映画『麻雀放浪記』を見た

 『麻雀放浪記』(1984年公開)を見たのは二度目。初めて見たのはレンタルVHSだったはず。
 敗戦直後の日本、焼け野原の町並みと博打に明け暮れる荒廃した日常がマッチしているし、モノクロ映像が更に効果的。ローアングルカメラが旋回しながら麻雀卓上の牌と人物の表情を撮る。
 アクションを封じた若い真田広之が出ている。私生活でも麻雀好きだという加賀まりこの牌捌きが見られる。
 博打のために女を売ってしまう。霊柩車には笑ったし、その後の扱いも雑すぎる。仲間内だけで博打を介して時間と金がぐるぐる回り続ける。建設的な人も意見も全く出てこない。それでもまた博打に出かけていく姿は、所詮人生暇つぶし、だとすれば腑に落ちる。

2014年1月2月に観たおすすめ邦画

2014年1月2月に観たおすすめ邦画

『異人たちとの夏』1988年公開
 監督、大林宣彦。今の目から見ると特撮が稚拙だが、そっちで感動させておいて本当はそっちかー!と完全に手玉に取られて、落涙すらしてしまった。映画にはこういう手法もあるのだと再確認させられた。トンデモ映画に上げる人もいるようで賛否両論それだけ何かを持っている映画だといえる。(1/31掲載)

『転校生』1982年公開
 監督、大林宣彦。その時にしか撮れない女優の一瞬とそれを支える作品との出会い。小林聡美の魅力が炸裂している。鏡に写る裸が「男が乗り移った」裸にしか見えない演技力は素晴らしい。尾道の街並みの美しさが、ただの思春期映画に終わらせていない。(1/28掲載)

『空気人形』2009年公開
 監督、是枝裕和。タイトルだけ見ると完全に引いてしまうはずだが、それはすごくもったいない。ダッチワイフが動き出す導入部は目覚めた初々しさが表現されていて出色の出来。見始めると、いつの間にかあなたは「のぞみ」(べ・ドゥナ)を応援しているはず。(2/5掲載)

『僕の彼女はサイボーグ』2008年公開
 監督、郭在容。言わずと知れた綾瀬はるかの登場シーンの可愛さはすごい。レストランへの突然の登場、デパート女性服売り場での行動、歩道をカメラと平行に移動しながらの表情と仕草。その後はもう見てくださいとしか言えないほど、綾瀬パワーが炸裂。(2/13掲載)

『30-thirty-』1997年公開
 監督は今メディアで活躍している坂上忍、出演者の中に小島聖がいる。映画としてとてもつまらない。つまらなすぎて最後まで見るのは苦痛だと思う。だけど、なぜか毎日この映画のことを考えている。この映画は画像サンプルだと思えば理解しやすいかもしれない。つまり、この断片的な動画をつなぎあわせて面白い映画にしてみてよ、と提示されているのではないか。「映画として成立する条件とは何なのか?」なーんてことまで考えさせられる。一度は見ておいた方がいい、ホントつまんないから責任取らないけど。(2/20掲載)

『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊2.0』(2008年公開)を見た。

 押井守監督アニメ映画『GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊』は5、6回見ている。内容や評価はすでに語り尽くされているから加えるべきところはない。『攻殻機動隊2.0』というリニューアル版が出ていることは知らなかった。
 オリジナル唯一の欠点はいかにもアニメ的な荒い画質だったわけだが、それが改善されている。全編にわたって手を加えているといわれているように、確かに絵の粗さはない。
 さらに、映画冒頭の草薙素子空中ダイブシーン、海中ダイビング、人形遣い追跡時のヘリ、など完全書き換えとも言える立体感を増した絵が差し替えられている。
 これはどうだろう。つながり統一感ということから見ると明らかに絵が違う。このことが映画への感情移入を邪魔しないかどうか。初見で見る人にはやはりオリジナル版をおすすめするけど。

戦後日本史のパロディ、映画『立喰師列伝』

 押井守監督作品『立喰師列伝』(2006年公開)を観た。
 順番として『真・女立喰師列伝』より先にこっちを見ておくべきだったかもしれないが、立喰師を登場させていながらテーマは別になっているので、特に支障はない。
 影絵の革人形を思い出してもらうとわかりやすい。平面的な背景に平面的な人物(実写?)が動きまわるアニメーション。時々部分的に立体的になる。写真も多用される。写真とアニメーションの混在もある。と、書くと複雑なことをやっているように思われてしまうけど、絵の動きは少なく抑制的。
 ヴォイスキャストがエンドロールで表示されるように、この作品は音声のみでも成立すると思う。語りと文体のうまさに聴き惚れてしまう。
 しばらく見ていて気づいた「あ、これは戦後日本、立喰師を使った近代史のパロディになっているんだ」と。オリンピックで放たれた平和の象徴の鳩が聖火の炎で焼け死ぬシーンは笑ってしまった。どぶねずみキャラクターで有名なぴ~ランド批判が面白い。

