オーディオルームの天井問題3

アルミ付き壁紙
アルミ付き壁紙(アルミ側から撮影)

 駐車場内部のあちぱんぱんする感じは屋根スラブ(室内側)と壁からの輻射熱だと思われる。まず最初にこれをなんとかしたい。→内断熱の必要性。
 と、思い立って、アルミがラミネートされた発泡ポリエチレン製?の断熱遮熱壁紙を購入した。HYUNDAE sheet、ハングル語があるので韓国製と思われる。
 アルミ面が壁側、発泡ポリエチレンが室内側になる。アルミ面に接着剤がついていて、切断時のガイドになる格子が印刷された透明フィルムを剥がして、壁に貼り付けていく。
 最初はまっすぐ貼るのにかなり手こずった。壁のひとつの面を貼り終える頃にはコツをつかんでまっすぐ貼れるようになった。貼ったのはスラブ(室内側)、南西壁、北西壁の三面。

 貼り終えてからの室内温度データ。外気温の最高は33度、最低は28度。

時刻 外気温 スラブ室内側 南西壁 北西壁
06:00:00 29 31.4 31.8 31.3 31.9
07:00:00
08:00:00 31 31 31.5 31.2 31.8
09:00:00 31 31.4 31.4 31.2 31.6
10:00:00 31 31.4 31.5 31.2 31.5
11:00:00 31 31.6 31.5 31.2 31.5
12:00:00 32 32 31.4 31 31.4
13:00:00 33 32.8 32 31.4 32
14:00:00 32 34.3 32.5 31.9 32.3
15:00:00 30 34.8 32.6 32 32.4
16:00:00 31 35 32.6 32.5 32
17:00:00
18:00:00 29 35.2 32.7 32.2 32.5
19:00:00 30 34 32.8 32 32.3
20:00:00 29 33.7 32.5 31.7 32.5
21:00:00 30 33.1 32.1 31.1 31.9
22:00:00 30 32.9 32.2 31.3 32
23:00:00 30 32.6 31.9 31.4 32.1


 何も対策をしていないプレーンな状態の駐車場のデータ(2017/8/21掲載)と比べると、スラブ(室内側)の最高温度が40.5度から35.2度に抑えられている。
 外気温が違う日の比較なので、正確性はないけど、その後の測定でも36度を超えることがなくなった。アルミによる遮熱、発泡ポリエチレンの断熱は効果あり。

オーディオルームの天井問題2

駐車場断面

 それでは現状を把握しなければ遮熱対策の効果もわからないので、車庫の天井なしスラブ(室内側)Aと天井あり部分Bの温度を測ることにした。

 天気は晴のち曇、気温は最高34度、最低28度。

時刻 外気温 スラブ室内側 南西壁 北西壁 B天井
06:00:00 28 31.9 30.8 30.6 31.4 31.5
07:00:00 29 31.9 31.2 30.7 31.3
08:00:00 30 31.3 31.3 30.3 31.3 31
09:00:00 31.4 31.4 31 31.3 31.5
10:00:00 32 31.8 31.5 31.4 31.6
11:00:00 33 32.7 31.4 31 31.5
12:00:00 34 32.7 32.5 33 32.1
13:00:00 34 33.1 32 31.9 32.7
14:00:00 33 37.4 32.1 31.9 32.7 31.9
15:00:00 33 39.2 32.7 33.3 32.5
16:00:00 33 40.5 34.6 33.7 33.4 33.1
17:00:00 33 40.5 33.8 33.8 33.8 31.9
18:00:00 32 40.5 34.5 33.7 33.4 32
19:00:00 39.5 33.9 33 33.4
20:00:00 30 39.2 33.8 33.2 33.3
21:00:00 30 37.5 33.4 32.8 33.2
22:00:00 36.3 32.4 32.4 32.7
23:00:00 34.8 33 32.2 32.7


 駐車場の中で一日を過ごした感想は?。あづずぎまず。死にます死にます。スラブ室内側、40.5度は生命の危険を感じるほど。14時ごろから19時まで駐車場内で過ごすのは無理。その間は母屋に避難。それでも夜は駐車場で寝ました。外気が冷たいので窓から入る風でなんとか寝れたけど。室内の暑さは、夜でも退かない。

