要があるんだろう。

    オーディオルームの天井問題6

     さてさて、なぜオーディオルームの天井に関して考えることになったのかを復習すると。
     天井は音質劣化の元凶なのでいらない(エアコンなどの空調も音質劣化につながるので使わない)→天井がないと夏は死ぬほど暑い→天井を作る以外に遮熱断熱はできないのか?→ならば人体実験→駐車場の建物を利用して遮熱断熱を試みる。という流れ。
     で、今年の夏、試してみた遮熱断熱対策は以下の通り。
    1、アルミ入り遮熱断熱壁紙を室内に貼る。←内断熱。
    2、屋根(スラブ外側)にアルミラミネート遮熱断熱ネットを直張り。←外遮熱。
    3、朝夕の散水。←気化熱によるスラブ面温度上昇の抑制。
    4、ミストシャワーによる散水。←気化熱によるスラブ面温度上昇の抑制。
     で、前回報告したように、スラブ室内側の温度を無対策40.5度から33.1度まで下げることができた。
     
     実際にあれこれ遮熱断熱対策をしてみて、もっと涼しく快適になるのではないかという理想的な室内(断面図)を考えてみると、こんな感じ。
    天井問題6断面図

     まず室内温度を測定して気がついたことは、「天井の高い部屋は熱が上部に貯まる」ということ。頭ではわかっていても、これは赤外線温度計で実際に測定しないと体感として気がつけない。
     その対策として、熱くなった空気を外に逃がすための高窓が必要。当然、遮音のために二重窓。だが、二重窓の高窓は開け閉めにかなり手こずるし不便なはず。そこで妥協案としてシーリングファンの導入。大音量でビリついて音質劣化の原因になるかもしれないので、重くて丈夫で鳴きにくい商品を見つけるのは必要はありそう。
     あと、アルミ入り遮熱断熱ネットを二重にしてひくと、1.5〜2度の温度の低下が見られて、非常に遮熱効果が高いのだけど、いかんせん風に弱い。
     台風が接近するとまいどまいど室内に取り込まなければならず、かなり面倒。次の課題としては、ネットのかわりになりそうな遮熱断熱塗料の実験をしてみたいところ。効果がありそうな塗料はかなり高価でおいそれとは試せないけど、来年の夏の課題として取っておくことにしよう。
     あと、気がついたことは、「天井の温度と床の温度が連動している」「RC造の躯体温度は最高が17〜18時ごろ、最低が8〜9時頃出がち」「秋分の日をすぎるあたりから天井の温度と南西壁の温度が同じになってきた」「散水は風の強い日は気を使うし、水の管理が面倒くさい」など。来年もやることいっぱいあるなあ。

    CD(ワーナー WPCS-13224)を聴く。

    seijiozawa

     CD『小澤征爾 石井眞木:遭遇Ⅱ番 / 武満徹:カシオペア』(WARNER CLASSICS WPCS-13224)を聴いた。

     このCDを知ったのは雑誌『stereo』2016年8月号、「この音を聴け!今月の変態ソフト選手権!」で炭山アキラが紹介してたから。

     指揮は小澤征爾、演奏が日本フィルハーモニー交響楽団、ツトム・ヤマシタ(山下勀)、雅楽(上近正/大塚永夫/多忠麿/芝祐靖/鶴川滋/東儀信太郎/東儀俊美/東儀博/豊英秋/林廣一)。
     1971年6月22・24日録音・於杉並公会堂、Producer-Peter Andry、Balance engineer:Carson Taylor。
     オリジナルは1972年にリリースされたLP(東芝音楽工業 AA-8872)らしい。サイト「私のレコード・ライブラリーから」にLPジャケットが出ている。舞台上の楽器の位置とマイクが確認できる。「メイン・マイクロフォンはオーケストラがのるステージからかなり離れてホールのほぼ中央につるし、(略)それでも最終的な位置は指揮者の頭上かなり高く、ずいぶん後方に離れていたのである」とCDのライナーノーツに書かれている。

     1曲目 石井眞木〈遭遇Ⅱ番〉-雅楽とオーケストラのための-(1971)
     なんの関係もないのだけど映画『雨月物語』を思い出す。打楽器が入るとどぅまんぎる。それだけ音の立ち上がりが鋭い。6:40あたりから、雅楽の太鼓が右チャンネルから鳴り続ける。このホールエコーが他の楽器から分離して聴こえて面白い。雅楽の優秀録音盤として聴いても良さそう。
     2曲目 武満徹 カシオペア-独奏打楽器とオーケストラのための-
     この曲はシアター・ピースぽい曲らしい。山下勀の打楽器が活躍。5:00ごろのタンバリンの音がわかりやすい。身近な楽器がなると空間把握がよりしやすい。

    オーディオルームの天井問題5

     遮熱断熱対策を施した車庫の温度を載せる。
     施した対策は以下のとおり。室内側にアルミ入り遮熱断熱壁紙、陸屋根スラブ面にアルミがラミネートされた遮熱断熱ネット二枚重ね直張り、朝夕の散水、正午から日の入りまでのミストによる散水。

    外気温、最高33度、最低27度。
    時刻 外気温 スラブ室内側 南西壁 北西壁
    06:00:00 27.8 29.1 29.1 28.6 30
    07:00:00 28.3
    08:00:00 30.2 29.1 29.2 28.8 30.1
    09:00:00 30.9 29.3 29.4 28.9 30.2
    10:00:00 32.2
    11:00:00 33.4 29.5 28.8 28.5 29.7
    12:00:00 33.1 30.6 30 29.6 30.3
    13:00:00 33.1 31.4 30.6 30.3 31.2
    14:00:00 33 31.7 30.7 30.6 31
    15:00:00 32.8 32.5 31.2 31 31.2
    16:00:00 32.2 32.7 31.6 31.1 31.2
    17:00:00 31.2 33.4 32.1 31.5 31.6
    18:00:00 31 33.2 32.4 31.8 31.5
    19:00:00 30.2 33.4 32.4 32 31.7
    20:00:00 30.2 32.9 32.1 31.8 31.7
    21:00:00 29.7 32.6 32.1 31.9 31.9
    22:00:00 29.5 32 31.2 31.2 31.2
    23:00:00 29.3 31.9 31 31.3 31.3

     なんとかスラブ室内側の最高温度が33.4度。8月21日に掲載した対策なしの40.5度に比べるとなんとか頑張ったとは言えるけど、天井ありの部屋の天井温度が33.1度なので、もう一息というところ。なんとか天井ありと勝負できるところまでは来たけど、超えてはいない。
     もう熱帯夜ではない夜も訪れていて、夏の遮熱断熱対策はこれで終了する。次のUPで、まだやれる対策、理想的なオーディオルームの天井周りを書く予定。
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    グブリー川平(かびら)
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