NHK「会社の星」で取り上げられた音を消す技術

 番組内で取り上げられた技術は3つだった。
 まず吸音パネル。株式会社静科の武紘一。花屋で使う吸水スポンジをハニカム構造で支え板でサンドイッチにしてパネルを作る。
 二番目に出てきたのが、アクティブノイズコントロール。戸田建設の小林正明。逆相成分をかけて消音する方法が紹介されていた。ノイズキャンセリングヘッドホンでおなじみだが、番組では工事現場の重機のマフラー付近に設置する装置(二台のボトル型エンクロジャースピーカーと制御用パソコンなど、ユニットはTOA)を紹介していた。ただ、ノイズキャンセリングは連続音を得意とする消音技術のはず。スタジオで実験までしていたのに、どのような種類の騒音を消せるかの説明がなかった。
 三番目は特殊な壁。同じく戸田建設。60センチの金属板で3メートルの壁と同じ騒音低減効果があるという。実験では49dB→40dBの効果があった。企業秘密のためか「音のエネルギーは先端に集中している」とだけ説明。NHKの番組サイトを見ても、特殊な壁の話題はなかった。
 どうも音が回析する壁の先端に秘密があるらしい。この効果にちょっとびっくりした。スピーカーエンクロジャーの角を面取りするのは理にかなっているのだ。

金のかかったメロドラマ、映画『赤い月』

 なんの知識もなく見てしまった『赤い月』(2004年公開)。
 満州に渡り一旗揚げようとした家族の物語。映画としてではなく金のかかった豪華なメロドラマとしてみれば普通に見れる。
 男たちが戦争のために死んでいくのに、死なないで生き続けることに執念を燃やす波子(常盤貴子)が主人公。満州を舞台にしているが戦争映画だと思ってみるとがっかりするのでそのへんは注意。
 周りの男達が戦争に対する贖罪の言葉を発したり行動したりするが、現地の中国人とのからみは一切なし。いくらなんでもこれじゃあメロドラマでしょう。
 最悪なのは映画の最後、波子にあの言葉で終わらせること。戦勝国のアメリカが自己中戦争映画量産するのは構わないけど、所詮敗戦国の日本がハッピーエンド風に閉めるなんて。このラストは映画関係者の悪意か、はたまた、保険をかけたのか。だからメロドラマレベルにしかなってない。
 ロケ地は美しい。SLの迫力のある映像も見る価値がある。常磐と伊勢谷友介の対面座位お色気シーンも有る。
 同じく香川照之が出演している映画『鬼が来た!』を合わせて見ることをおすすめする。やっぱり映画はこのくらいやってもらわないと。

手抜きのない世界観、押井守監督作品『天使のたまご』

 何で読んだのか誰が発言していたのか忘れたけど、押井守作品でもっとも印象に残っているのは『天使のたまご』(1985年制作)だ、と言っていたのを思い出した。
 方舟について語られるが、物語はあってないようなもの。前半部、セリフはない。造形されている人物は二人しか登場しない。だから、見ていて楽しい作品ではない。
 が、世界観の構築はすさまじい。碁盤目の地平に突き刺さる朽ちた宇宙船のようなもの、女子の髪の毛、水、風、光と影、の描き方。人影のない街並み、象徴としての魚と群像、と独特で印象的な絵の連続。だから、物語は後付であり、世界観が描きたかった、のだろう。
 この作品は公私共に不遇だったようだけど、押井がやりたいことをやった作品ではあるはず。

期待したけどそれほどでも、映画『真・女立喰師列伝』

 押井守に興味があるので期待してみた映画『真・女立喰師列伝』(2007年公開)。
 立喰師とは無銭飲食のことなのだろうか。オムニバス形式になっていて「金魚姫 鼈甲飴の有理」「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」「Dandelion 学食のマブ」「草間のささやき 氷苺の玖実」「歌謡の天使 クレープのマミ」「ASSAULT GIRL ケンタッキーの日菜子」の全6話。途中CMが入る。
 「荒野の弐挺拳銃 バーボンのミキ」は銃撃戦が楽しく見れる。主人公に水野美紀はどうだろう。真木よう子あたりのヤサグレ感が出る女優が良かったのではないか。
 「Dandelion 学食のマブ」ファミリーレストラン店員の女性は何という女優なんだろう。
 印象に残ったのは「歌謡の天使 クレープのマミ」。アイドル論が戦後アメリカの国際戦略まで遡る。バブル期とその崩壊を体験している人ならこの物語はしみじみ見られると思う。

