いろいろ適当、映画『エンドレスアフェア 終わりなき情事』

 松田礼人監督映画『エンドレスアフェア 終わりなき情事』(2014年公開)を観た。いろいろ適当、映画でやる必要なし。見てもいいし見なくてもいい。
 顔のアップ多すぎ。SNSを字幕で表示。駄作にありがちなパターン。目合(まぐわい)シーン、キスと首なめばっかり。おっぱいポロリ一切なし。小島聖の背中が出るくらい。
 小島、ヒールを履くと戸次重幸よりも背が高くなる。顔のアップになると頬の肌荒れが目立つ。眼の下のアイラインはパンダに見えてしまう。背も高く手足も長いクラシックバレーで鍛えた体型。その上、巨乳(『完全なる飼育』(2013/10/14掲載)参照)なのに、身体を活かす作品に出会っているとは思えない。期待のし過ぎかな。驚きの顔から怒りの表情は、ホラー映画に向いていると思うけど。
 戸次の妻役に酒井若菜。こちらもデカパイ。なのにそれを活かすファッションやシーンなし。『バイロケーション』(2015/9/1掲載)で街中を走るシーンがあったでしょう。巨乳揺れていたよねえ。子供が行方不明になったときになぜ走らせないかなあ。松田、俳優の見せ方下手くそ。
 ちなみに小島と酒井は『恋の門』(2013/11/17)で共演している。
 戸次、表情が怒り顔、普通の顔、困っ顔、笑顔、の四パターンしかない。すごく記号的な表情している。アンドロイド役とかうまいかもしれない。
 映画の中の設定や見せ方がすごく適当。小島、国の関係で通訳の仕事、をしているらしいけど、そんなシーンはほぼありません。パーティーで英語をちょっと話す、調べものをしている、だけ。ものすごくやっつけ。
 戸次、仕事で忙しくオフィスのフロアが何度も映るけど、具体的な仕事は全然わからない。プロジェクトの計画をねっているらしいけど、図面とか書類が出てくるだけ。これまた適当。
 戸次が娘の腕にあざを見つけるシーン。見つけた瞬間、ダーンと衝撃音のようなSE。笑った。表現が古臭すぎる。その後、腕のあざの件、なんにも進展しません。
 ラスト、オチがつまらん。一年後なのに三人が偶然会うんですかあ?。すごい偶然ですねえ。その上に回想で描かれているのに、それを立ち聞きしている戸次が知るっておかしいよねえ。脚本も適当、なんか色々やっつけ仕事。
 ロケ地、日本科学未来館、横浜中華街。

久しぶりの小島聖、映画『続・深夜食堂』

 松岡錠司監督映画『続・深夜食堂』(2016年公開)を観た。箸にも棒にもかからないエピソードの羅列。見てもいいし見なくてもいい。
 エンドロールを見ると「焼肉定食」「焼きうどん」「豚汁定食」の三つに分かれてキャストが紹介されている。オムニバス形式風だけど作品内でタイトルが字幕で出ることはなかった。
 食堂映画にしては料理シーンは少なめ。具材を切ったりするシーンはほぼない。煮込んだり焼いたりする場面はフライパンや鍋と手元が映るだけで俳優の姿はない。後、サンマを焼いている姿の小林薫。まあ、調理シーンの演技を俳優に教える手間を惜しんでの手抜き改め映画的省略と思われる。エンドロールに方言指導はあっても「料理指導」はなかったと思う。
 後、池松壮亮は蕎麦屋の跡取り息子のはずなのに出前のシーンのみ。そばを打つシーンなし。これまた手抜き改め映画的省略。こんなんばっかり。ディテールを描く気が全く無いのがばればれ。
 「焼きうどん」のエピソードに小島聖が出てくる。小島、でかい。手足が長い。後、顔が男顔。正直、画面内で違和感がある。片桐はいりを何故か思い出す。後、事務員姿、制服姿が似合わない。役も固定されている感じで、池松の年上の恋人役。大きなお世話だけど、それならどんな役があるのか?。全然、思いつかない。刺激してくるものがない。
 気になった女優は女刑事役の篠原ゆき子。顔が小さくて端正な感じが、アクションとかサスペンスに似合いそう。洋画『羊たちの沈黙』を何気に思い出した。
 『深夜食堂』(2015/8/5掲載)では多部未華子を指導するという役割があったけど、『続・深夜食堂』では全く何もしていない小林薫。食堂の部分をバッサリ切って、オムニバス形式にすれば済む話。『深夜食堂』大したことなかったけど、さらにどうでもいい感じになっている。
 高層ビルの風景の中に墓地。ロケ地は常円寺か?。