 コンクリート造(RC造)、遮熱対策、断熱対策をしていない部屋で過ごしてわかったこと。

1、輻射熱がすごい。
 暑さを感じるのは輻射熱だと実感した。太陽光で温まったコンクリートは巨大な蓄熱材。最高気温から四時間ほど遅れてスラブ室内側のピークが来る。さらに夜も温まった壁から輻射熱によって放熱し続けるから、居住環境としては最悪。琉球語のあちぱんぱんという感じ。
 今回の実験で、原因の一つが判明。この輻射熱をまずなんとかしなければならないなあ。

2、スラブ室内側と床の温度が連動している。
 これは温度を測定して初めて気がついた。壁よりも平行した面に温度が移動している。輻射熱の作用だと思われる(多分)。スラブ室内側の対策を施せば、自動的に床の温度も下がるはず。

3、B天井はさすがに安定した温度。
 天井の必要性を体験として理解した。断熱材と空気層の空間が室内側に熱の流入を防いでいるのを実感。31〜33度で安定しているのもさすが。

 という現状がわかったので目標を掲げる。

『遮熱対策、断熱対策を駆使して、天井ありの室内と同等の環境を造り出す。いや、それ以上に涼しくする』

備考、遮熱と断熱の違いについては日本経済新聞の記事「意外に知らない「遮熱」と「断熱」の違い」がわかりやすい。

オーディオルームの天井問題1

GM320
上の写真は赤外線放射温度計(INFRARED THERMOMETER)GM320

 『長岡鉄男のスーパーAV ホームシアターをつくる』(共同通信社)に次のように書かれている。
 「Sさんの計画では天井は鉄骨の下に天井板を張って、その内側に電気配線を通し、照明器具用のコンセントも取り付けるということだったが、この方式の天井はひどいタイコになって、音質劣化が著しい。」

 オーディオルームを造るにあたって、上記の理由により天井はいらない。天井がないことで部屋の容積が大きくなり、音質的にメリットになる。天井が高くなることにより長岡鉄男設計のネッシー系列のスピーカーを導入することもできる。オーディオ的にはメリットばかりなのだが、その部屋で生活することになると、いろいろと対策を考えなければならない。

 まず、天井がないとはどういうことかというと、直射日光を屋根のスラブ面が受けて、スラブ内部で熱伝導、室内側のスラブ面で熱放射がおこり、室内が(ものすごく)暑くなる。

 天井があれば、断熱材と空気層で熱放射を吸収、また、換気穴から外部空気が循環し冷やされて、室内側の天井面は、天井スラブ程は熱くならない。

 沖縄の夏、この構造の違いを体感できるのは古い外人住宅。外人住宅は、まさにスラブの下がすぐ生活空間となる。天井がないと、夏は凄まじく暑い。

 じゃあ、エアコンを入れでばいいのではないか、というけど、それは本末転倒。オーディオのために、天井を省いているのに、ノイズ源となる空調機器を導入するなんて、ナンセンス。さらにエアコンの設置には遮音を念入りにした壁に穴をあけなければならない。これでは、何のためにオーディオルームを造るのか。ぶれてはいけない。オーディオが一番、住心地は後で考える。

 そこで、やっと本題。

 我が家の車庫の構造が、ちょうど天井のあるスラブとコンクリートむき出しのスラブの両方があることに気がついた。そこで、この屋根にいろいろな対策をして、沖縄の夏のコンクリート造(RC造)住宅の遮熱対策はどこまで可能なのか。遮熱対策によるオーディオルームは可能なのかを、実験を踏まえながら検証してみたい。
 当然、その中に寝泊まりして、温度を測るつもりですよ。人体実験ですけど、何か?

 まあ、ちまちまデータを検証したふりをして、いやー、今日もビールがうまいですなあ。やっぱりオリオンですよ。がはははは、「おい、エアコンの温度、下げてくれよ。暑いじゃないか」、いや、先生、もういっぱい。なんて、もっともらしいご意見、御託を並べる、沖縄の教授先生たちとか、建築家とか、建設業者とか、ハウスメーカーとか、工務店とかは、糞食らえだ。
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グブリー川平(かびら)
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