キャラ設定間違ってない?映画『臨場 劇場版』

 なんの知識もなく観た映画『臨場 劇場版』(2012年公開)。原作の小説、テレビドラマ、共に未見。
 冒頭の登場シーン、音がうるさい。黒ずくめミリタリー風の出で立ちの検視官が主人公(内野聖陽)。最後まで観たけど、どうしてこのキャラクター設定なのかまったくわからない。集団に媚びない無頼派というキャラはいいけど、この服装と態度、必要か?後々、このキャラが生きるわけでもないし、外見に比べ弱いし。
 後半部、謎解きで意外な展開があり「面白くなるかな」と期待させるも、やっぱりありがちな着地点に。長話の間に出血多量で死ぬと思うんだけど、と心配しが心配無用の展開に。とほほ、心配していた僕がバカでした。
 検視官に光を当てたのは非常に好感が持てるのだが、縁の下の力持ちをアクション映画ばりに引き立てようとしたのが間違いだと思う。こういうのを見るにつけ『刑事コロンボ』がいかに素晴らしいキャラクターの発明だったかがわかる。

武田梨奈主演、映画『ハイキック・ガール!』

 セゾンカードのCMで女の子が頭突きで瓦を割っている、というトピックを目にしてCMを確認した。「志穂美悦子の後継者になるか?」という期待で映画『ハイキック・ガール!』(2009年公開)も観た。
 うーむ、映画は退屈。手抜きなのか予算や時間の関係なのかカットを割らない映像。アクション映画なんだけどなあ。タイ映画『マッハ!』の影響なのか、アクションシーンをスローで再現するという手法を多用する、いや多用しすぎ。『マッハ!』は超絶技巧が標準速度では確認できないためのスロー再生だったわけで、それが感動につながった。『ハイキック・ガール!』のスロー再生は映画前半はまだ目新しいので効果もあるが、後半はもう退屈で「あ、ちゃんと当たってない」なんてアクションのあらを見ている側が探してしまう。マイナスの効果しかない。BGMも雑。
 武田梨奈は、うーむ、まだわからん。空手はできるけど、アクションができるのかどうか?この映画だけではわからない。武田は、いじめられて虐げられて堪忍袋の緒が切れて爆発する、みたいなマゾヒスティックな役柄が似合うような気がする。そんな容姿と表情を持っている。
 今の日本の映画界にスタントチームが存在するのかしらんけど、志穂美悦子の後釜として、武田を女性アクションスターとして大切に育ててもらいたいなあ、とおじさんは切に願うよ。

敗戦は続くよどこまでも、映画『硫黄島からの手紙』

 映画『硫黄島からの手紙』(2006年公開)を観た。ドリームワークスのアメリカ映画なので邦画ではないのだが、描かれている内容は「日本」といっていいと思うので、邦画の分類にした。
 モノクロ風映像、部分的に着色がある。あまり成功しているとは思えない。邪魔でもないが効果的でもない。戦闘シーンに期待したが、海に展開する戦艦はCGまるわかり、地上戦にも目新しい演出というのは見られない。
 物語は硫黄島に新しく着任した司令官(渡辺謙)と応召兵(二宮和也)、2つの視点から描かれる。戦況の悪化前から島の組織は分裂気味。疲弊し玉砕していく。
 だけどな、現代人の感覚から当時を切られても、それは夢物語を聞かされているようで切実さは感じられない。日本もアメリカも「戦争のちょっといい話」の安物映画を大量生産してなにをしたいのかさっぱりわからん。
 脚本とか演出上の疑問点は、二宮の行動。戦場で生き延びるすべをよく知っているようだが、どこでその知識を身につけたのか。スコップ持って海岸に辿り着くけど、あまりにも予定調和で苦笑する。
 折角設定したのにトンネル内の閉塞感がない。閉塞感がないから島の風景が相対的に生きてこない。
 戦勝国はこのくらい敗戦国に対して度量が広いのだよ(おっほん)。といったプロパガンダ映画にしか見えない。ま、いろいろ書いたけど、見てもいいけど見なくてもいいかなということ。

雪が偽物じゃない、映画『南極料理人』

 以前、見だしたものの冒頭部分で断念した映画『南極料理人』(2009年公開)を最後まで観た。
 ドームふじ基地にほぼ島流し状態の南極地域観測隊員と料理担当西村(堺雅人)の話。南極観測隊といえば、宮嶋茂樹著『不肖・宮嶋 南極観測隊ニ同行ス』を読んだこと、芸人小堺一機の父親が南極観測隊に料理担当として参加したという話を思い出す。
 周りは広々とした雪原だが、物理的に遠出する方法はない。だから基地内の閉鎖空間映画だ。登場人物は八人。劇的展開などというものはまったくなく、建設的話もない。ただただ基地内の生活が描かれる。夏はいいが、冬になると太陽が昇らず、八人はどんどんむさ苦しくなり少し病的狂気じみてくる。
 相手が南極大陸という巨大な自然であり、悠揚迫らぬゆったりしたカット割りとセリフ回しは成功している。特に、調理場面と食事風景が延々と続くのに、味に関するセリフがほぼ出てこないというのは「うまい」演出だと思う。
 後、雪のシーンが素晴らしい。ハリウッド映画でも雪は、羽毛や発泡スチロールだとわかってしまう手抜きの撮影が多い。この映画は北海道ロケ。頑張っただけの甲斐はある。