こんなに可愛い頃があったんだ小島聖、映画『タスマニア物語』

 降旗康男監督映画『タスマニア物語』(1990年公開)を観た。小島聖ファンなら必見。
 地球からオーストラリア上空になりタスマニア島。観光局や航空会社が協力していて、映画冒頭から観光宣伝臭がある。
 母親が亡くなり東京?で叔父叔母に育てられている主人公の正一。オーストラリアで働いている父親の田中邦衛に会いに旅立つ。のだけど、父親は仕事を辞めタスマニア島で暮らしているらしい。シドニーで出会った実と会社の同僚薬師丸ひろ子の三人でタスマニア島に渡り父親の家へ。
 でまあ、色々あって田中の夢だったタスマニアタイガーを息子の正一が見ることになりめでたしめでたし、島を一人で出る。という青春一人旅ものとでもいうのだろうか、そんな映画。例、邦画なら『旅の重さ』(2015/4/2掲載)がある。
 映画としては可もなく不可もなし。『ウルルの森の物語』(2015/2/12掲載)のような自然愛好人命無視バカ映画にもなってないし、正一が特別成長もしないという、本当に程々の出来。
 だけど、見どころは、可愛いウォンバットをいじっている正一と実の二人を注意する自転車に乗って現れる小島聖がめちゃくちゃかわいい。手足が長くバレー体型。映画はこの作品がデビューかな。当時14歳くらい。
 最大の見所は73分頃、湖?の上にボート。正一と小島が乗っている。ワンピ姿の小島を見ているうちに興奮、正一オールをバタバタと漕ぎだす。それでも収まらずに股間を押させて小島を背にする。小島が「どうしたの?」と声をかけてくるので、正一水の中にダイブ。水の中に下半身を隠す。
 うーん、気持ちはよく分かる。こんな可愛い子と湖の上ボートで二人っきり。そりゃあ勃起するよねえ。
 気づいたことを書くと。薬師丸の部屋に2wayスピーカーがある。白いコーン紙でフォステクス風ユニットなんだけど、二つのユニットがどちらも口径違いのフルレンジに見える。ないわけじゃないけどできればツイーターをちゃんとつけて欲しいところ。
 これまた『神様はバリにいる』(2015/8/11掲載)同様、地元民は風景のような扱いで人格はほぼ与えられていない。特別タスマニア島である必要性がない。
 強引に引き取られていった実や、小島との関係などはその後描かれず、尻切れトンボのまま。
 まあ、最大の難点は子役の正一と実の演技が大味ということ。かなりひどい部分もあって興ざめ。