また対面座位、小島聖出演映画『海猫』

 小島聖出演映画『海猫』(2004年公開)を観た。
 映画としては、うーむ、思春期映画と恋愛映画は感想かける程の知識ないし、興味も熱意もないから。
 伊東美咲がどうしてなよなよした役なのかわからん。仲村トオルが伊東を好きな理由がわからん。以前見かけたかららしいけど、そこまでかなあ。
 裸は出るよ、たくさん。だけど、あくまでもセックスしてますという記号としての裸。昔の映画のように観客へのサービスとしての裸ではない。映画で裸を出し惜しみするようじゃあ世も末だね。
 世も末といえば、これまた父親不在の映画。佐藤浩市側、伊東側の両家とも父親が描かれない。「父ちゃん、仕事で留守がいい」っていうCMあったけど。父親がいない設定のほうが物語は描きやすいってことだろうか。
 小島聖出てるよ。映画『マルタイの女』でもそうだったけど看護婦役(マルタイでは看護婦役の女優役)。裸も出ている。映画『完全なる飼育』同様セックスは対面座位。伊東も小島も漁師の嫁役は似合わない。
 残念ですがどの登場人物にも感情移入できなかった。「世の中を憂しとやさしと思へども飛び立ちかねつ鳥にしあらねば」終わりってことでいいじゃないの、違う?

小島聖出演ドラマ『必殺仕事人2009』を観た。

 小島聖出演、朝日放送(ABC)テレビ朝日制作ドラマ『必殺仕事人2009』第19話「玉の輿」を観た。
 取り立てて書き留めることもない。テレビ時代劇も変わったなあ、と思った。藤田まことが出ているのに東山紀之が中村主水(なかむらもんど)役なので混乱した。必殺仕置人、必殺仕事人は子供の頃に見ていた。暗い絵作り、レントゲン風映像、トランペットとエキセントリックでとんがった時代劇という印象だった。今回観た『必殺仕事人2009』は江戸着物ファッションのドラマ、江戸風コスチューム劇に見えてしまった。
 小島聖は夜鷹で肺病病みで子供の頃に犯罪に関わったというおみつ役。重要な役どころで登場シーンも多いのだが、ドラマ全体が今風の時代劇風なドラマなので可もなく不可もなし。根本的な問題なのだが、今の俳優に時代劇の服装は似合わない。
 綺麗だったのは和久井映見。和服が似合う。 

答えは運動不足でした(笑い)、小島聖出演映画『30-thirty-』

 これまで観た映画の中でもかなりワースト。つまらないし退屈。小島聖出演映画『30-thirty-』(1997年公開)を観た。
 主人公橋本(HAKUEI)は不眠症で三十歳の誕生日を迎える体育座りで営業職のサラリーマン。なんでこの役者が主人公なんだろう?
 とにかく映像でもセリフでも説明がない。ので、登場人物(ちょい役で有名俳優が多数出演)の心理が理解できない。つまらない映画にありがちなパターン、イメージ映像の羅列に終始している。イメージ映像が好きなら映画『去年マリエンバートで』くらいぶっ飛んだ試みに挑戦して欲しい。
 映画後半はただただ走るだけ。走るんだよ。走る。長回しなので役者本当にきつそう。で、一応映画として最後に問題解決の落ちのようなものがつくのだが、走れば解消するのか。だったらただの運動不足じゃん(hi)。
 限りなく少ない良い点を書くと、映画の中でうるさいほど繰り返される曲は美しい。だけど、エンディング曲は歌い方が気持ち悪い。街中の環境ノイズはサラウンドする。
 小島聖は不思議ちゃんとして登場。映画上重要な役だが、この映画で重要って言われても、、、。温泉(?)での入浴シーンあり。
 監督は坂上忍。さ・か・が・み・し・の・ぶ。監督が「30歳は退屈」というメッセージが言いたかったとすれば、この映画は成功している。

びっくり!あまりのつまらなさに、映画『リアル 完全なる首長竜の日』

 いやはや21世紀に入りこれだけ名の知られた俳優を使って劇場で金を取るためにこのような作品が撮られるとは!映画『リアル 完全なる首長竜の日』(2013年公開)を観た。
 つまらない。劇場公開で宣伝までしてこの出来はあまりにもひどい。
 久しぶりに彼女に会えたのに落ち着いている男。開始17分頃、担当医からネタバレになる台詞がある。「え?こんなこと喋っていいの」と心配していると、もう前振りもストーリーもどうでもいい状態に。心配した自分がバカだった。
 途中男女の状況が入れ替わるのだが、なぜ調子を合わせていたのか説明も意味不明。15年前に戻ってスケッチブックが新しくなるのはわかるけど、周りも現在の状態より少しは変えないと観客はわからんし。綾瀬の父親、なんで廃墟にゴミ捨ててるの?首長竜がそのペンダント欲しがる理由は?佐藤健の乗る船が引き返す理由が、綾瀬が柵から落ちたから。登場人物が勝手に納得して即行動する。観客は置いてけぼり。映画の半分くらいで飽きたし、3分の2あたりからは笑えてきた。
 失敗の原因は、他人の意識への侵入、タイムスリップ、恐竜アクション、恋愛映画と欲張りすぎたこと。補助金まで投入されてこんな映画ができあがるとは、日本は平和ですなあ。
 映画『CURE』で指摘したけど、余韻を残すこととストーリーを回収しないことは違うから。まだ二作品しか見てないけど、この黒沢清って監督、完全に混同していると思う。
 綾瀬はるかもそろそろ体当たりの映画にでないと、こんな表面的な演技で済むような映画に出続けると疲弊して、才能と女優人生ダメにするんじゃないかな。

静かに嫉妬する女を好演、小島聖出演ドラマ『日本のこわい夜』

 久しぶりに小島聖出演作品を観た。
 どうでもいいけど正式タイトルは『世界最恐JホラーSP 日本のこわい夜』、TBSテレビのドラマで放送日は2004年09月22日。
 オムニバス形式になっていて全5話。イントロダクションとしてバス内での語りが入る。番組資料に当たると5話の順番が入れ替わって表記されている。誤記なのか、その後の再放送などで入れ替えがあったのかよくわからない。僕の観た作品は「くも女」「すきま」「大生首」「金髪怪談」「予感」の順番だった。
 予算の関係なのか閉鎖空間を取り扱った作品が多い。「怖がらせる」演出が目立ちすぎて取り立てて書くべきこともないなと思ったら、最後に出てきた見るべき作品「予感」。
 孤立したエレベーターという場所への導入が自然だし、閉鎖空間をうまく使っている。小島聖はエレベーターの女という役で出ている。小島の情念のこもる暗い演技が役にあっているし、体格がいいので白いスーツが似合っている。最後に出てくるシルクハットの案内人以外は無駄のない登場人部でキャスティングも締まっている。怖がらせるのではなく怖い話として物語は最後まで救いはない。

知らないほうが幸せということもある、映画『時をかける少女』

 筒井康隆の原作は遠い遠い昔読んだことがあるとおぼろに記憶している。こんな映画だったんだ『時をかける少女』(1983年公開)。
 映画の出だしが重苦しいし、セリフが硬い。姿見を覆うカバー、学校の焼却炉、落ち葉焚き、下駄履きで出かける、と83年は遠い昔になってしまったのだなあ。
 この映画には性的イメージが散りばめられている。倒れた原田知世を抱き上げるとき抱く場所を交換する。女教師の不必要な短パン姿。女教師が原田の生理を匂わす発言。キスする人形。子供の頃に血を吸う。原田に対する「大人になるときはそういうことがあるらしいよ」。恋愛関係にすらなってないのに原田は「もっと強く抱いて」という。大人になる少女の暗喩にしてはステレオタイプすぎる。
 特殊効果は今の目で見ると紙芝居のようだが、尾道の情緒ある街並みがきれいな上、不思議な物語で最後まで見られる。
 思春期映画は苦手と前に書いたが、自己分析すると好き嫌いの傾向がわかってきた。腹が立たないのは、転校生、時をかける少女、櫻の園、サマー・タイムマシーン・ブルース、天然コケッコー。腹が立つのは、悪の教典、告白、桐島、部活やめるってよ。
 腹が立つ映画の特徴は、社会とも自然ともかかわらず自分だけで世の中が成立していると思い込んでいる思春期連中が出ていること。「クソつまんねーことぬかしてんじゃあねえぞ」と言いたくなる。
 エンドロールで原田がテーマ曲「時をかける少女」を歌う。映画の中で使われた場面場面で歌っている姿をつなぐという奇妙な設定。映画の中でも妙な歌を歌うシーンがある。「知らないほうが幸せということもある」確かにテーマ曲「時をかける少女」のイメージが崩れた。

うまいこの組み合わせ、ポカリスエットとシークワァーサー

ポカリスエットとシークワァサー

 ポカリスエットの欠点は味があふぁいという事、シークワァーサーはすっぱすぎる事だと思う。それを互いに補うこの組み合わせ、ポカリスエットとシークワァーサーはコクが出てうまい。おためしあれ。