BCLファン小島聖ファンにおすすめ、映画『絶対恐怖Boothブース』

 中村義洋脚本監督映画『絶対恐怖Boothブース』(2005年公開)を観た。閉鎖空間と回想の使い分けが非常にうまい。登場人物に無駄がない。おすすめ。
 ラジオのアナウンス風の声。モノクロ(電話のみ着色?)。後ろ姿、電話で聴取者からの相談を受けている男。アナウンスブースからガラス越しに副調整室が見えている。電話の主の女は心中を起こしたと言う。それも三十年前。私は死んだのに男は生きている。で、男、ブース内で首吊り。ドアに第6スタジオの文字。
 タイトルどーん。で、まあ、現代の放送局に場面転換。DJの佐藤隆太が現れる。。これまで佐藤を特別気にしたことはなかったけれど、この映画の中の佐藤はうまい。女にだらしなく男性スタッフに冷たく、ヘラヘラして調子のいいDJ役をうまくこなしている。愛車が赤いアフファロメオというのも実にいい。
 で、佐藤が追いかける女が小島聖。捨てられる女を好演。テレビ朝日のドラマ『松本清張わるいやつら』(2013/11/7掲載)でも捨てられて気が触れたような演技がうまかった。この映画の中でも小島の十八番、恨みを残したような目と無表情な態度が印象的。これまで見た彼女の作品の中でキャラ設定といい映画の内容といいダントツでよく出来ている。小島ファンなら絶対のおすすめ。
 映画として、作りがとても丁寧。まず古ぼけたスタジオ内部が良く出来ている。特別協力としてニッポン放送がクレジットされているので機材を持ち込んで作りこんでいるのだろう(知らないけど)。この内部を見るだけでこの映画は期待できる。神は細部に宿る、は本当。
 首吊りをイメージさせるコードの垂れ下がり、ブース内のロッカーが勝手に開き現れる600型電話機(いわゆる黒電話、ただし色は黒ではない)。電話をつなぎ替えるスイッチャー、古いヘッドフォン、放送作家の役割、電話にでるリスナーに対して「ラジオのボリュームを下げてください」という注意、などなど、BCLファンなら見ていてすべてが楽しい。
 で、非常にうまいのがリスナーの相談と佐藤の過去をシンクロさせた回想部分の使い分け。小学生時代からの過去が徐々に明らかになるに連れ、佐藤の人間性が浮かび上がってくる。
 さらに、ラジオの生放送なので放送中と曲やCM中の人間性の移り変わりも作用しているし、分厚いガラスで仕切られた声の届かないブースと副調整室の特性を利用した映像のみの心理表現など、実に巧みな映画の構造となっている。いやはや、この脚本は実にうまい。映画『ラヂオの時間』(2015/3/1掲載)にあきあきした方なら絶対こちらを見るべき。
 回想部分でちょっとおもしろかったのが海岸シーン。アルファロメオに佐藤と小島。小島が「私の時間を返して」と食い下がると足蹴りされ社外に転がり落ちガードレールに頭を打つ小島。このシーン、どこかで見たなあ、と思ったら『悪人』(2014/10/20掲載)に出ていた満島ひかりが同じ状況に遭遇していました。なんか、身につまされますなあ。
 気になる点は一箇所。小島はガードレールに後頭部をぶつけて出血する怪我をしているはずだけど、後半、なかったことになっている。ここは辻褄があっていない。
 で、まあ、意外な展開があり、さらに佐藤は追い詰められることに。だけど、それだけでは済まないんだよねえ。ここは見てのお楽しみ。BCLファン、小島聖ファン、映画ファンも納得の一本。中村、脚本と監督。腕あるなあ。

小島聖の甲冑姿、映画『劇場版タイムスクープハンター-安土城最後の1日-』

 中尾浩之監督映画『劇場版タイムスクープハンター-安土城最後の1日-』(2013年公開)を観た。テレビの同番組ファンならどうぞ。
 現代人が過去にタイムトリップ、その時代の庶民の生活を映像取材するというのが要潤の仕事。過去の歴史に介入しないとか、取材するときの交渉術は企業秘密なので公表しない、など、NHK「タイムスクープハンター」のお約束はそのまま引き継がれている。この辺を納得できるかどうかがこの映画に感情移入できるかどうかの分かれ道。
 時代劇といえば江戸時代なわけだが、別に鎌倉時代劇だろうと弥生時代劇だろうとジュラ紀時代劇だろうとあってもいいわけだが、もちろんそう呼ばないだけでSFに分類されたりファンタジーとして撮ったりしているわけだ。
 その辺の固定観念を意図的に外していろんな時代を描いていくという姿勢には好感が持てる。ただし映画にする必要があるのかどうかは疑問。
 映像的には矢の飛び交う表現にドキドキする。洋画『プライベート・ライアン』の海岸上陸シーンの表現方法を思い出す。
 出演者で印象的なのは上島竜兵。役者ではないのでいろんな役をこなす必要はないが、この映画の小心者の配役ははまっている。
 小島聖は遊び女役から甲冑姿に着替えるという珍しい展開。アクションシーンっぽい場面もちょっぴり。映画の中では一応ワケありの役。豹変して後のちょっと切れた感じの表情がいい。
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グブリー川平(かびら)
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