クラウドとしての桐島、映画『桐島、部活やめるってよ』

 まさか映画製作の場面が描かれているから好評価ってことはないよね?映画『桐島、部活やめるってよ』(2012年公開)をがんばって二回観た。
 1位に掲げるほどの映画なのだろうか。前半部分に描かれる高校生活がうざくて嫌悪感を覚えてしまうので、映画全体の感動が削がれる。若者にとってリアルなんだろうか。高校生なんて現実にそうだよ、と言われると返す言葉もないが、逆に言うと嫌悪感を覚えさせるほど映画としては成功しているとも言える。
 もともと映画は神の視点とも言われるけど、多視点、並行した時間軸、映画編集とはこういうことなんだと納得させてくれる作りになっている。ただ流行りなのかこういう手法が最近多いな。部活のシーンは本物っぽくていい。
 桐島は物語を進める牽引力として使われていることはわかる。けど「だからどうしたんだ?」という素朴な疑問が湧いてきて、映画的感動はあるが物語としての感動はない。映画的技法を駆使した大団円は認めるけど、登場人物の誰にも感情移入できなかった。
 やっぱり人間になりきっていない思春期の動物を扱った映画はワシには難しい。

主人公は生活と自然、映画『天然コケッコー』

 まとめサイトにも有益な情報があるもんだ、映画『天然コケッコー』(2007年公開)を観た。
 何かが起こるわけでもないが起こってないわけでもない。物語やストーリーではない何でもない生活の一場面や風景が美しい。望遠による長回し、教室内でカメラのパンによる時間軸の移動、など行き届いた映像表現。これまでの映画作法ではない演技とドキュメンタリーの間のような映画。
 この映画を見ていると子供の頃の記憶が蘇ってきた。若いころの感覚までもが写り込んでいるのがすごい。
 方言の素晴らしさ。「行ってきます」を「行って帰ります」という。マラソン中継しているテレビ画面に「他にない?テレビ」という。田舎の言い伝え。初めて降り立った東京の駅、川(海?)の風景を見てホッとする気持ち。
 主人公(と思われる夏帆)はしっかりしているようだけど、少しバカ。それを表現するエピソードが秀逸で、東京から来た転校生の着ているジャケットが欲しいばかりに自分から出した交換条件がチュー(接吻)。人間ドラマが動いているのではなく、自然の中の里山に抱かれた人々の時間がただただ過ぎていく。

 まあ、あんまり書きたくはないんだけど、東京から来た転校生役の岡田将生(おかだまさき)、彼の演技がどうとかじゃなくてキャスティングとしてどうかなあ? ちょっとういているようだけど。東京から田舎に来たという設定だからういていていいのか。彼が出てくると「あ、映画だった」と現実に引き戻されるんだよねえ。

なぜ?まとめサイトでは高評価、映画『CURE』

 映画『アフタースクール』の時もそうだが、まとめサイトって本当に映画見てるんかねえ。見てるんならその選択眼、節穴としか思えないんだけど映画『CURE』(1997年公開)を観た。
 謎を散りばめんるだけならだれでも出来るよ。意味深な映像を散りばめて回収しないのは観客への愛がないか駄作ということでしょう。もし物語が破綻しているなら折角だから一矢報いるようなことをやってもらわないと。例えば、映画『リング』。真田広之のキャラ設定がぶつぶつ言っているだけでわかりづらいけど、最後の最後、あの名シーン(一歩間違うと笑いになる)で記憶に残る映画になったわけだ。
 文句から最初に書いたが、良い場面もある。役所広司が問題を解決し(と思われる)、レストランで食事をする。それまで顔色の優れなかった役所がステーキを完食し、タバコにコーヒーまで呑むというシーンは、他人の不幸が当人の幸福になっていることを示しているよく出来た映像だ。また、荻原聖人の人をいらいらさせるセリフ回しは見ているこちらもイライラしてきてうまい。
 余韻と物語を回収しないこととは違うから。勘違いしないように!

大人におすすめハードドラマ、映画『外事警察』

 NHKドラマからの派生映画というのだろうか、映画『外事警察 その男に騙されるな』(2012年公開)を観た。
 テレビドラマから引き継がれているビデオ撮影ながらフィルムライクな汚し効果が行われている暗めの画面は健在。びっくりしたのは閉鎖空間での銃撃シーン。反響を多用した射撃音。映画『リベリオン』を思わせる暗闇のマズルファイヤーと頑張っている。
 物語は日本と朝鮮半島を股にかける核テロとの戦い。徹底的にゆるい部分はないハードドラマ。物語に関係のないギャグなどを入れて「こういうのが面白いんでしょ?」と思い込んでいるバカ邦画に飽き飽きしている大人におすすめ。
 音楽は梅村茂。エンディング曲にボコーダー風でありストリングス風でもある奇妙な音色が使われている。

志穂美悦子が見れる、映画『里見八犬伝』

 見覚えがあったが、ラストは覚えてなかった映画『里見八犬伝』(1983年公開)。
 アクション女性スターは志穂美悦子の前にも後にもいない。日本映画の至宝、孤高の人、志穂美悦子が出ているだけで見る価値がある(残念ながら志穂美、現在はピーピーピーの妻あである)。
 オープニングとエンドの絵と音がなおざり。体育館の緞帳のイメージか?
 「この世で自分が一番強いと思った時から滅びの道が始まるのだよ」いいセリフだねえ。
 出たー、やっぱり裸。いいねえ~、この出し惜しみしないサービス精神。これこそ映画!
 薬師丸ひろ子の濡れ場(顔だけ)に英語の曲(ジョン・オバニオンっていうんだへー)が流れる。すごいセンス。お姫様にそんなコトしていいのか。
 1980年代のハチャメチャ映画。強引なストーリーとバレバレの特撮、だけど最後まで見れる。このエネルギーが今の映画にも欲しい。

みうらじゅん推薦、映画『ラストラブ』を観た

 TBSラジオ『たまむすび』金曜日コーナー「伊集院光のツタヤに行ってこれ借りよ」でみうらじゅんが推薦していた映画『ラストラブ』(2007年公開)を観た。
 トンデモを期待して観たが、意外や意外、多少場面展開の強引さはあるものの、オーソドックスなラブストーリーであり音楽映画だった。特徴的なのは、主人公がサックス奏者という設定のためか、音響は大きめで豊富だった。映画冒頭の車の中と街中の環境ノイズの出し入れ、教会内部のホールエコーと楽しめる。
 えー、じゃあ何が面白いんだよ、みうらじゅん!といいいたくなるが、ちゃんと推薦の理由はある。
 「アッキーラ!」こと田村正和である。金ドラに出ているのを初めてみて「このおっさん誰?」と思ったあの頃から有余年。何もたさない何もひかない(キリッ)。何も変わっていない田村の演技。もう、誰も注意できないし、するきもないんだろうなあ。ものまねされるあの独特の演技とセリフ回し。映画関係者がかっこよく田村を撮ろう撮ろうとすればするほどパロディになっていくという矛盾。田村がしゃべればしゃべるほど観客が映画から現実に引き戻されていくという台無し感。
 この映画『ラストラブ』を見ての感想は田村正和「孤立(色んな意味で)」という二文字しか浮かばない。

「これはみんなの夢なの!」by綾瀬はるか、映画『おっぱいバレー』

 「そうだ!その通り」と画面に叫び、映画を見終わった時に「ナイスおっぱい!」(by仲村トオル)と共に叫びたかった、映画『おっぱいバレー』(2009年公開)。
 うーむ、大いに期待はずれですなあ。原作があるようだけど、監督の責任なのか、脚本が悪いのか。岡田惠和っていつも薄ペラい表面的な人間しか描かないなあ。『タッチ』が最終目標みたいなことを言っていたようだけど、精神年齢は大丈夫なのか?
 あのあさあ、タマフルでも言っていたけど、このタイトルでこの映画の最終決着っていくらなんでも詐欺じゃない。虚構に詐欺っていうのも論理矛盾だけど、最低限の作る側と見る側の「お約束」ってものがあるでしょう。それに中学生ってこのくらいのもんだよねっていう演出も、テレビドラマ『ドク』を思い出させて不快。
 せっかくの綾瀬はるかも痩せて『僕の彼女はサイボーグ』の頃より不美人になっているし、そう映る。
 何のために金払って映画館という暗い洞窟にわざわざ身を沈めるのか、考えたことあるんだろうか。うだうだ屁理屈ばかり並べないで脱げよ押し倒せよ日本映画!

佳那晃子が怪しくエロい、映画『魔界転生』

 なんか昔よくテレビで流れていたなあと思ったけど、最後までちゃんと観たのは初めて、映画『魔界転生』(1981年公開)。
 物語は奇想天外というかハチャメチャ。時代劇の舞台や殺陣がちゃんとしているからこそ見れる。ただのハチャメチャではない。
 沢田研二が怪しい役になりきっているけど、やっぱり印象的なのはガラシャ役佳那晃子。いやはや昔の映画と女優さんはちゃんと脱ぐし意外なところで脱ぐし無意味に脱ぐのが素晴らしい。佳那晃子、あやしすぎる。
 当時の技術では生首が作り物であることがまるわかりなのは残念だけど、炎上した城の中での殺陣は必見。昔のゆるい安全基準だからこそ撮れる映像。今はムリだろうなあ。
 フュージョンのドラムソロを挟み込む感覚はすごい。

この映画は予習してから観たほうがいい、映画『独立愚連隊』

 名前は前々から知っていたのだがやっと見れた映画『独立愚連隊』(1959年公開)。
・昔の俳優は乗馬がうまい。西部劇風のオープニング。
・物語は一個小隊が全滅するまでを描く。
・セリフが不明瞭、独特な言い回しにより物語の動きを把握するのに苦労した。「ぐんきがかえってくる」というセリフで「ぐんき」ってなんだ?と思っていたら、何と軍旗のことだった。旗がそんなに大切なモノだったのか。価値観さえ共有できないほど時は流れている。ま、もちろん旧日本軍のカリカチュアなんだけど。
・中国軍と日本軍の違いがわかりにくい。
 この映画は予習して見ることをおすすめする。先に全体像を掴んでおけば、登場人物の行動動機に疑問を持たず素直に感情移入できるはず。
 当時、シリーズ化されるほどのヒット作だったよう。その面白さが今の僕にはわからなかった。当時の人は旧日本軍あるあるとして笑い飛ばし溜飲を下げて見ていられたのかもしれない。

サイボーグという隠れ蓑、映画『僕の彼女はサイボーグ』

 いやー、綾瀬はるかが可愛すぎる映画『僕の彼女はサイボーグ』(2008年公開)を観た。絵になるとはこういうことかと思い知らされる。
 綾瀬はデパートの婦人服売り場を歩いているだけで可愛い。さらに歩道を歩いているだけでとんでもなく可愛い愛くるしい。このシーンだけでこの映画は見る価値がある。その時にしか描けない映像がある。
 映画『ターミネーター』のパロディシーンで脱いでも良かったんじゃないかな、綾瀬の事務所。昔の女優のようにパッといこうよパーッと、日本映画! ま、後で着せ替え人形のように綾瀬はるかファッションショーが用意されているけど。
 ネットでおすすめの邦画を検索していてこの映画はヒットしなかった。評価が低いように感じるけれど、映画を見終えて「ちゃんとおもしろい」と思った。
 映画の傷から先に書いておくと、あの人がまったく同じというのはねえ。そこは「どういうこと?」と一瞬映画を見ている自分を意識してしまった。そこが最後の展開としてしつこいかなあ。もう少しスパッと終わって欲しかった。
 イメージシーンのような絵に音楽を大きめに流す部分があるんだが、やりたいことはわかるけどもう少し工夫して欲しかった。
 で、良い点なんだが、物語が意外なことに多重構造になっている。予想できない展開があって、ぐいぐい視聴者を引っ張っていく展開力がある。
 銃の乱射シーンでスローモーション(彼女の視点)になるとちゃんと音響の中に低音の効果音をはめ込んでいた。これは素晴らしい。
 それと、あの出来事を描いている点は立派。2008年の技術で描くとこのくらい本気に見えるんだ、と関心した。今見ると絵空事では済まされない。見るほうが変わったのだ。
 夜のバス停が出てくる。隣のトトロ、菊次郎の夏と日本の田舎のバス停には何か暗喩めいたものが存在するのか?
 最も関心したのは、小出恵介をちゃんと描いている点だ。いろいろな場面展開で小出の人間性を多角的に見せることによって、その対比で綾瀬はるかの存在が浮かび上がる。
 それにしても日本の映画は女の子が頑張るねえ、ナウシカ、攻殻機動隊の草薙素子、空気人形、彼女。

映画『ひまわり』を思い起こさせる、映画『約束』

 映画『約束』(1972年公開)を見た。いやー、萩原健一のはっちゃけたやんちゃな演技がすごくいい。萩原の映画やドラマをこれまでちゃんとみたことがなかったのだが、なるほど評価されるわけだ。それに比べ、岸恵子がおばちゃんにみえる。映画上の設定もあるんだろうけど、岸はおばちゃん顔だ。
 何度もリピートされる旋律、列車、恋愛ドラマ、と映画『ひまわり』を思い起こさせる。だけど季節は冬。とにかくみんな寒そう。それにしても、恋愛にこういう設定があったか!とびっくり。
 鮮明なビデオ映像になってから、こんな明るい部屋ないだろう、なんて映画やテレビドラマに興ざめすることが多いのだが、フィルムはやはり感情移入しやすい部分がある。被写界深度の浅い望遠映像が多用されているけど今はこういう映像あまりみない。後、今見ると、音楽や演技が大時代的でうるさく感じる。
 昔の映画はタバコが重要なアイテム。今の映画に違法薬物の麻薬はよく出てくるのに合法嗜好品のタバコが出てこないのは偽善なんだろうなあ。「あんた唖(おし)かい?」という会話が頻出するのでテレビ放送は自主規制で無理かな。
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グブリー川平(かびら)
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